「女性は男性の言いなりになっている」
「シングルマザーは貧困が多い」
「貧困は受け継がれていく」
時代は21世紀となり、女性が活躍する場も多くなりました。
女性の多様な視点や価値観、創意工夫は、社会を変える力となり、これまで以上に「女性の活躍」が求められている時代です。
では、なぜ沖縄の女性は現在も貧困に陥っているのでしょうか。
最後まで読むことで、沖縄女子の貧困問題の原因がわかり、その問題の解決策も学ぶことができます。
将来に希望が持てるようになれば、苦しい状況でも明るく楽しく生きていくことができますよ。
少しずつ確実に、お金の余裕を生み出せるようにしていきましょう。
沖縄女子に明るい未来が広がり、一人ひとりが自分の人生を送れるようなきっかけになれば大変嬉しいです。
メディア監修 かみざと
沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。
【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出
沖縄の女子が出産と結婚を繰り返す4つの原因
沖縄県は、出生率が常に全国上位をキープしています。
少子化が問題になる中、毎年全国平均を大きく上回る出生率は、本当に誇らしいことです。
しかし、なぜ出生率が高いのでしょうか。今回は、下記の4つの点に注目して解説します。
- 嫌われたくない
- 苦労しても一人になりたくない
- 別な人とまた一緒になる
- 負のループが出生率の高さに関係
1.嫌われたくない
10代で妊娠することが多い沖縄の女子事情ですが、それはなぜか。
まず沖縄は、パワーバランスが男性のほうが強い傾向があります。
男性から体を求められたり、避妊しない性行為を求められても、断れない女子がとても多いのです。
特に、10代女子は社会経験がなく精神的にも幼い部分もあります。
男性に意見をすると嫌われるという恐怖から、自分の意見をはっきり言えない人も多いのです。
そして、中絶が許されない文化も関係しています。
こうして若いうちから、貧困のスタートをきることになってしまうのです。
2.苦労しても一人になりたくない
そうこうするうちに、出産となり育児が始まります。
かわいい子供と、夫となる男性と幸せな家庭を描けるかと思いきや、そうならないのが貧困による問題です。
まず、若くして出産や結婚した夫婦は、収入が安定しません。
出産や育児をこなす女子は、すぐに働きに行くことはできませんね。
そして頼りの男性でさえ、日雇い労働など雇用が不安定な人が多く、家族を養うための十分な収入を得ることは難しいです。
苦労する生活の中で夫婦の関係は悪化し、DVやアルコール依存、虐待などの問題に発展することも。
こうなると、初めての育児・収入の不安定さ・夫婦関係の悪化のフルコンボに襲われてしまうでしょう。
「それならいっそのこと別れてしまえ!」と言いたくなりますが、そんな時こそ「一人になりたくないという気持ち」が生まれます。
また、沖縄社会では男性を立てなくてないけないという同調圧力も残っているため、辛くても諦めの気持ちが先行してしまうという事情があるのです。
ここから、沖縄社会が女子に順従を要求する背景と、女子の自尊心を諦めさせていることが垣間見れますね。
3.別な人とまた一緒になる
収入や関係性が崩れて不安定な生活を送っていると、家庭は長続きしません。
そこに離婚も重なると、精神的な不安は大きくなります。
また、経済的不安は大きな悩みとなり、誰かに頼りたくなったり依存したくなったりします。
最終的には男性がいないと自分の存在価値そのものに不安を感じてしまうのです。
そうなると、新たな男性と一緒になり、妊娠して結婚して出産・・・そしてまた離婚の負のループができあがります。
4.負のループが出生率の高さに関係
沖縄の出生率が高いのは、この負のループが繰り返されていることがお分かりになったでしょう。
もちろん、子供が好きだから出産するのは問題ありません。
たくさんの子供がいても、一人ひとり大切に育てられています。
しかし、厳しいことを言うと愛情と金銭面は別問題です。
現に、貧困により夫婦関係が悪化し、結婚・出産・離婚の多さが数字として現れているのですから。
バカなフリをして男性のエゴを傷つけないことが、結婚の近道だと思う。
樋口耕太郎「沖縄から貧困がなくならない本当の理由」より
ループを抜け出すためには、女子自身がもっと自尊心をつけて、結婚に縛られず自分の人生軸があることを知るのが大切です。
10代が出産しやすい3つの理由
厚生労働省が発表した2019年の人口動態統計によると、10代の妊娠・出産の割合が全国平均よりも2倍以上になっています。
その背景には、予期せぬ妊娠があります。
性行為や、妊娠に関する知識不足、家庭の貧困問題、親からの暴力など、いろんな状況で10代の多くが寂しさを抱えて生きています。
そんな子どもたちに共通するのは、沖縄の風土や生活環境が大きく関わってきます。
こちらでは、沖縄の内情を取り入れた3つの理由をあげてみました。
- ユイマールが支えてくれている
- 周りに縛り付けられる
- 女子の仕事は限られている?
