【なぜ?】沖縄企業の給料が安い4つの理由とは|給料を上げるおすすめの方法も紹介

「沖縄企業の給料が安いって本当?」

「移住したいけど、給料が心配…」

「沖縄県民は、なぜ日本一所得が低いの?」

沖縄の美しい自然に囲まれて、ゆったり移住ライフを送りたいと思う人も多いのではないでしょうか?

しかし、沖縄について調べていくと給料や年収の低さがよく目に入ります。

せっかく沖縄移住を果たしたのに、収入が厳しくて断念する方も多いようです。

憧れの沖縄に住むことができても、収入面の影響で南国ライフを楽しめなくなってしまうのは悔しいですよね。

 

その一方で、給料が低い沖縄でも楽しく豊かに暮らせているフリーランスは沢山います。

現代ではリモートワークが浸透してきているため、実は工夫すればどこでも収入に困らず暮らすことができるのです。

そこで、この記事では沖縄県の給料が安い理由だけではなく、給料を上げるおすすめの方法わかりやすく解説していきます。

沖縄移住を失敗で終わらせず、楽しい南国ライフを送るためにも、ぜひ参考にされてみてください。

なんの戦略もないよりは、遥かに生活が楽になりますよ。

メディア監修 かみざと

沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。

【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出

沖縄県民の平均所得は全国でワースト1位

沖縄県の給料は安い」という声をよく耳にしますが、それは県民の平均所得の低さが関係しています。

沖縄県市町村民経済計算によると、令和2年度の県民1人あたりの所得は約216万円という結果がでました。

全国では最下位で、令和4年分の国民の平均所得458万円と比較してみると、200万円以上低いということがわかります。

また、沖縄県の最低賃金は896円と、全国でも45位にランクイン。

 

私も、沖縄で会社員として働いたときは、週5日、8時間勤務で月12万5000円、時給換算してみると600円台だったので、給料の安さは身をもって体感しました。

すべての職種で給料が低いというわけではないので、沖縄で仕事を探す際は、この平均所得を参考にして探してみてください。

 

沖縄県の給料が安い4つの理由

沖縄県の給料が安い理由を下記4つから紹介します。

  1. 非正規雇用の割合が高い
  2. 労働生産性が低い
  3. 県民性が関係している
  4. 中小企業が多い

それぞれ、詳しく説明していきますので「なんで沖縄では給料が安いの?」と疑問に思われている方はぜひご覧ください。

 

1.非正規雇用の割合が高い

沖縄の給料が安い理由として、まず非正規雇用者の割合が多いことが挙げられます。

総務省統計局によると、沖縄の非正規雇用者の割合は33.4%で、全国のなかでも比較的多いことがわかりました。(参照:令和4年就業構造基本調査 結果の概要

非正規雇用が多いということは、給料が上がりやすい正規雇用の数は少なくなるので、その結果「沖縄県民の給料は安い」といわれるようになったのではないでしょうか。

 

また、沖縄では若くして子どもをつくる人が多いです。

子だくさんの方も多く、兄弟が5人以上いるという人も珍しくありません。

子育てしながら働くとなると、労働時間が短いパートやアルバイトを選ぶという方が増えます。

実際に、非正規雇用を選んだ理由として「自分の都合のいい時間に働きたかった」という声が最も多いという結果があります。

沖縄県民の家庭状況も関係して、正規雇用よりシフトが柔軟で、働く時間が短い非正規雇用を選ぶ人が増えていることが「給料の安さ」に影響しているようです。

 

2.労働生産性が低い

労働生産性の低さも、給料の安さと関係しています。

労働生産性とは、労働者1人あたり、もしくは労働者が1時間あたりに生み出す成果のことです。

沖縄は日本全国の中でも、労働生産性が最低基準ということが沖縄総合事務局の調査からわかっています。(参照:平成30年度沖縄における生産性向上に向けた労働生産性分析調査

 

都会だと、金融や保険、専門技術サービスなどの生産性が高い産業が多いですが、沖縄では、サービス業や小売業などの比較的生産性が低い第3次産業の割合が高いです。

労働生産性が低いということは、企業は人件費を削減して売り上げをつくる必要があります。

その結果、沖縄では低賃金で働く人が増えていると考えられます。

 

3.県民性が関係している

そもそもの県民性が給料の安さに関係しているという意見もあります。

給料を上げるためには、個人のスキルを磨いたり会社で昇進していかなければなりません。

 

しかし、島社会における人間関係や向上心が関係して、沖縄では昇進を望まない人が多いようです。

私が働いていた会社でも、課長から昇進を勧められていた社員が「責任を負いたくないし、人の上に立ちたくないから今の(契約社員)のままでいい」といっている光景を目にしました。

従業員の向上心がないと、会社としても給料を上げる必要性を感じにくいので、結果的に沖縄の県民性が影響して給料が上がりにくくなっているのではないでしょうか。

 

4.中小企業が多い

沖縄では、大企業が少なく中小企業の割合が多いです。

特に、観光やサービス業系の会社が多いため県内で競争が激化し、企業したとしても廃業する企業も多くなります。

競争に勝ち、労働者に高賃金を支払えるほど売り上げを出せている企業が少ないため、給料が上がりにくくなっているといえるでしょう。

 

