セミリタイアにはいくら必要?年代別シミュレーションとポイントを解説!

「セミリタイアに興味あるけど自分には無理かも…」
「30代や40代でもセミリタイアできるの?」

このようなことを考えたことはありませんか?

この記事では、セミリタイアに必要な資産額をシミュレーションしながら、年代別に必要な金額を解説します。

「セミリタイアするにはいくら必要なのか知りたい」「自分の年代のシミュレーションが見たい」という方は、ぜひ記事の続きをお読みください。

メディア監修 かみざと

沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。

【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出

セミリタイアとは?

本題に入る前に、セミリタイアについて簡単に説明します。

あなたは「アーリーリタイア」という言葉を聞いたことがありますか?

アーリーリタイアとは、定年を迎える前に早期退職や引退をすることです。

働き方の多様化や終身雇用の崩壊などにより注目されるようになったライフスタイルで、セミリタイアもここに含まれます。

 

ちなみに、セミリタイアを簡単に説明すると以下のようになります。

セミリタイア:定年を待たずに退職。自分の時間を楽しみながら仕事でも収入を得る

つまり、ある程度は働くことを前提にしているのが、セミリタイアというわけです。

 

また、セミリタイアとよく比較されるものには、早期リタイアやFIREなどがあります。

早期リタイア:定年前に退職金を受け取り退職。リタイア後はまったく仕事をしない。

FIRE:定年を待たずに退職。リタイア後は資産運用の運用益で生活する。

このように、早期リタイアやFIREの場合、リタイア後は働かないことを前提としているので、セミリタイアとは大きく異なるというわけです。

 

セミリタイアのメリット

では、セミリタイアにはどんなメリットがあるのか考えてみましょう。

主に、以下の3つが挙げられます。

  • 自由な時間が増える
  • 仕事のストレスが減る
  • 人生の選択肢が増える

まず、セミリタイアすると自由に使える時間が増えます。

働く時間が減るだけでなく、在宅の仕事を選べば通勤時間もゼロに。

片道1時間以上かけて通勤している人なら、毎月40時間ほどの時間を捻出できますね。

 

また、自分のやりたいことを選べる人生になるので、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスからも解放されます。

セミリタイア生活は、バリバリ働きたいという人よりも、QOL(生活の質)を重視した暮らしを目指す人に向いているでしょう。

 

セミリタイアは実現しやすい?

ここまでお伝えした通り、セミリタイアは仕事を続けることが前提なので、完全なリタイアに比べて実現しやすいと言えます。

しかし、セミリタイア後の資金繰りを甘く見ていると、のちのち後悔することになりかねません。

そうならないためにも、セミリタイアを実行する前にしっかり計画を立てておく必要があります。

 

特に重要なのが、どのくらいお金が必要なのかをきちんと理解しておくことです。

とはいえ、急に言われても具体的なイメージが沸かないですよね。

ここからは、年代別に必要な資産額のシミュレーションを見てみましょう。

 

【年代別】資産額のシミュレーション

当然ながら、セミリタイアを目指す年齢によって、必要な資産額は変わります。

そこで今回は、35歳、45歳、55歳の3パターンで計算してみました。

あなたの年齢に近いもの、または目標としている年齢の金額をぜひ参考にしてください。

 

セミリタイアするのに必要な資産額は、以下の式に当てはめて算出しています。

(毎月の生活費-毎月の収入)×12ヵ月×(90歳-セミリタイアする年齢)

また、以下の条件を前提としています。

<前提条件>

・月間の生活費が16万円
※家計調査年報(家計収支編)2022年/総務省
単身勤労者世帯の平均消費支出額より引用
・セミリタイア後の収入が月5万円
・90歳まで過ごす

 

35歳でセミリタイアする場合

まず、35歳でセミリタイアする場合のシミュレーション結果です。

この場合、7,260万円の資産が必要となります。

(16万円-5万円)×12ヵ月×(90歳-35歳)
=11万円×12ヵ月×55歳
=7,260万円

金融広報中央委員会「令和4年(2022年)家計の金融行動に関する世論調査」によると、30代の平均貯蓄額は710万円、中央値は350万円であることが分かっています。

 

先ほどのシミュレーションと比べると、セミリタイアに必要な貯蓄額はかなり高額ですよね。

この現実を知らずにセミリタイアしてしまうと、数十年後に大変な思いをするかもしれません。

「なるべく早くセミリタイアしたい」という気持ちだけで先走らないよう、慎重に計画を立てましょう。

 

