「サラリーマンでもセミリタイアできるの?」
「セミリタイアに興味はあるけど失敗したくない…」
あなたも、このようなことを考えたことはありませんか?
この記事では、会社員として働く人に向けて、セミリタイアを成功させるためのポイントを解説します。
「サラリーマンでもセミリタイアできる方法を知りたい」「失敗しないためのポイントを知りたい」という方は、ぜひ記事の続きをお読みください。
メディア監修 かみざと
沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。
【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出
セミリタイアとは?
「リタイア」という言葉は耳にしたことがあるものの、どんな意味なのか知らない方も多いでしょう。
リタイアとは、退職年齢を迎える前にフルタイムの仕事を辞めることを言います。
サラリーマンの場合、60歳から65歳が退職年齢の目安となるので、それよりも若い年齢で仕事を辞めるということですね。
では、セミリタイアの場合はどうでしょうか。
セミリタイアは、正社員(フルタイムの仕事)を辞めますが、その後もある程度働いて収入を得ながら暮らすことを指します。
仕事に追われることなく、余裕のある私生活を送りたいという人に合った暮らし方です。
また、それによく似た言葉で「早期リタイア」や「FIRE」というのも聞いたことがあるかもしれません。
それらと比較した場合、ある程度の仕事を継続するという点で、セミリタイアの方が実現しやすいと言えるでしょう。
ちなみに、セミリタイア・早期リタイア・FIREの違いは以下のとおりです。
早期リタイア
早期リタイアは、定年退職を待たずに退職金を受け取り、仕事を辞めることを指します。
最大の特徴は、リタイア後はまったく働かないという点です。
早期リタイアを実現したら、貯金や不労所得などをもとに生活することになります。
つまり、それまでにある程度の資金を確保する必要があるため、一般的なサラリーマンが早期リタイアを目指すのは、ややハードルが高いと言えるでしょう。
FIRE
FIREも、定年退職を待たずに正社員(フルタイムの仕事)を辞める点は同じです。
大きな違いは、株式投資や不動産投資などで生計を立てるという点にあります。
FIREの場合、運用益がメインの収入になるので、準備の段階から入念な計画が必要です。
また、投資には必ずと言っていいほどリスクが伴うため、FIRE後も100%安泰とは言えません。
そのため、早期リタイアほどではないですが、ある程度の資産は必要になるでしょう。
サラリーマンがセミリタイアを考える5つの理由
では、セミリタイアに話を戻しましょう。
サラリーマンとして働いていると、満員電車や残業、人間関係などでストレスを感じる機会が多いですよね。
そんな影響もあり、セミリタイア生活が余計にキラキラして見えるかもしれません。
多くのサラリーマンたちは、実際どんなことを理由にセミリタイアを考えているのでしょうか。
セミリタイアを考える理由として多いのが、以下の5つです。
- 会社員からの脱却
- 人間関係に疲れた
- 将来への不安
- おだやかに暮らしたい
- その他
あなたも、ひとつは思い当たるのではないでしょうか?
ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
1)会社員からの脱却
サラリーマンとして働くなかで、長時間労働や過度なノルマを強いられた経験がある人も少なくないでしょう。
「過酷な状況から抜け出したい」
「ブラック企業を辞めたい」
勤めている会社によって状況は違うと思いますが、何かしらの不満を抱えている人が多いのではないでしょうか。
そのような思いから、収入よりも自由な時間が欲しいという理由でセミリタイアを考え始める人もいます。
時間的な制約から解放されたいという思いが強い人ほど、セミリタイアを目指す傾向にあると言えるでしょう。
2)人間関係に疲れた
サラリーマンをしていると、上司、同僚、後輩、取引先など、さまざまな人と関わりますよね。
上司と部下の板挟みにあったり、取引先の顔色を伺ったり、トラブルも日常茶飯事。
社歴が長くなり役職が上がれば上がるほど、そのような機会が増えるかもしれません。
しかし、ひとたびセミリタイアを実現すると、そんな人間関係の悩みから一気に解放されます。
忙しい毎日で気疲れしている人は、セミリタイアに憧れを抱きますよね。
適度な人間関係を求める人には、セミリタイア生活が向いていると言えるでしょう。
3)将来への不安
サラリーマンを長年続けていると、「人生このままでいいのか?」というような漠然とした不安に襲われることもあります。
あなたも、そのような経験はありませんか?