沖縄で給料が高い仕事5選

沖縄移住した筆者が思う、給料が高い仕事を下記5つから紹介します。

  1. 建設業
  2. エンジニア
  3. 医療関係者
  4. 銀行員
  5. 不動産業

あくまで筆者の意見なので、参考程度に見ていただけますと幸いです。

 

また、沖縄で給料の高い会社を下記の記事で紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。

【2023年最新】沖縄で給料の高い仕事TOP5や好きな仕事に就く方法も解説

1.建設業

沖縄の転職サイトを見てみると、給与のいい仕事として建設業があがっていることが多いです。

実際に、沖縄住みの知り合いから「住んでいるところの周りでどんどん家が建っている」という声もよく聞きます。

2025年には沖縄本島の北部にテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」も建設されており、需要があるものの人手が足りていない業界なので、給料は高く設定されているようです。

力仕事の技術職だけでなく、営業職や事務などの募集もあるので条件に合った仕事を探してみてください。

 

2.エンジニア

IT企業の沖縄進出や子会社設立もあり、沖縄ではWeb系、特にエンジニアの需要が高まりつつあるため給料も高くいです。

実際に、沖縄総合事務局の平成30年度の報告書にも、労働生産性を上げるための施策として、ITの導入支援が検討されているという内容が含まれています。

今後、ますます沖縄ではエンジニアを筆頭にした、Webの専門技術者が求められるのではないでしょうか。

 

またエンジニアは、フリーランスを活用して独立すれば、少なくとも月単価50万円以上で働くことができます。

なかには70万円や80万円の案件も普通にあるほど。

高単価な収入を安定して得たいのであれば、エンジニアを目指すのも非常にいい選択といえるでしょう。

ただし学習期間は半年以上、フリーランスとして独立するには2〜3年の実務経験が必要なため、覚悟をもって挑戦する必要がありそうです。

 

3.医療関係者

看護師や薬剤師など、医療関係の職業は沖縄でも給料が高いです。

専門的知識が必要なことに加えて、県内の人口や長寿の高齢者が増えて、人手が足りなくなっていることが理由にあげられます。

専門資格をもっていれば給料がいい環境にすぐ転職ができるので、沖縄でも好条件の仕事を探しやすいでしょう。

 

4.銀行員

沖縄で働くなら銀行員もおすすめです。

沖縄県民だけでなく県内企業のメインバンクとしても、琉球銀行と沖縄銀行が上位を占めており、従業員の平均給料も高いです。

比較してみると、沖縄県民の平均年収は328万円(参考:求人ボックス)のところ、沖縄銀行の平均年収は423万円(参考:openwork)と、95万円以上の差があります。

沖縄で安定して高収入を得たいという方は、チェックしてみてください。

 

5.コールセンター

派遣の中でも特に、コールセンターが人気です。

バイトルによると、沖縄県のコールセンタースタッフの平均時給は1,250円(2024年6月28日時点)と、沖縄の最低賃金896円よりも354円高くなっています

シフトが比較的柔軟に組みやすいことから、子どもがいるためフルタイム勤務できないけど、給料が高いところで働きたいという方にもおすすめです。

 

沖縄で給料を上げるおすすめの方法

沖縄移住後に、仕事に就いた人からは「以前より給料が減った」という声をよく聞きます。

全ての職種で給料が安いというわけではないですが、平均より給料が安くなる可能性は高いです。

 

そこで、筆者がおすすめする沖縄で給料を上げる方法は、ITスキルを身につけて仕事にするということです。

ITスキルとは下記のようなものです。

  • Webライティング
  • Webマーケティング
  • 動画編集
  • Webデザイン
  • プログラミング

なかでも、特におすすめはWebライティングです。

筆者もWebライターとして活動していますが、デザインやプログラミングのように特別な資格やスキルは必要ありません

パソコンやスマホがあれば、すぐに仕事を始めることができますし、頑張ればWebライターで月50万円を稼ぐことも難しくはありません。

 

実際にこのメディアのオーナーであるかみざとは、経営者として活動するかたわらでライターとしても活動し、1日4時間の執筆作業で月商50万円以上を達成しています。

セールスライティングの世界は、勉強を重ねると時給5,000円以上で働くことも可能なのです。

「せっかく沖縄に住んでいるのに節約生活をしたくない!」という方は、ぜひITスキルを身につけて沖縄生活を楽しんでください。

 

Webライターをはじめ、ITスキルを活用して自宅で働きながら高い収入を得る方法はたくさんあります。

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まとめ

この記事では、沖縄の給料が安い理由や給料が高い仕事、給料を上げるおすすめの方法まで細かく解説しました。

結論として、沖縄の企業に就職すると給料は下がる可能性が高いです。

 

しかし需要が高い職種であれば、沖縄でも高い給料を得ることが可能です。

特に、WebライティングやWebデザインなどのITスキルを身につければ、沖縄で東京と同じかそれ以上の収入を得ることができます

沖縄価格で暮らし、東京価格で稼ぐことができたら、お金もどんどん貯まるようになりますよね。

貯まったお金をもとに投資も行えば、さらに効率よく資産を増やすこともできます。

 

このように、戦略を学べば学ぶほどご自身の人生は楽になっていきますので、ぜひ継続的に沖縄移住に関する情報を集めてみてください。

移住の失敗を防ぐためには、戦略が何よりも大切です。

「沖縄移住を検討しているけど給料が心配」「沖縄での生活が苦しい」という方は、ぜひITスキルを学んでみてください。

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