45歳でセミリタイアする場合

次に、45歳でセミリタイアする場合のシミュレーション結果です。

この場合、5,940万円の資産が必要となります。

(16万円-5万円)×12ヵ月×(90歳-45歳)
=11万円×12ヵ月×45歳
=5,940万円

セミリタイアを10年遅らせることで、必要なお金は1,320万円も少なくなります。

35歳から45歳の10年間は、まだまだバリバリ働くことができる年齢です。

そのため、この10年で資金を増やすことができれば、セミリタイアの実現が一気に見えてくるでしょう。

 

55歳でセミリタイアする場合

最後に、55歳でセミリタイアする場合のシミュレーション結果です。

この場合、4,620万円の資産が必要となります。

(16万円-5万円)×12ヵ月×(90歳-55歳)
=11万円×12ヵ月×35歳
=4,620万円

35歳でセミリタイアした場合と比べると、2,640万円も差がありますね。

必要な金額は大幅に減りますが、なかには「セミリタイアの期間が20年も短くなるのか…」と思う人がいるかもしれません。

 

しかし、現在の日本人の平均寿命は、男性が81.5歳、女性が86.9歳と言われています。

そう考えると、セミリタイア後も30年ほど期間があるので、短すぎることはないですよね。

リスクを犯して時期を早めるより、確実に達成できる年齢を目指すほうが、セミリタイア後も安心して過ごせるでしょう。

 

セミリタイアを達成する3つの方法

「必要な金額は分かったけど、どうやって資金を集めたらいいの?」と思った人も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、ここからはセミリタイアを達成する3つの方法を紹介します。

誰にでもできる内容なので、難しいことを考えず取り組んでみてください。

 

1)無駄な支出を減らす

まず、無駄な支出を減らすために生活費を見直しましょう。

光熱費、通信費、食費、サブスクなど、節約できるものが必ずあります。

  • 電気代が1万円を超えているなら、電力会社を比較してみる。
  • 毎月のスマホ代が1万円近いなら、格安SIMに切り替えてみる。
  • 毎日コンビニに寄ってしまうなら、週3回にしてみる。

このように、ちょっとした工夫だけで月に数千円は節約できます。

それに、今のうちから節約するクセを付けておくと、セミリタイア後の生活でも役立ちます。

少しでも減らせないかな?と思うことがあれば、ぜひこの機会に見直してみましょう。

 

2)収入を増やす

また、現時点で貯金をする余裕がない人は、収入を増やす工夫をしましょう。

スキルアップや転職で年収を増やすことが、真っ先に思い浮かんだ人がいるかもしれません。

しかし、勤めている会社によって条件が違いますし、自分でコントロールするのは困難ですよね。

勤め先に依存していては、セミリタイアの計画もなかなか進みません。

 

そんなときは、本業+副業で収入源を増やすことから始めましょう。

毎月1万円の収入でも、何もせずにゼロ円の人とは大違い。

積み重なれば、かなりの金額になります。

また、副業収入はセミリタイア後の収入源にもなるので、セミリタイアの実現が一気に近づきますよ。

 

3)投資を始める

そして、生活費の削減と収入アップで貯金ができたら、さらに増やす方法を考えましょう。

先ほどのシミュレーションでもあったように、セミリタイアを実現するためには数千万円の資産が必要です。

つまり、現時点で十分な収入がある場合を除き、ただ貯金するだけでは限界があるということになります。

 

では、そんなときはどうすればいいのでしょうか。

生活費の見直しによる余剰金や副業収入を投資にまわして、資産を増やしましょう。

たとえば、毎月5万円ずつ10年間貯金すると、総額600万円になりますね。

これを、毎月5万円、運用利回り3%(年率)で10年間運用すると、総額は約698万円になります。

参考:資産運用シミュレーション/金融庁(※手数料や税金などは考慮しません)

 

貯金の利息は5年間でも100円前後なので、投資と比べて100万円近くの差が生まれるんです。

どうでしょう。ただ貯金するよりも、投資にまわす方が効率よく増やせそうですよね。

しかし、当然ながら投資にはリスクがあります。

目先の利益にとらわれて無理をしない、生活資金を必ず手元に残す、ということを忘れないでください。

 

