【2022年まとめ】移住を考えている方必見!給料が低い沖縄で幸せに暮らすコツ3選

「いつか沖縄に移住したい!でも、いい仕事が見つかるだろうか…」
「沖縄は給料が低いと聞くけれど、実際のところどうなの!?」

沖縄は、年間を通して温暖な気候に恵まれているので冬も比較的暖かく、花粉に悩まされることもなく快適に過ごせます。

青く輝く美しい海とサンゴ礁、そして世界自然遺産にも登録された豊かな森、きれいな清流や滝など自然に触れられる素晴らしい環境が身近にあり、観光地としてはもちろん、移住先としても人気の高い県です。

そんな沖縄へ「いつか移住してゆったりと快適な暮らしを送りたい。。」と考える人も多いのではないでしょうか。

しかし移住を現実的に考えていくと、仕事のことや給料のこと、暮らしのことなどいろいろな不安もでてくることでしょう。

今回は、その中でも【沖縄の収入・給料事情】について詳しく見ていきたいと思います。

沖縄移住を本気で考えている方、情報を集めて移住の準備をしたい方に、ぜひ読んでいただきたい内容になっています。

メディア監修 かみざと

沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。

【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出

 

沖縄の平均収入はいくら?

「収入が低い」といわれている沖縄。その実態はどうなのでしょうか?

日本のビジネスパーソンの平均年収を毎年ランキングで発表している求人情報・転職サイトdoda(デューダ)の調べによると、沖縄の平均年収は3年連続でワースト1位となっています。

ここ3年間の都道府県別ランキングの上位、下位3県がこちら。

2022年 最新版 2021年度 2020年度
1位 東京都(440万円) 東京都(438万円) 東京都(444万円)
2位 神奈川県(423万円) 神奈川県(422万円) 神奈川県(430万円)
3位 千葉県(410万円) 千葉県(408万円) 千葉県(412万円)
45位  高知県(349万円) 高知県(354万円) 鹿児島県(360万円)
46位 鳥取県(347万円) 山形県(350万円) 山形県(358万円)
47位 沖縄県(341万円) 沖縄県(336万円) 沖縄県(348万円)

金額に少し推移が見られますが、上位ランキングの3県は順位が変わっていません。

それに比べて、下位ランキングの3県を見てみると、沖縄は3年連続最下位をキープしており、45位と46位は年度によって入れ替わりが見られます。

 

また、厚生労働省が出している令和3年度の都道府県別賃金(月収・男女計)のデータによると、同じく最も高かったのは東京都の362,200円で、全国計の307,400円を大きく上回っています。

比べて沖縄は、250,800円となっており、青森・岩手・秋田・宮崎と並んでワースト5位に位置しています。

その他のデータも見てみましょう。

今年8月に公表された2019年度の「1人あたりの県民所得」は241万円で、沖縄県としては過去最高の値となりました。

しかし、全国平均は318万円で沖縄はその7割程度しかなく、最低水準を長くキープし続けています。

 

また、沖縄県の最低賃金は時給820円(令和3年)と全国でも最も低い金額です。

以上の統計データなどから、沖縄の収入・所得は全国平均と比べるとやはり低く、厳しい状況にあるということがわかります。

 

沖縄の平均収入、最低賃金が低いのはなぜ?

全国と比較して、沖縄の収入や賃金が低い現状があることがわかりましたが、なぜそのような状態が長く続いているのでしょうか?

その理由として考えられるいくつかの要因から、2つご紹介していきます。

 

【要因①】 非正規雇用の割合が高い

沖縄では非正規雇用の割合が多く、それが収入が全国平均より低くなる理由のひとつとされています。

正規雇用の場合、年齢や勤続年数とともに収入は上がっていく場合が多いですが、非正規雇用では横ばいになりやすく、収入増につながらないこともあります。

沖縄の主要な産業であり、従事者が多い「観光業」では、特に非正規雇用の従事者が多く見られます。

 

【要因②】 県内の大企業が少ない

沖縄県内には中小企業が多く、大企業が少ないのが特徴です。

中核となる観光やサービス関係の企業は、競合が参入しやすいため、つぶし合いによる価格戦略に走りやすいという傾向もあります。

また、沖縄経済においては、県内の利益2割が県外企業に流出しているという状況もあり、生み出されたお金や需要を県内で留め、循環させることができていません。

 

ここで、沖縄県で収入が高いとされる職業について見てみましょう。

沖縄労働局が出している『沖縄県の賃金(令和2年度)』によると、収入の高い職業は以下のようになっています。

職業 所定内給与額(月額平均)
1位 医師 1,119,600円
2位 大学教授・講師 620,500円
3位 技術士 538,700円
4位 一級建築士 401,800円
5位 高等学校教員 385,600円
6位 歯科医師・歯科技工士 370,500円
7位 自然科学系研究者 332,700円
8位 機械検査工 328,200円
9位 保険外交員 323,100円
10位 薬剤師 319,000円

年齢や雇用先の規模などによって変動はあり一概には言えませんが、全体的に見ると専門職や、難関資格を取得し従事する業種が上位にランクインしていることがわかります。

専門職であるため全体的に従事する人数も多くなく、雇用先や人数も限られます。

県内産業の中核を担う観光業、サービス業に従事する人は多くても、収入面が改善されなければ、沖縄全体の収入・賃金状況の底上げにはなりません。

 

「収入が低い=不幸せ」にはならない?幸福度No.1沖縄

これまで、収入面において沖縄がいかに厳しい状況に置かれているかをお伝えしてきました。

結論からいうと、沖縄は全国と比べて平均収入が低く、条件の良い仕事を見つけるのは難しいです。

しかし、それだけで沖縄に移住したいという気持ちを諦める、沖縄に移住しない方が良いということに繋がるのでしょうか?

