女性一人では無謀?沖縄移住を成功に導く方法とは

「沖縄で、海と自然に囲まれてのんびり暮らしたい!」

「今の場所で、ずっと生活を続けるのはイヤだ」

「思い切って沖縄移住したいけど、女性ひとり暮らしは少し不安…」

旅で訪れた沖縄の豊かな自然に感動し、南国ムードの温かい雰囲気に癒され、実際に住んでみたい!と移住を考える人も多いのではないでしょうか。

実際に沖縄に住んでいると、居心地が良くて本当に癒されます。

私は以前に住んでいたころとは比べ物にならないくらい、ストレスが減りました。

特に冬も暖かく、花粉に悩まされることがないので本当に最高です。

 

「沖縄でのんびりくらしたいけど、今の仕事はやめられないし無理だよな、、、」と思ってあきらめていませんか?でも人生は一度きりです。

若いうちにやりたいことをやらないと、歳をとってから後悔するかもしれません、、、。

もし沖縄に住みたいのであれば、今のうちに挑戦してみませんか?

 

というわけで今回は、沖縄ファンであるあなたのために、沖縄に単身で移住し17年、実際に暮らして経験したことや感じたことをもとに、沖縄移住のメリットとデメリット、沖縄ライフを楽しむ方法をまとめてみました。

沖縄移住を実現するために、事前にやっておいたほうが良いこと、また失敗や後悔をしないために知っておくと得をする情報など紹介していきますので、沖縄移住を考えている方にはぜひ読んでほしいです!

メディア監修 かみざと

沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。

【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出

1.手に入れたい、理想の沖縄一人暮らし 

 

沖縄は年中温暖な気候で、温度差が少なくとても住みやすい県です。

しかも、周りは綺麗な海に囲まれていて、海辺に住めば散歩などでいつでも南国リゾート気分を味わえます。

浜辺でのんびり過ごしたり、家族とバーベキューをして楽しんだり…。また、シュノーケリングやダイビングも気軽にできます。

一日中、海で遊んでもほとんどお金はかかりません。

都会暮らしで人混みのなか移動に疲れたり、出費が多くかかったりする生活とは真逆です。

 

また、沖縄は海だけでなく、世界自然遺産にも登録された緑豊かな森林、美しい清流や滝もあり、家族や友人と出かけたくなる大自然がごく身近にあります。

私の場合は、職場のある市街地に家を借りているため「散歩で海まで♪」とはいかなくても、休みの日に車でドライブをしながら気軽に海や森に出かけて、ゆったりと一日過ごすことも多くあります。

もちろん、住む地域と行先によって移動の距離は変わりますが、那覇南部の市街地中心エリアから、北部の自然環境豊かなエリアまで、高速道路を使えば1時間程度で移動が可能です。

 

また、旅行好きの人に耳よりな情報としては、沖縄からは台湾や韓国、香港、ベトナムなど海外への距離が近く、格安航空会社を利用すると破格の値段で気軽に海外旅行ができることもあげられます。

自然や旅が好きな方にとっては、沖縄はまさにパラダイス!理想の暮らしを手に入れることができます。

 

2.気をつけたい、沖縄一人暮らしの罠

大きな理想と夢を抱いて沖縄に移住し、美しい海、南国ムードたっぷりの大自然に囲まれて毎日を過ごせると思っていたのに、現実は違った…とイメージのギャップに後悔する人も多くいます。

住む場所や職場までの移動時間、時間の自由度にもよりますが、移住して働き、賃金を得ながら生活をしていくことを想定すると、旅行で見る沖縄とは違う現実が待っていることも確かです。

ここでは、理想とする沖縄移住を現実にするための、さまざまな情報を紹介していきたいと思います。

 

* 知っておきたい、住まいのコト

移住するうえで大切になるのが、住まい選び。

職場がどこになるか、またリモートワークやIT関係など自宅で勤務することが主体かなど、条件にもよると思いますが、地域によって環境や雰囲気が大きく変わるので、リサーチは徹底的に行いましょう。

 

実際に住む場所をどうやって探したらいいのか、悩むところだと思います。

家を決めるのは現地で直接内見してから決めたい、という方もいると思いますが、ある程度の地域は事前に調査し絞っておくのが良いと思います。

移住を考えているなら、実際に住むことを想定した上で2泊3日以上の滞在をし、「旅」ではなく「暮らし」の視点で過ごしてみることをおすすめします。

 

