「移住したいけど、そこまで沖縄に詳しくない…」
「住みやすい場所を知りたい」
沖縄移住を決意したはいいものの、どこに住めばいいか迷いますよね。
よく知らないまま決めてしまうと、想像より住みにくい場所だったということになりかねません。
この記事では、沖縄移住3年目の筆者がおすすめする街を紹介します。
移住先を決めるためにすることや、移住を楽しむためにするべきことについてもまとめていますので、ぜひ沖縄移住の参考にしていただければ幸いです。
メディア監修 かみざと
沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。
【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出
沖縄本島でおすすめの街7選
沖縄本島で移住者におすすめの街を南部から北部まで6つ紹介します。
人によって住みやすいと感じる街が違いますので、お気に入りの街を見つけてみてくださいね。
沖縄の自然に囲まれた生活ができる!名護市
海や山に囲まれた、自然豊かな街である名護市。
街の中心部にはショッピングモールやスーパー、カラオケ店など施設も充実しているため、北部で最も都会的な街並みとなっています。
名護バスターミナルから市内だけでなく、北部全域にバスが出ているためアクセスが便利です。
ただ、市街地以外はバスの本数が減ってしまうので、車はもっておいて損はないでしょう。
美ら海水族館や古宇利島、瀬底島といったスポットにも車で30分ほどなので、週末にマリンアクティビティをして楽しみたいという方にはぴったりの環境といえます。
自然と快適さどっちも得られる!うるま市
うるま市は沖縄本島の中部の海岸沿いに位置しています。
世界遺産に登録された「勝連城」や、石川岳、海中道路など自然や遺跡が多く、沖縄らしさを感じられる街といえるでしょう。
また、うるま市にはホームセンターであるカインズが含まれた大型ショッピングモールや、おしゃれなカフェも多く買い物や娯楽にも困らない生活を送れるのが魅力です。
平均年齢が若く、子育てしやすい!豊見城市
那覇市の隣に位置する豊見城(とみぐすく)市。
市民の平均年齢は約41歳で、沖縄県のなかでも若者が多い街といえます。
子供が増えていることから小学校の建て替えが進み、綺麗な学校が多いです。
また、巨大アウトレットモールやスーパー、公園、医療機関も充実しているため、ファミリー世帯が暮らしやすい街となっています。
那覇のベットタウンといえどモノレールは走っておらず、バスの本数も多くないため車があった方が便利でしょう。
ショッピングモールがあり買い物に困らない!浦添市
那覇空港から北に向かって、車で20分の場所に位置している浦添市。
那覇行きのモノレールが走っているので、沖縄で車がなくても生活ができる数少ない街です。
運転の心配をせず、夜は居酒屋で沖縄名物の泡盛を存分に楽しむなんてこともできます。
市内には大型のショッピングモールの他にも美術館や劇場、文化財も多く、便利でありながら沖縄らしさを感じられる街です。
子育て支援制度も充実しており、令和4年4月1日から中学生以下の子供の通院費が窓口無料化になっていますので、大人も子どもも暮らしやすい環境といえるでしょう。
ローカル感漂う街が魅力!沖縄市
沖縄県の中央部に位置しており、北部にも南部にもアクセスしやすい沖縄市。
近くに基地があるため、日本とアメリカの文化が合わさったローカル感が漂う街並みが魅力です。
エイサーの街と言われるだけあって、エイサーや音楽イベントも多く活気づいています。
市内には県内最大級のショッピングモールや大きな公園もあり、イベント好きやファミリー世帯の方も住みやすいのではないでしょうか。
ただ、近くに基地があるため、外国人や騒音が苦手な人には向かないかもしれません。
アメリカンな雰囲気が好きな人におすすめ!北谷町
沖縄の中央部に位置しており、観光地としてだけでなく住みやすさでも人気が高い北谷(ちゃたん)町。
実際、大東建託の調査によると沖縄県内の住みここちランキングで5年連続1位を獲得しています。
町全域にコミュニティバスが走っているので、移動には困りません。
米軍基地が町の半分以上を占めており外国人が多く暮らしているため、日本に居ながらアメリカで生活しているような気分が味わえます。
観光スポットのアメリカンビレッジに加えて、おしゃれなカフェや雑貨屋も多いです。