 

ここで注目したいのは、2022年7月に発表された民間シンクタンク「ブランド総合研究所」による調査です。

それによると、4つある指標のうち沖縄は「定住意欲度」「幸福度」「愛着度」の3つで1位にランキングし、平均値としては3年連続の1位という快挙をなしとげています。

この結果から、沖縄が「移住して暮らすには最高の場所」「たくさんの人から愛されている場所」であることが読みとれますよね。

 

さらに、別の数値・指標と比べると、次のような面白いことがわかります。

幸福度で全国1位の沖縄ですが、平均年収はお伝えした通り、全国で最下位です。

平均年収で全国の上位、1位・2位にランクインしているのは「東京・神奈川」です。

年収の高いこの2つの都道府県の幸福度ランキングを見てみると、実は全国ワースト2位、3位になっています。

 

この結果を踏まえて考えると、幸せかどうかを判断する基準にはお金だけでなく別の要素もあるということ。

それが沖縄では十分に得られる、沖縄移住することで幸福度が上がるということがわかります。

 

沖縄に移住して幸せに暮らすコツ3選

「沖縄に移住したい!」と一度でも思った方は、移住したあとどのような暮らしを送ろうかと、イメージしたことがあると思います。

  • 休日は家族で大自然へドライブ!日焼けで真っ黒になるまで思いっきり遊び倒す
  • 窓から海が見える部屋で、ゆったりと夕焼けを眺めながらコーヒーを飲みたい

憧れの沖縄に移住して、幸せに暮らすにはどうしたら良いのでしょうか?

ここでは、沖縄暮らしをより幸せにする3つのコツをご紹介していきます。

 

【コツ①】 暮らしの中で「大切にしたい時間」を考える

自分にとって「大切にしたい時間」を、みなさんはそれぞれ持っていると思います。

移住をする前は、先ほどお伝えしたような素敵な「イメージ」を持っていたはずなのに、いざ実際に移住するとなると、仕事探しや給与待遇面の厳しさ、環境の変化などでマイナス面ばかりみてしまう、なんてこともあるかもしれません。

そんなときは、自分自身に問いかけて、移住を決意した時の気持ちを思い出してみてはいかかでしょうか?

どんな生活のなかでも、自分や家族との「大切にしたい時間」を決めて、それを守る。それが幸せな日々を送る第一歩ではないかと思います。

 

【コツ②】 他と比較しない

収入が高くてお金をたくさん持っていれば、多くのものを手に入れたり、贅沢な暮らしを送ったりすることもできるのかもしれません。

では、収入が低ければ幸せを得られないのでしょうか?

それは、収入面では全国ワースト1である沖縄の幸福度が日本一であることを見ても、そうではないと言えます。

幸せを感じられる人の特徴として「楽観的」「ポジティブ」であることが挙げられます。

 

沖縄は年中暖かく、海や森など壮大な自然に囲まれている恵まれた環境があります。

暖かい気候と人、環境に恵まれている沖縄では「なんくるないさ」という言葉にあるように、何事も「なんとかなる」とポジティブに捉えて進む気質があります。

他の場所や他人と比べて「持っていない」ことを悲観するのではなく、今ここにあるもの、支え合う仲間を大切にし、幸せを感じることができる。

そのような前向きで強い気持ちが、沖縄という土地や環境から得られるように感じます。

 

【コツ③】 スキルを身につける

これまで「収入が少なくても幸せに暮らす」コツについてお伝えしてきましたが、収入が全く無かったり、少なすぎたりしても生活は成り立ちません。

移住という選択は、これまでに無い新しい生活が待っているという期待や希望にあふれる日々の始まりでもありますが、前提となる収入を確保することも大切です。

とは言っても、新しい土地でイチからスタートし、条件の良い仕事を見つけるのはかなり難しいことです。

 

その問題を解決する手段として、個人で明日からでも準備を始められることがあります。

それは「ITスキルを身につける」こと。

ITスキルを身につけ、自身の力で仕事と収入を安定して得ることができれば、沖縄が抱える「収入」「雇用」の問題をクリアすることができます。

 

今年、復帰50年の節目を迎えた沖縄。

コロナによる多大な影響を受け、これまでの「3K(基地・公共工事・観光)」依存から脱却し、「ICT(情報通信技術)」の分野を新たな柱として力を入れていくといわれています。

そのため、IT業界は常に人材を求めています。ITスキルを身につけることができれば、雇用と収入面で不安定さが懸念される沖縄において、安定した収入の基盤になります。

さらなるメリットとして挙げられるのは、パソコン1台とネットワーク環境さえあればどこでも仕事ができるということ。

海や森に近い自然豊かな場所に住むことも選択肢に入れることができ、理想の沖縄移住暮らしを送ることができます。

 

まとめ

今回は「沖縄の収入が低い」ことに注目し、その現状と背景、移住して沖縄で幸せに暮らすコツなど、さまざまな情報をお伝えしてきました。

最後にもう一度、移住して18年目を迎える筆者が断言させていただきたいのは「沖縄は魅力にあふれすぎている場所で、移住はホントにおすすめ!」ということ。

美しい海や豊かな森、大自然に囲まれた壮大な雰囲気、歴史や文化に触れる充実した経験など、沖縄に住んでいなければ知ることができなかったさまざまな魅力を日々満喫しています。

 

沖縄移住を現実的に考えている方。すぐにできることがあります。

例えば、以下2つのことです。

  1. ITスキルを身につけて、どこでも収入を得られるようにする
  2. 移住後の沖縄暮らしで「大切にしたい時間」の過ごし方をイメージしてみる

まずは行動に移せる簡単なことから始めてみませんか?

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