住まい選びの際、現地不動産を頼りに情報収集や契約を進めることが殆どだと思います。

最近は保証会社があるので大丈夫なケースも聞きますが、移住者が家を借りる時に連帯保証人が必要になる場合があります。

実際に、私が家を借りる時には、県内に在住している方にお願いして連帯保証人になっていただく必要がありました。

また、まれに移住者お断りというケースもあるので、事前に確認が必要です。

 

* 知っておきたい、お金のコト

移住して新しい環境で、イチから仕事を探すのは、沖縄に限らず難しいことです。

移住には初期費用も必要ですし、収入源はしっかりと作っておきたいところです。

しかし、職種や賃金にもよりますが、沖縄で仕事を探すのはけっこう大変です。

沖縄県の最低賃金は時給820円(令和3年)と全国で最も低く、また平均年収も都道府県ワースト1位であり、所得が低いのが特徴です。

 

しかも、公共料金やスーパーなど物価は決して安くなく、全国と比較してもさほど変わりがありません

理想とする沖縄ライフを実現させるためには、収入と支出をしっかりと想定した上で事前に移住計画を立て、実際に移り住んだ後に生活を続けられないという最悪のケースを避けることが大切です。

 

沖縄は今年、復帰50年の節目を迎え、またコロナによる多大な影響を受け、これからの経済を大きく見直していく流れがあります。

従来の「3K(基地・公共工事・観光)」依存から脱却し、さらなる発展を目指すために新たな柱として力を入れているのが、「ICT(情報通信技術)」の分野といわれています。

本土から地理的に離れている沖縄では、物流コスト面では不利な状況がありますが、IT技術発展のおかげで、ネットワークさえつながれば産業と雇用創出が実現できます。

 

そこで、IT業界は人材のニーズがあり、技術者が慢性的に不足しているため、ITスキルを身につけておくことができれば、移住や転職の際に大きく役立つことが想定され、安定した収入を得ることにつながります。

さらに、ITスキルを生かして仕事をするメリットとしては、ネットワーク環境さえあればどこでも仕事ができるという点です。

憧れの、沖縄の美しい海に近い場所に住むことも、選択肢に入れられます。

 

* 知っておきたい、暮らしのコト

準備が整い、ついに沖縄に移住!理想の沖縄ライフが実際にスタートしてみると、住んでみて初めて知る、沖縄ならではのさまざまな困りごとに直面します。

 

 渋滞がすごい!

車社会の沖縄では、朝夕の道路はかなり渋滞しており、車で出勤する場合には、渋滞を想定して時間を移動確保するか、早めに出発する必要があります。

土日も、ショッピングモールや商業施設への道路は混んでいることが多く、駐車場の確保も課題です。

 

カビがすごい!

沖縄は湿気がものすごく、住んでみないと経験できないくらい「カビ」との戦いは壮絶です。

特に梅雨の時期は、対策をしないと大切なものがカビまみれに。。とり返しのつかない事態になってしまいます。

一人暮らしで、仕事や外出で家をあけることが多い私は、梅雨の時期には最大限にカビ対策をおこない、終日、クーラーを「除湿」設定にし、服やかばんを収納しておくスペースを作るほど徹底しています。

 

四季が…ない!?

四季を感じる感覚があまり得られないことも、季節の移り変わりや風情を感じたい人にはデメリット

紅葉や桜(ソメイヨシノなど)は見られません。

その代わり、沖縄ならではの季節ごとに咲く美しい花や特徴的な植物、年中鮮やかに咲いているブーゲンビリアやハイビスカスなどの花も見られます。

 

紫外線に注意!

風が通っているため、夏は本土と比べて思ったよりも気温の高さ、暑苦しさを感じない沖縄ですが、紫外線はやはり強いです。

シミの原因となる恐れがあるため、日焼け対策は欠かせません。

 

塩害に注意!