同僚の転職やリタイアを目の当たりにすると、つい焦ってしまう。
フリーランスという働き方が浸透してきたこともあり、サラリーマンを続けることに疑問を抱いてしまう。
ずっと同じ会社で働き続けている人ほど、人生の転機のきっかけとして、セミリタイアを考えるのかもしれません。
4)おだやかに暮らしたい
「将来は田舎に移住してのんびり暮らしたい」
「人生で一度くらいは海外で暮らしてみたい」
そんな夢を抱いている人にとって、セミリタイアこそ理想の暮らし方かもしれません。
そして、それはある意味、労働環境や人間関係から来るストレスの反動とも言えます。
自分を犠牲にして働いてきた経験のある人は、環境面はもちろん、メンタル面でもおだやかに暮らしたいと思うのは無理もないでしょう。
また、総務省の調査によると、令和3年度の移住相談件数は過去最多を更新しているそうです。
このことからも、地方に移住してのんびりくらしたい、と考える人が増えていることがわかります。
5)その他
平日は毎日仕事に追われ、休みの日は疲れて寝てしまう。
もしそんな日々を過ごしているとしたら、自分が本当にやりたいことに使う時間がありません。
セミリタイアを実現すれば、やりたかったことに挑戦したり、長年の夢を叶えたりするために、自分の時間を使えます。
まさに、自由な時間が手に入るということですね。
人生100年時代と言われる今、40代や50代は折り返しの年齢です。
そして、若くしてセミリタイアを実現すれば、その分チャレンジできる時間も増えます。
体力のあるうちにやりたいことをやる。
まだまだ挑戦できるのでは?という思いからセミリタイアを目指すのも、納得ですよね。
セミリタイアのデメリット3つ
サラリーマンの人たちがセミリタイアを考える理由に、思わず頷いてしまうことがあるかもしれません。
しかし、セミリタイアで手に入るものがある反面、デメリットも存在します。
せっかくのセミリタイアで後悔しないために、あらかじめ確認しておきましょう。
保障や福利厚生がなくなる
まず、デメリットとして挙げられるのは、保障や福利厚生がなくなることです。
正社員として働いていると、手当や休暇制度などが用意されていることが多いですよね。
セミリタイアと同時にそれらが適用されなくなるので、結婚や出産などのライフイベントに対応しづらくなります。
また、有給休暇や傷病手当金などの制度も使えなくなるので、健康管理にも今まで以上に注意が必要です。
このように、サラリーマンを辞めるとさまざまなシーンで不便が生じることになります。
その点は十分に考慮しておきましょう。
社会的な信用が低下する
次に、社会的な信用が低下することです。
サラリーマン時代は安定的な収入が担保されていましたが、セミリタイアをするとそうはいきません。
収入が不安定になり、それに伴って社会的な信用も低下してしまいます。
クレジットカードの発行やローンを組むことが難しくなるので、家や車の購入を考えている人は要注意。
大きな買い物は、必ずセミリタイアする前に済ませておきましょう。
年金の給付額が減る
最後に、年金の給付額が減ることです。
会社員を辞めると、厚生年金の保険料納付がなくなります。
そのため、将来もらえる年金が減ってしまうというわけです。
特に、30代・40代前半でセミリタイアした場合、将来的に大きな差になります。
セミリタイアを目指すときは、その点を踏まえてライフプランを考えましょう。
セミリタイアを成功させる3つのポイント
ここまでお伝えしたとおり、セミリタイアにはデメリットもあります。
しかし、事前にそのリスクがわかっていれば、事前に回避できますよね。
デメリットをうまく回避すれば、有意義なセミリタイア生活を送れます。
それでは、ここからはセミリタイアを成功させる方法について考えていきましょう。
まず前提として、セミリタイアを実現するには、年齢よりも資産が重要です。
「何歳でセミリタイアするのか」よりも、「どのくらいの資産があるのか」を目安にしましょう。
とはいっても、セミリタイアは人生で初めての経験であり、目安がわからないですよね。
「どのくらいあったらいいの?」
「毎月の貯金だけで大丈夫?」
このような不安を抱えている方も多いです。
ただ闇雲に貯金しているだけでは、遠回りになることもあります。
セミリタイアを成功させるためにも、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- ライフプラン設計を立てて必要な資金を知る
- 支出を減らす
- セミリタイアの資金づくりを行う
セミリタイアのチャンスは何度もやってきません。
いざ本番を迎えたときに失敗しないためにも、順番に確認しておきましょう。
ライフプラン設計を立てて必要な資金を知る
セミリタイアを成功させるために、まずはライフプラン設計を考えましょう。
当然ながら、セミリタイアを目指す年齢や時期、家族構成などによって必要な条件が変わります。
条件が違うのにも関わらず、ただ漠然と目指しても失敗してしまうのは、なんとなく想像できますよね。
ここでは、90歳まで生活することを想定して必要な資金を計算してみましょう。
<45歳でセミリタイアする場合>
