リングタトゥーを入れた理由

私たちは結婚指輪ではなく、リングタトゥーを選ぶことにしました。
令和1年11月11日に入籍した私たち夫婦。
今年で6周年となりました。
結婚式も、結婚写真も、結婚指輪も、新婚旅行もしていません。
「この日に籍を入れよう。」と役所に届けた入籍届を手にした写真が残っています。

もちろん、この選択は私たちがお互いで決めたこと。
これらをするよりも、お金や行動を他のことに回したいと思っていたので、後悔はしていません。
しかし、記念になるものは何かしたいとずっと考えていました。
一番、有力だったのが写真撮影。
しかし、どこで?飾る?猫たちも一緒に映したいし、誰にとってもらう?など、こだわりがでてしまい、なかなか決められませんでした。
共同の記念品を作ることも検討していましたが、実用性がないと飾って終わりになるのが何か物足りなく、これも決めることができず。
ある日、妻が名護にヴィーガンタトゥーをしてくれるお店があると教えてくれました。
そこで、思いついたのが、指にタトゥーを入れるのはどうか?と思いついたのです。
ダイヤが光るリングの指輪はとても素敵です。
しかし、仕事柄(あるいは、単に物を身につけるのが苦手で)毎日つけ外しをするのが面倒に感じていました。
また、紛失してしまうかもしれないという心配もあります。
その点、タトゥーであれば肌の一部であり、常に身につけている「永遠の証」となります。
お互いの左手の薬指に同じデザインのタトゥーを入れることで、物質的な指輪に頼ることなく、誓いをよりパーソナルで、私たちだけの形にしたいと考えました。
自然と平和を大事に、植物のタトゥー

デザインには、私たちが大切にしている「自然」と「平和」への想いを込めて、小さな植物のモチーフを選びました。
自然から生まれ、強く、そしてしなやかに生きる植物のように、私たちもこの結婚生活を育んでいきたいという願いが込められています。
シンプルで繊細なデザインは、肌に自然になじみ、日々の生活にもそっと寄り添ってくれています。
少しオリジナリティーを入れたかったので、手のひら側には結婚記念日の数字(1-11-11)を入れてもらいました。
リングタトゥーを入れた感想

施術は想像していたよりも痛みが少なく、あっという間に終わりました。
所要時間は、デザインを写して、施術までして2人で3時間程度でした。
施術後の数日間は、ケアに少し気を使いましたが、治ってしまえばもう私たちの一部です。
ふとした瞬間に自分の指を見たり、パートナーの指を見るたびに、言葉にできない安心感と愛しさが。
指輪のように外すことができないからこそ、その決意と絆を常に感じることができます。
これは、物理的な指輪では得られなかった、内側から湧き出るような幸せだと感じています。
「それ、タトゥーなんだ!素敵だね」と声をかけてもらうことも多く、私たちの個性と決意を表現する素晴らしい手段になったと大満足です。
お店の紹介|リナ☽沖縄タトゥー♡ふわふわハンドポークタトゥー+繊細マシンタトゥー☽
私たちのタトゥーを施してくれたのが、沖縄で活躍されているタトゥーアーティストのリナさんです。
特徴
リナさんの施術は、「ふわふわハンドポークタトゥー」と「繊細マシンタトゥー」の技術を組み合わせ、個々のデザインに最適な温かみと繊細さを表現してくれます。
リングタトゥーのようなシンプルで細かなデザインには、その技術が最大限に活かされていました。
特に、リナさんの施術はVeganを掲げており、動物性原料を一切使用しないヴィーガンインクを使っているため、私たちのように環境や倫理的な側面に配慮したい方にとって、安心して施術を受けられるのが大きな魅力です。
衛生管理も徹底されており、リラックスして過ごせる空間でした。
デザインも自由に決められて、私たちも当日に追加でお願いしたデザインも快く受けてくれました。
住所(店舗情報)
〒905-0007
詳細な住所やスタジオの所在地については、プライバシー保護と最新情報の確認のため、必ずリナさんの公式SNSや予約サイトを確認ください。
予約方法
リナさんの施術は大変人気のため、完全予約制となっています。
基本はInstagramのDMでの予約になります。
最新の予約状況や受付方法については、リナさんのInstagramアカウント(@lina_okinawa_tattoo など)を確認いただくのが確実です。
永遠を刻む、私たちだけのリングタトゥー

私たちは、光る指輪の代わりに、おそろいの「リングタトゥー」を選びました。
結婚して7年目に向けて、形ではなく“想い”を刻むことができました。
お互いに決めたデザインは、大好きな沖縄やんばるの自然も表現しています。
毎日ふと指先を見るたびに、あの日の気持ちやお互いへの優しさを思い出せる——そんな小さな幸せを感じています。
外すことも、なくすこともないこのタトゥーは、これからの私たちをそっと包み込みながら、永遠に寄り添ってくれる気がしています。