周りを美しい海に囲まれている沖縄。

そのため、避けられないのが潮風による塩害です。

洗車してケアをしてあげないと、車が錆びてしまいます。

 

騒音問題

日本全体にある米軍専用施設の7割を負担しているとされる沖縄は、地域によりますが米軍基地がとても近くにあります。

低空で航空機が飛んでいるため、騒音はかなり大きく、室内で窓を閉めていても会話ができない(聞こえない)ほどです。

まれにですが、訓練飛行中に部品が落下したり、演習中にトラブルで緊急着陸したりと、基地が近くにあることに起因した問題が身近にあることも、住んでみて知る事実です。

 

治安のこと

知らない土地で、まして女性で一人暮らしを始めるとなると、心配なのが治安のことだと思います。

「沖縄は治安が悪いのでは?」という印象を持つ方もいるかもしれませんが、沖縄だからということはなく、治安の良し悪しは全国どこでも共通して、エリアや行動する時間帯などによります。

私自身も、女性一人暮らしの移住を決意したときに、周囲からよく「大丈夫なの?」と心配され声をかけられました。

 

ですが、実際に住んでみて治安の悪さや危険を感じる出来事とは無縁の生活を送っています。

住まいを選ぶ際に、事前に情報をしっかり収集してエリアを決めることと、移住後はご近所さんとの関係づくりや地域イベントへの参加など、コミュニティを広げておくのも良いと思います。

 

歴史文化、カルチャーのこと

沖縄には歴史的に深く根強い問題がたくさんあります

旅で外から訪れるのと、実際に移住して内に住むのとでは、違って見えることや住んでいるからこそ知ることも多く、内容によっては沖縄の人への配慮が求められる場合もあると感じています。

 

かつて琉球王朝が栄え、歴史、文化的にも本土と違う独自性を持つ沖縄には、世界遺産や国指定遺跡など数多くの文化的に貴重な場所があります。

なかには、信仰の対象として一般人が立ち入ることを禁止しているエリアも。

その土地の大切な場所に敬意を払い、ふざけて侵入することは論外、間違っても立ち入ることがないよう、気をつけましょう。

 

3.知っておくべき、移住前に準備することはコレ!

これまで見てきたように、移住して新しい環境で生活をスタートすること、新しく仕事を探すことは、沖縄に限らず大変で厳しいことです。

実際に行動に移す前に、準備できることはたくさんあります。

理想とする沖縄ライフを実現させるために、収入と支出をしっかりと想定した上で事前に移住計画を立てましょう。

 

移住の前に、転職先を見つけておくのがベストですが、そこまでは難しくても県内企業の募集が多い転職サイトに登録する希望の職種がどの地域にあるのか賃金や福利厚生はどうなっているかなど事前調査をし、応募までしておくことをおすすめします。

最近では、現地で対面でなくてもオンラインで説明や面接を受けることができる企業も多いので、負担も少ないです。

仕事探しの手段としては、転職エージェントや求人サイトの活用、沖縄県内の支援センターを探すなど、さまざまな方法があります。

まずはリゾートバイトをして働きながら、沖縄のことをよく知り、職種や居住エリアの情報を収集し、現地調査をしながら長期移住計画を練っていく、という手段もあります。

 

前もって準備できることとして、一番おすすめしたいのは、先にも書いた「ITスキル」の獲得です。

IT業界は人材を求めていることに加えて、雇用と収入面で不安定さが懸念される沖縄においては、安定した収入の基盤になります。

また、ネットワーク環境さえあればどこでも仕事ができるので、海や森に近い自然豊かな場所に住むことも選択肢に入り、理想の沖縄移住暮らしに近づくことができます。

 

4.まとめ

ここまで、沖縄に実際に移住し暮らした経験を踏まえて、移住のメリットとデメリット、沖縄ライフを楽しむ方法や、移住の前に準備しておいた方が良いことなど、さまざまな情報をお伝えしてきました。

「沖縄で、海と自然に囲まれてのんびり暮らしたい!」

「思い切って沖縄移住したいけど、女性ひとり暮らしは少し不安…」

移住という大きな決断には、不安や心配もたくさんあると思います。実際に、メリットだけでなくデメリットの部分も、お伝えしてきました。

 

結論からいうと、「女性ひとりでも、沖縄への移住は無謀じゃない!」と言えます。

実際に、私自身がそれで17年も沖縄暮らしを楽しんでいます。

デメリットになる部分は、事前にしっかりと計画を立てたり準備をしたりすることで、ほとんど改善できます。

あとは、実際に住んでみて暮らしのなかで工夫すること。これは、理想の移住をかなえてから行動するだけです。

 

まずは、できることからすぐに実行してみませんか!?

例えば、

  •  ITスキルを身につけて、どこでも収入を得られるようにする
  • Twitterを始めて沖縄の人をフォローしてみる
  • 「旅」ではなく「暮らし」の視点で、2泊3日の沖縄旅行

すぐに始められる沖縄移住への第一歩です。

 

今回の記事を通して、沖縄移住のイメージが明確になり、実際に沖縄へ移住する決意が固まってくれたらうれしいです。

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