「移住したいけど、沖縄のことがよくわからない」
「沖縄での生活で困ることって何?」
このような不安はありませんか?
そこで今回は、生まれも育ちも沖縄で、ウチナーンチュ歴30年の筆者が沖縄の現実をお伝えします。
旅行するだけではわからない沖縄の事実は多くあるのです。
事実を知らないと「移住するんじゃなかった」と後悔することになるでしょう。
こちらの記事を読めば、沖縄移住を失敗するリスクも回避できます。
楽しい沖縄移住ライフを送るためにも、ぜひ参考にされてみてください。
メディア監修 かみざと
沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。
【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出
みんなが大好きな沖縄のイメージ
あなたが思い浮かべる沖縄のイメージはどのようなものでしょうか?
沖縄のイメージを調べると「青い海・青い空などの豊かな自然」「沖縄の人はやさしい」などがありました。
さらに沖縄は、2022年幸福度ランキングで全国1位となっています。
沖縄に住む多くの人が「幸せ」を感じているのです。
幸せを多く感じられる沖縄は憧れますよね。
いいイメージの多い沖縄だからこそ、あなたも移住への憧れが強くなったのではないでしょうか。
ですが、高い幸福度ランキングとは裏腹に、沖縄は悩みが多い県でもあるのです。
ではなぜ悩みが多いのでしょうか?
次の項で、沖縄の現実についてお話しをします。
知られていない沖縄の5つの現実
沖縄のいいイメージから「早く住みたい!」とワクワクしているでしょう。
でも、ちょっと待ってください!あなたが知らない沖縄の現実は多くあります。
現実を知らないまま移住しては、後悔することもあるのです。
沖縄の現実を知ってから移住を考えましょう。沖縄の現実を5つ挙げました。
- 金銭問題
- 送料が高い
- 車がないと生活が厳しい
- 移住者への当たりが強い
- 人間関係づくりが難しい
順にお話しします。
1.金銭問題
沖縄に移住する上で、1番苦労をすることになるのが金銭問題です。
現在の沖縄の最低賃金は820円と、全国ワースト1位です。
最低賃金ランキングトップの東京と比べると、200円近い差があります。
「収入が低いなら、家賃は高くないんじゃない?」と思うかも知れませんが、意外と高いです。
例えば僕が住む名護市は、1人暮らしだと平均5万円ほど必要になります。
5万円も家賃がかかると、収入の少ない沖縄では生活がかなり大変ですよね。
また沖縄企業で働いた場合、手取りは18万円程度ですが、そこから家賃の5万円を引くと13万円しか残りません。
その余ったお金で、光熱費や食費をまかなわなければいけないわけです。
そうすると自由に使えるお金は月に8万円程度しかありません。
「もっとお金の余裕が欲しい!」と思ってしまう人も多いのではないでしょうか?
このような移住前との金銭感覚の違いが「地元に帰りたい」と思う原因となっているでしょう。
2.送料が高い
コロナが流行したことで、ネットショッピングの需要がさらに高まっています。
人との接触が少なく、安く購入できることからネットショッピングを使用している人も多いでしょう。
しかし、沖縄では安く購入した商品も高い送料がかかってしまいます。
例えば、1,000円で商品を購入しても、送料が1,000円かかるなんてこともざらです。
「商品代と送料が同じ額なんて信じられない!」と通販を躊躇してしまうこともよくあります。
便利でお得なネットショッピングですが、沖縄だと送料が高すぎてショックを受ける方も多いでしょう。
さらに輸送費が多くかかるため、物価も他の都道府県に比べて高い状況となっています。
賃金が低い上に物価も高いとなると、買い物をするときも「高いから買うのをやめよう」と考えることもあるでしょう。
3.車がないと生活が厳しい
沖縄は電車がなくバスは多く走っていないため、車での移動が一般的です。
那覇市や浦添市はモノレールが走っているので、限られた範囲の移動は便利ですが、遠出をするときのために車を持っている家庭が多い印象があります。
さらに沖縄は、会社への行き帰りも車移動のため、朝夕の渋滞が多いです。
そのため、会社への出勤は余裕を持って出る必要があります。
「家から5kmの距離だから10分もあれば間に合うだろう」なんて思っていたら痛い目を見ることになるでしょう。
4.移住者への当たりが強い
沖縄を訪れたことがある人は「沖縄の人はやさしい人ばかり」といった印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