ライフプランの設計はプロに相談しよう

セミリタイアに必要な資産額や達成させる方法について説明してきましたが、イメージは沸いてきましたか。

一見キラキラして見えるセミリタイアですが、当然ながらリスクもあります。

特に、金銭的な面で無計画なセミリタイアはとても危険です。

セミリタイアのチャンスは何度もやって来ないので、慎重に計画を立てなくてはいけません。

 

しかし、資産形成やセミリタイア達成に向けたプランを立てる自信がない人もいますよね。

そんな方は、ライフプラン設計のプロに相談してみるのもいいでしょう。

ここでは、資産形成のサポートやライフプランについて相談できるサービスを2つ紹介します。

 

マネーキャリア

マネーキャリアでは、家計相談や資産運用、ライフプランの設計まで、お金の悩みをプロに無料で相談できます。

予約はLINEで手軽にできるので、わざわざ電話で日程を調整する必要がありません。

<マネーキャリアの特徴>

  • 所属プランナーは全員FP資格を保有
  • オンラインだから時間や場所を選ばない
  • 納得いくまで何度でも無料で相談できる

 

マネプロ

マネプロでは、保険・証券・住宅ローンなど、家計の悩みをプロにまとめて相談できます。

すべてワンストップで対応できるのが、マネプロの強みです。

<マネプロの特徴>

  • FP・IFPに無料で相談できる
  • ライフプランに合った改善ポイントが分かる
  • オンライン、対面いずれも対応可能

このほか、金融機関や保険会社でも窓口を用意しています。

思いつきで動き始めるのではなく、これらのサービスを利用してライフプランを立ててみるのもおすすめです。

 

副業でセミリタイアに備えよう

ここまでお伝えした通り、セミリタイアを達成するには十分な資産が必要です。

そして、未来のことは誰にも予測できないので、セミリタイア後の収入源もしっかり確保しておく必要があります。

その方法のひとつとして副業を紹介しましたが、ひとつだけ気をつけていただきたいことがあります。

 

それは、安定的に稼げるようになるには、ある程度時間がかかるということです。

セミリタイア後に副業を始めても、すぐに収入を得られる保証はありません。

収入がゼロになると、セミリタイア後の計画が崩れてしまいますよね。

それを防ぐためにも、今のうちに少しずつ副業の準備を始めておくといいですよ。

 

おすすめの副業はWebライター

「副業といっても、何から始めたらいいのかわからない」
「プログラミングや動画編集に挑戦したけれど、挫折してしまった」

そんな経験をした方がいるかもしれませんね。

副業に関する情報が多すぎて、かえって始められない方もいると思います。

 

そんな方にぴったりの副業が、Webライターです。

動画編集やプログラミングの知識はなくても、メールや日記など文章を書いたことはありますよね。

パソコン1台あれば未経験者でも始められ、収入を得るまでの期間も短いのもWebライターのいいところ。

 

いつでもどこでも仕事ができるので、セミリタイア後も無理なく続けられますよ。

副業ライターについては別の記事でまとめていますので、気になる方は以下の記事を参考にしてください。

副業でWebライターを始めたい人必見!メリット・デメリットを5つ紹介

 

副業ライターを目指すなら「やんばるエキスパート」

Webライターは独学で始めることもできますが、セミリタイア後の生活を考えると最短で結果を出したいですよね。

そこで、Webライターを本格的に始めたい人、ライティングスキルや実践力を高めたい人におすすめしたいのが、「やんばるエキスパート」のライター講座です。

Webライターに欠かせない執筆スキルはもちろん、リサーチやマーケティングなど幅広くサポート。

初心者からWebライターを始めて、たった3ヶ月で月商5万円を達成した人もいます。

やんばるエキスパートでは無料相談を実施していますので、副業ライターとして収入を得たいという人はお気軽にご相談ください。

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まとめ

この記事では、セミリタイアに必要な年代別の資産額シミュレーションをご紹介しました。

セミリタイアは、なんとなく達成できるものではありません。

実現するためには、目標とする年齢や必要な資産額などをもとに、しっかりとした計画を立てる必要があります。

 

まずは、生活費の削減と収入アップに取り組みながら、セミリタイアに向けたライフプランを考えてみてください。

難しそうだなと感じた人は、この機会にプロに相談してみるのもいいですね。

この記事が、みなさんのライフプラン設計に役立つと嬉しいです。