セミリタイアの目標年齢を45歳とすると、90歳までは残り45年です。
毎月の生活費を16万円、収入を5万円と仮定すると、必要な金額は5,940万円になります。
16万円-5万円=11万円
11万円×12ヵ月×45年=5,940万円
これに年金を加算してみましょう。
仮に70歳から毎月10万円もらえるとすると、必要な金額は3,540万円まで下がります。
10万円×12ヵ月×20年=2,400万円
5,940万円-2,400万円=3,540万円
ただし、これはあくまでシミュレーションの結果です。
セミリタイアを成功させるためにも、必ず自分の状況に当てはめて計算するようにしてください。
支出を減らす
セミリタイアを成功させるためには、毎月の支出を把握することも重要です。
当たり前のことですが、日々の生活だけでもそれなりにお金がかかります。
どうにかなるだろうと思っていると、それが大きな落とし穴になることも。
生活費として最低限どのくらい必要なのか、しっかり把握しておきましょう。
また、セミリタイア後は確実に収入が減ります。
すぐに生活スタイルを変えるのは難しいので、今のうちに支出を見直しておくのがおすすめです。
何から始めたらいいかわからないという人は、家賃や光熱費、食費など身近なところから確認してみるのがいいですよ。
セミリタイアの資金づくりを行う
セミリタイアを実現するには、まとまったお金が必要です。
貯金が数十万円の状態でセミリタイアするのは、さすがに無謀すぎますよね。
少しでもセミリタイアの資金を増やすためには、支出を減らし、浮いたお金を貯蓄や投資にまわしましょう。
実はそれが、セミリタイア実現の近道なんです。
また、セミリタイア後に無収入の期間が続くと、失敗するリスクがどんどん高まりま
す。
以前は50代でのセミリタイアが多かったですが、最近では30代・40代で実現する人もいます。
セミリタイア生活の期間が長くなっているので、想定以上に貯金を切り崩す可能性が高いです。
せっかくのセミリタイアを無駄にしないためにも、達成後の収入源も考えておきましょう。
サラリーマンのうちから副業を始めよう
ここからは、セミリタイア後の収入源について考えていきましょう。
あなたなら、セミリタイア後はどんな仕事をしたいですか?
まず、近所でアルバイトをする選択肢がありますね。
一度カフェの店員をやってみたかった、本屋さんで働いてみたかった、という人は楽しく働けそうです。
そして、時間に縛られない暮らしがしたい人にとっては、アルバイトのようなシフト制ではなく、自由に働ける仕事が理想かもしれません。
そんな仕事を目指す場合、サラリーマンのうちから準備しておくことをおすすめします。
「いま勤めている会社は副業禁止だから…」
という人がいるかもしれませんが、ご安心ください。
そもそも、安定した収入を得るまでには時間がかかります。
それに、毎月1万円程度の収入なら確定申告が不要なので、会社に見つかる心配もありません。
今のうちに収入の基盤とスキルを身につけ、ある程度の見通しを立てておくと、スムーズにセミリタイアできますよ。
サラリーマンの副業にはWebライターがおすすめ
自由に働ける仕事と聞いて、あなたはどんな仕事を思い浮かべますか?
動画編集、プログラミング、Webデザインなど、自分のペースで働ける仕事はたくさんあると思います。
なかでも、サラリーマンの方におすすめの副業は「Webライター」です。
なぜなら、Webライターには特別な知識が不要だから。
サラリーマンの人なら、日報や企画書など誰でもパソコンで文章を書いた経験があるはずです。
そして、収入を得られるまでの期間が短いだけでなく、パソコン1台あればどこでも働けるというメリットもあります。
副業としても続けやすいので、サラリーマンにぴったりといえるでしょう。
Webライターを目指すなら「やんばるエキスパート」
「Webライターが良いのはわかったけど、何から始めればいいかわからない…」
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未経験から始めるとなると、そんな不安もありますよね。
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単に知識を教えるだけでなく、実践的なカリキュラムも用意。
メンターによるサポートもあるので、しっかりとした実力が身につきます。
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まずは副業ライターとして実績を作りたいという人は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、サラリーマンがセミリタイアに成功するためのポイントをご紹介しました。
セミリタイアを実現するためにも、まずは自分に見合ったライフプランを立てることが重要です。
そのうえで支出をコントロールしながら、セミリタイアの資金を貯めましょう。
なるべく早めにセミリタイアを実現したいと考えている人は、ぜひ副業にも挑戦してみてください。
この記事が、セミリタイアを考えるサラリーマンの後押しになると嬉しいです。