確かに、沖縄の人は観光客と地元民に対してはやさしいです。
「ん?観光客と地元民に対しては?」と疑問を抱きましたよね。
沖縄は地元民の繋がりが強く、よそ者を受け入れない風習があります。
観光客にはなんでやさしいかというと、あくまでお客様だからです。
昔ほど多くないですが、沖縄は「他島狩り」という風習があり、他の市町村から来た人を追い返すことをしています。
それだけ地元への意識が強いので、移住者に対して冷たく接する場合もあるのです。
逆に信頼関係を築けると、とても頼もしい味方となるでしょう。
5.人間関係づくりが難しい
人間関係づくりが難しい要因として「考えが合わない」ということがあるでしょう。
例えば「うちなーたいむ」が代表的な例となります。
約束した時間に集合場所に行っても誰もいない、なんてことがよくあるのです。
僕は居酒屋で、友人と約束した時間から2時間待たされたことがあります。
それが、沖縄の中ではルールなので「時間を守れないなんてありえない」という考えがある方はストレスが溜まるでしょう。
沖縄移住をするのであれば、そんなルールにも慣れる必要があります。
「なんで時間を守らないの?」と怒ると仲間はずれにされる可能性もあるので、気をつけましょう。
沖縄移住する前にするべき4つのこと
前の項で沖縄の現実を知ることが出来たので、沖縄のイメージが掴めてきましたね。
ですが、イメージだけでは移住に失敗してしまう可能性も。
そこで、沖縄移住を失敗しないためにするべきことを4つお伝えします。
- 短期移住をしてみる
- 移住する場所を調べる
- 沖縄での仕事を調べる
- ITスキルを身につける
それぞれ解説するので、気になる方はぜひご覧ください。
1.短期移住をしてみる
ネットの情報を信じて移住したら「思ってた感じと違う」ということもあります。
そのため、短期移住をしてみることがおすすめです。
実際に移住した人に話を聞くと「水道水が合わなくて肌が荒れた」「湿気が酷すぎて家中カビだらけ」という悩みがありました。
住むことでしか実感できない体験があるので、思いきって短期移住をしてみましょう。
2.移住する場所を調べる
「旅行したあの場所がよかったから」と簡単に移住先を決めると、不便を感じることもあります。
なので、事前に移住先のリサーチを行うことが失敗しないコツです。
例えば、那覇市は沖縄の都市部であり、都会暮らしに憧れている人には向いています。
しかし、自然に癒しを求めて沖縄に移住を考えている人には、暮らしづらいと感じることも。
さらに、那覇市は家賃相場が他の市町村に比べて高い傾向にあるため、資金が少ないと苦しい生活を送る羽目になります。
そのため、自分が求めているライフスタイルにあった場所を、移住する前に調べておくことが大切です。
3. 沖縄での仕事を調べる
移住してから仕事を探すとなると、仕事を探している期間は収入がない状態となるため、移住する前に仕事を見つけておくべきです。
沖縄で仕事を調べる方法は、以下の3つのサイトをオススメします。
- アグレ
- ルーキー
- ジェイウォーム
この3つのサイトは、僕も転職を考える際によく使用していました。
他にも仕事探しの相談をできるグッジョブセンターおきなわを利用するのも、1つの手でしょう。
4.ITスキルを身につける
求人サイトをご紹介しましたが、正直求人サイトに載っている仕事は給料が低いです。
そのため、ITスキルを身につけることをオススメします。
ITスキルを身につけると、沖縄にいながら県外企業から高単価な収入を得られるのです。
オススメは、ライターとマーケターになります。
才能がなくても努力次第で単価を上げることが出来て「レベルアップしてる!」という実感が出来ます。
ライターとマーケターのスキルを高めると、月商50万円以上を狙うことも可能なのです。
私の知人は、ライターとして1日4時間程度の作業時間で月商50万円を稼いでいます。
ITスキルを学ぶなら、独学よりスクールに入会する方が圧倒的に早くスキルが身につくのでオススメです。
僕がオススメするスクールの情報を受け取りたい方は「かみざとのLINE」をチェック!
まとめ
この記事では、沖縄移住の現実を解説しました。
結論、沖縄移住は楽しいこともあれば、辛いこともあります。
いかに対策をして、辛い経験を減らすかが沖縄移住成功のポイントとなるのです。
沖縄での生活は、自然を豊富に感じることができて癒されます。
沖縄移住をお考えの方は、ぜひこの記事を参考にして幸せな移住生活を送りましょう。