ビーチが近いため、仕事終わりに海沿いを歩いてリフレッシュすることもできますよ。
都会的で車がなくても生活可能!那覇市
県内で最も人口が多い中心都市で、本土と変わらない生活が送れる那覇市。
国内便、国際便がある那覇空港から県外に旅行に行きやすいのはもちろん、市内にはモノレールが走っていたり、バスの運行数も多いので車がなくても生活できます。
特に、那覇市中心部のおもろまち(新都心)がおすすめです。
移住者が多く、新しいマンションやアパートが立ち並ぶ都会的でおしゃれなエリアとなっています。
大型のショッピングモールやボウリング場、カラオケなどのレジャー施設だけでなく、美術館や博物館もあるため、娯楽には困らないでしょう。
ただ、那覇市は都会的で自然が少ないことから、沖縄の雰囲気はあまり感じられません。
自然が多い場所よりも都会がいい、交通の利便性を重視したいという方は那覇市への移住を検討されてみてください。
沖縄離島でおすすめの街2選
沖縄の離島でおすすめの街を2つ紹介します。
離島移住には沖縄本島への移住とは違った魅力がありますので、ぜひ参考にされてみてください。
人口の半数以上が移住者!石垣市
那覇から400キロ以上離れた場所にある石垣市。
石垣島に移住した人の割合は全人口の半分以上を占めているため、島特有の移住者を受け入れない雰囲気は強くありません。
実際、島民とのトラブルで移住を断念するという人は少ないようです。
石垣港付近の市街地に住むと、車で5分圏内にスーパーやドラッグストア、市役所や銀行など生活に必要なものは全て揃っているので、島民の大半がこのエリアで暮らしています。
また、石垣港からフェリーに乗ると、「竹富島・黒島・小浜島・西表島・鳩間島・波照間島」の6つの島に行くことができますので、離島にも気軽に遊びに行くことができますよ。
島内に映画館はなく、その他娯楽も本島に比べて少ないですが、美しい大自然に癒されながら生活したいという方におすすめです。
美しいサンゴ礁に囲まれて生活できる!宮古島市
四方を美しいサンゴ礁に囲まれている宮古島市もおすすめです。
沖縄の離島では2番目に大きな島であり、人口も石垣島とほぼ同じ。
平良港付近の市街地エリアには、生活に必要なものが全て揃っているため生活には困りません。
また、宮古島市は「子どもに優しい街」でもあります。
子育て支援がかなり充実していることはもちろん、島民の方々にとって子どもは「宝」。
石垣市より移住者への受け入れ姿勢はあまり強くないですが、子どもが生まれると温かく接してくれます。
移住生活や子育てに疲れたときは、国宝級の海や満点の星空など自然を活用したデトックススポットで癒される生活を送ってみてはいかがでしょうか。
【本当に住みやすい?】沖縄移住のメリット・デメリット
沖縄への移住を検討している方のなかには、「本当に沖縄は住みやすいのか?」「移住後はどんなメリットやデメリットがある?」など疑問を抱く方もいるでしょう。
移住歴3年目の筆者が語る、沖縄移住のメリットとデメリットは以下のとおりです。
▼沖縄移住のメリット
- 美しい自然に癒やされる
- 時間に追われない生活ができる
- 肌の乾燥に悩まない
- 花粉症で苦しむ彼氏を見なくて済む
- 末端冷え性には天国
▼沖縄移住のデメリット
- 車がないと生きていけない
- 節約は必須!給料が安すぎる問題
- 給料は安いのに物価は高い
- 湿度に悩まされることが多い
- 送料無料は信用できない
具体的にどのようなメリットやデメリットがあるかは以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
移住先を決めるためにするべき3つのこと
「どうやって住む場所を決めたらいいか分からない」という方に向けて、移住先を決めるためにできることを3つ紹介します。
この3つのことを実践していただき、自分に合った移住先を見つけていただけますと幸いです。
1.移住の目的を明確にする
まずは移住の目的を明確にしましょう。
目的は自分の軸になりますので、移住先選びに役立つだけでなく移住後にするべきことが明確に分かります。
例えば「なんとなく沖縄に暮らしてみたい」よりも「沖縄の自然に癒される生活を送りたい」という目的の方が、それを達成するための道筋が見えてきますよね。
「前に暮らしていた場所の方がよかった」と思わないためにも、移住の目的はもっておきましょう。
2.移住先に求める条件の優先度をつける
目的を決めたら、次は移住先に求める条件に優先度をつけましょう。