1.ユイマールが支えてくれている
ユイマールという言葉には、戦前の力を合わせて生きる喜び、平和への願い、助け合いといった、人との絆を表しています。
現在も、家族・親族・友人に対して、ユイマール精神は強く残っています。
しかし現在のユイマールは、少し意味合いが変わってきているように感じるのは私だけでしょうか?
- 親が困っていたら、子供が支える
- 友人が貧困で困っていたら、みんなで支える(モアイ)
ここで言う「支える」は、みんなでお金を出し合って協力するという事になります。
つまり、お金が助け合いの文化になりつつあるのです。
そして、繋がりが深い沖縄で、ユイマールの枠からはみ出し、意見をするものなら裏切り行為として非難伐倒されます。
それが例え、幼い兄弟間であっても「上の子が下の子の面倒を見るのは当たり前」と決めつけかのように物事は進み、NOと言ったら「冷たい」「思いやりがない」「自分勝手」という言葉が返ってくるのです。
では、子供が遊びたい気持ちを抑え、育児に参加しなくてはいけない状況を作ったのは何でしょうか?その答えこそ、貧困によるものでしょう。
ユイマールの精神はとても大切です。
しかし、それを押し付けて貧困という問題を蔑ろにしたら、そのツケはNOを言えない決められた枠でしか生きられない人に、大きくのしかかります。
助け合いの精神がお金の問題で代用されるのは、とてもモヤモヤしますね。
2.周りに縛り付けられる
沖縄のコミュニティーは狭いです。
結婚相手は、友達や先輩・その知り合いなど、近辺の相手との繋がりが多く、範囲がとても小さいことが分かります。
そうすると、狭い価値観しか得られないので、同じような流れを進んでいくしかありません。
環境がそうさせているので、本人も気がつかないうちに同じように染まっていきます。
親が10代で出産すれば、娘も10代で出産。
そして、姪っ子甥っ子の面倒は兄弟たちが面倒を見るというのも、周りがそうだったからという、縛られた考えが影響しています。
3.女子の仕事は限られている?