優先度をつけることで、移住をより現実的に考えられるようになります。
希望の条件すべてに当てはまる場所があればいいのですが、その場所を見つけるのはなかなか難しいです。
そこで、優先度を決めておくと希望する条件に当てはまっている場所を選ぶことができますし、結果的に「好きだと思える場所」に移住することができます。
移住で後悔しないために求める条件の優先度をつけて、自分に合った移住先を見つけてみてください。
3.まずはお試しで住んでみる
移住の目的と優先度が決まったら、条件に合った候補地で実際に暮らしてみましょう。
ネットの情報を調べたり人づてに話を聞くことも大切ですが、最も移住のギャップをなくす方法は実際に暮らしてみることです。
現地に行くだけでなく、生活してみることで暮らしやすさや街、人の雰囲気を知ることができます。
筆者の場合、移住後に沖縄の水が合わなくて肌が荒れたため、短期的でも移住体験してみるべきだったと今でも後悔しています。
お試しで移住する方法は「地方移住前に知っておきたい!失敗を避ける3つの方法」で紹介していますので、チェックしてみてくださいね。
沖縄移住をより楽しくするために
沖縄移住を最大限に楽しむために避けられないこと、それは仕事です。
しかし沖縄で仕事探しを始めると、まず雇用の少なさや給料の安さで悩むことになるでしょう。
そうならないためにも、下記の4つを試してみることをおすすめします。
- ITスキルを身につける
- Web営業スキルを身につける
- SNSで人脈を広げておく
- 優良クライアントを確保しておく
1.ITスキルを身につける
沖縄移住の前後でITスキルを身につけておきましょう。
身につけたスキルを活用すると、沖縄県の安すぎる給料や職場の人間関係に悩まされることがなくなります。
また、どこでも仕事ができるので仕事の有無で移住先を決める必要がなくなり、本当に住みたい場所で生活することも可能です。
おすすめは下記のようなITスキルです。
- Webデザイン
- Webライティング
- プログラミング
- 動画編集
- Webマーケティング
ITスキルの身につけ方は書籍やスクールで学ぶ方法のほかに、やんばるエキスパートなどのWeb講座で学ぶこともできますので、自分に合った方法を試してみてください。
2.SNSで人脈を広げておく
ITスキルを身につけると同時に、SNSを活用して人脈を作りましょう。
SNSで人脈を作ることで、身につけたITスキルが活かせる仕事を受けやすくなります。
「どうやって人脈を作っていけばいいか分からない」という方は下記の方法を試してみてください。
- 仲良くなりたいと思った人の発信内容にリアクションを送る
- オンラインサロンに入ってみる
SNS経由で仲良くなった人から仕事に繋がることが多いので、ITスキルの勉強とSNSの人脈作りは並行して行いましょう。
3.Web営業スキルを身につける
「Web営業って何…?」と思われた方も多いと思います。
これは、直接クライアントに会って行う営業とは違い、ビジネスSNSやクラウドソーシングなどで営業することです。
一般的に、ある程度の実績やポートフォリオができたら、それを掲げて一緒に仕事をしたいと思う個人や企業に連絡を送ります。
連絡をしたら必ず仕事がとれるとも限らないため、根気強く連絡していきましょう。
4.優良クライアントを確保しておく
クライアントにも良し悪しがあります。
Web営業が成功して案件を獲得したとしても、クライアントの質が悪ければ、ほぼタダ働きということにもなりかねません。
身につけたITスキルを、きちんと評価してくれるクライアントを確保しましょう。
下記内容に当てはまっていれば優良クライアントといえますので、チェックしてみてください。
- 振り込み遅れがない
- 発注費用が安すぎない
- フィードバックをくれる
- マニュアルがある
まとめ
この記事では、沖縄移住でおすすめの街について紹介してきました。
沖縄移住の前に街のことを知っておくと、より移住を現実的に考えられるようになります。
よく知らないまま移住先を決めてしまうと、想像より住みにくい場所だったということになりかねません。
移住の目的や条件を明確にしたうえで、移住先を決めていただければと思います。
また、沖縄移住を最大限に楽しむためにも、ぜひITスキルを身につけていきましょう。
魅力的な街が多い沖縄で、あなたにぴったりな移住先を見つけていただければ幸いです。