兄妹が多い家庭は、進学できるかも金銭問題に影響します。
「上の子が進学するなら、下の子は諦める」
「上の子は諦めるから、下の子に進学を譲る」
このように、貧困家庭では学ぶ機会さえ奪って、子供たちの未来を潰します。
夢や希望を早い段階で潰された若者たちは、早々と出産・結婚のレールを辿り、パートや簡単な仕事しか雇用されないと思い込むのでしょう。
知識は財産です。学ぶことは喜びです。
学びの機会を、貧困によって喪失しているのはとても残念でしかありません。
沖縄女子の貧困支援を4つのライフステージから解説
現在の貧困問題の状況から、沖縄県では子育てや貧困を家庭だけの自己責任にせず、地域や社会の問題として取り組む方針を掲げています。
「子どもの貧困対策計画」を立て、子どもの成長に合わせたライフステージにわけて、課題解決を進めているのです。
- 幼児期
- 小中期
- 高校期
- 保護者への取り組み
しかし支援だけでは、根本の貧困問題は解決できません。
なのでここでは、必要最低限の支援が受けられる方法を補足的に解説しますね。
1.幼児期
幼児期では、支援が必要な家庭を早期に把握できる体制を整える必要があります。
また保育や医療に係る経済的負担を軽減して、親子が安心して過ごせる環境を作ることが大切です。
2.小中期
小中学生の場合は、生活・経済的支援として子どもの居場所を確保し、成長期に満足のいく食事を提供する必要があります。
安全で安心な居場所づくりや、自立に向けた取り組みも支援の1つとして最重要な部分です。
3.高校期
高校生になれば、就学が大きな問題となります。
先にも述べましたが、貧困を原因とする問題が今後の将来に大きく影響する時期です。
- 高校中退防止
- 大学進学を促進するために低所得世帯を対象とした学習支援
- 県外難関大学への進学推進を目的とした給付型奨学金の創設
このように、支援も就学継続に向けた相談や指導体制をしっかり整える必要があります。
4.保護者への取り組み
子供のライフステージだけでなく、若い保護者にも安定した環境で育児ができるよう取り組んでいます。
- 事業所内保育施設の設置促進
- 自立相談や生活保護制度の周知
- 民間アパートを活用した住宅支援
また、「沖縄県子どもの貧困対策推進基金」が創設され、30億円ほどの規模の継続的な支援を行う目的もあります。
具体的には、教育・就労・生活・経済の4つを主軸とした、貧困問題に対する支援を掲げています。
男女平等を今一度考える
雇用率・役職率・収入・勤務時間。いまだに、これらの男女の差は縮まりません。
男女の地位の平等感(第 1 章 男女平等に関する意識について)でも、社会全体的に男性の割合が高いのが沖縄です。
つまり、男性優位の沖縄を変える必要があります。
男女の区別をつけずに、平等な世の中を作っていかなければ、今後も変わることなく貧困は存在し続けるでしょう。
ただし、教育面は平等になりつつあるので、貧困を脱する理解と教育が広がっていくことを願うばかりです。
ITスキルを身につけて貧困から抜け出そう
何も変わらない環境に不安を抱いた人は、貧困から抜け出すチャンスです。
現状を変えるには、大きな変化が必要なのです。
そして貧困を抜け出す方法は、視野を広げることのみ!!!
そこで見えてくる活路として、ITスキルを身につけることをおすすめします!
【ITスキル例】
- エンジニア
- Webデザイナー
- Webライター
- 動画編集
ITスキルは、敷居が低く主婦でも学生でも始められますよ。
またITのメリットとして、下記のメリットが挙げられます。
- パソコン1台で稼ぐことができる
- 時間の自由がきくため家事や育児と両立できる
- 単価が高く短時間労働でも生活費が稼げる
もちろん、どのスキルも習得するには半年以上の継続した学びが必要ですが、パートやアルバイトなど単価の低い仕事をするよりも断然おすすめです。
このメディアのオーナーである、かみざとが運営するITスクール「やんばるエキスパート」では、すでに女性も多く活躍しているので繋がりも得られます。
スキルを身につけ貧困から脱出したら、あなたはどんなライフスタイルを送りたいですか?
男性に指図されずとも、女子も自由な生き方をしていいのです。
そして、子供に負のループを受け継ぐのではなく、もっと自由に生きられる背中を見せてあげてください。
>>ITスキルを学びたい方は、かみざとのLINEをチェック!
まとめ
貧困に陥るのは、沖縄社会のしがらみや狭い環境からの要因があります。
若いうちから、その環境から抜け出すことは容易ではありません。
だからと言って、負のループに乗る必要もなく、もっと人生を自由に過ごすことは可能です!
そのためには、まずは視野を広げることが大切です。
井の中の蛙も、もっと広い湖で泳いでもいいと、言われたら喜んで飛び出ますよね。
あなたも、思い切ってジャンプしてみてください。
きっと、見える景色が全く違っていることでしょう。