30代になってから「お金のこと、ちょっと真剣に考えないといけないかも」と感じていませんか?
家のローンや、子供の教育費用について考えると、毎日の忙しさに追われつつも、心配なことがありますよね。
でも、実は、30代は資産を増やすための「最適なスタートライン」なんです。
この記事では、30代のあなたが今日からできる資産形成のコツを紹介します。
お金の基本から、ちょっとしたコツ、お得な制度まで、わかりやすく解説していきますので、最後までご覧ください。
メディア監修 かみざと
沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。
【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出
30代で知っておこう!資産形成の基本はこれ!
30代は、まさに人生の中間地点です。この時期の選択が未来を大きく左右します。
お金の話になると、多くの人が「もう少し後でもいいかな」と思いがち。
でも、30代の資産形成は、「将来の安心」を手に入れるための大切なステップなんです。
この年代は、キャリアも家庭も安定してくる時。
だからこそ、収入を賢く使い、将来への投資を始める絶好のチャンスなんです。
例えば、定期的な貯金や投資は、40代、50代での生活をより豊かにします。
「投資って難しそう…」と思うかもしれませんが、実は30代から始める資産形成は、とてもシンプル。
自分に合った方法を見つけ、コツコツと続けるだけで、未来の大きな違いを生むことができるんです。
では、どうすればいいのか?
ここでは、30代から始める資産形成の具体的な方法とその重要性について、詳しく解説していきます。
30代の資産形成の重要性
30代に突入すると、多くの方々がキャリアを築き、それに伴い収入も増加するものです。
そのため、資産形成の重要性が高まります。しかし、なぜ30代が資産形成に最適なのでしょうか?
その理由を、もう少し掘り下げて解説します。
30代になると、20代に比べて社会人としての経験も積まれ、収入面での安定感が増します。
そのため、貯蓄の余裕が生まれます。
また30代は人生の大きな節目を迎える時期で結婚や出産、住宅購入など、人生を左右するようなイベントが目白押し。
これらの人生の節目を経験することで、将来のための資産形成に興味を持つ方も多いのではないでしょうか?
そして、資産形成の魅力的な側面として、複利効果があります。
複利効果とは、投資した資産が時間と共に成長し、その成長した資産がさらに成長を遂げるというものです。
30代から資産形成を始めると、長期間にわたってこの複利効果を享受することができます。
つまり、30代で資産形成をスタートさせることは、将来的な経済的な安定と成長への道を切り開く上で、有効な戦略と言えるのです。
50代でFIREを実現するための30代からの資産運用計画
「50代で仕事を辞めて自由に生きたい!」そんなFIREを実現するためには、30代から計画を立てることが大事です。
具体的なステップを踏んで、効果的な計画を立てていきましょう。
まずは、自分の財務状況を把握することから始めます。
現在の収入、支出、貯蓄、借入れなどをリストアップし、資産を計算しましょう。
次に、50代でFIREを実現するために必要な資産額を設定します。
例えば、毎年500万円の生活費で暮らしたいと考えた場合、25倍の1億2500万円が必要とされるのが一般的な目安です。
投資金額は、収入のうちどれだけを貯蓄に回せるかが鍵です。
今の生活費を見直し、無駄な出費を削減し、貯蓄率を最大化しましょう。
例えば、食費や娯楽費を見直し、月に5万円を削減することができれば、年間で60万円の追加貯蓄が可能になりますよ。
手取りの月収が30万円の場合であれば、生活費を差し引いた後、少なくとも5%(1万5千円)を投資に回すことを目標にしましょう。
この金額は、特に節約を意識しなくても確保できるレベルです。
この金額を、例えば低コストのインデックスファンドに投資するとしましょう。
インデックスファンドは分散投資が可能で、長期的なリターンを期待できます。
また、自動積立を設定することで、毎月自動的に投資が行われるため、忙しい日々の中でも資産形成を続けられます。
30代の資産状況から活用できる制度
この年代の平均年収って、だいたいどのくらいか知ってますか?
そして、貯金はどれくらいあると安心なのでしょうか?
大事なのは、自分のライフスタイルに合った貯蓄計画を立てることが大切です。
そして、貯金だけでなく、資産をどう増やすかも考えましょう。
30代の平均年収と貯金額
「令和4年(2022年)家計の金融行動に関する世論調査」によると、30代の平均貯蓄額はなんと710万円。
そして、中央値は350万円でした。平均710万円って、結構な金額ですよね?
ここで重要なのが「平均」と「中央値」の違いです。
平均値は、全部のデータを足してその数で割ったもの。
でも、これには落とし穴があって、数少ない大金持ちが平均を引き上げてしまうんです。
一方で中央値、これはデータを並べて真ん中にくる値のこと。
中央値は、極端な値に左右されにくいので、実際の世帯の感覚に近い数字です。
(出典)金融広報中央委員会「令和4年(2022年)家計の金融行動に関する世論調査
30代の資産形成に役立つ制度
資産形成に役立つ制度には、意外と知られていないものも多いです。
例えば、iDeCo(個人型確定拠出年金)や積立NISAなど、税制優遇を受けられる制度があります。
これらは長期的に見て、かなりお得。
特に30代はまだまだ時間があるので、こういった制度を活用して、効率的に資産を増やしましょう。
30代の資産状況をチェック!積立投資信託やiDeCoなどの制度を活用しよう
自分がどれくらいの資産を持っているか、また、将来どれくらい必要になるか。
これらを知ることで、どれくらい投資すべきかが見えてきます。
積立投資信託やiDeCoを活用することで、少しずつでも着実に資産を増やすことができますよ。
ポイントは、長期的な視点を持つこと。焦らず、コツコツと資産形成を行いましょう。
積立投資信託を利用した分散投資は、毎月一定額を投資信託に積み立てることで、リスクを分散させて資産を増やす方法です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自分で選んだ年金プランに税制優遇を受けながら積み立てることで、老後の資金を準備する制度。
NISA(少額投資非課税制度)は、年間40万円までの投資に対して、20年間の非課税期間を設ける制度のことです。
詳しくは別の記事で詳しく解説していますので、参考になさってください。
資産形成を目指す30代は投資信託の選び方が重要!
投資信託は、私たちから集められた資金を、運用会社が株式や債券に投資し、成果を分配する金融商品です。
投資信託には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
種類と特徴
インデックスファンド
日経平均株価やTOPIXなど特定の指数に連動して運用されるファンドです。手数料が安く、長期的な資産形成に最適です。
アクティブファンド
運用担当者の判断により、特定のテーマや地域に投資します。高いリターンを狙えますが、手数料も高め。
バランスファンド
株式と債券の両方に投資し、リスクを抑えつつリターンを目指します。
リートファンド
不動産投資信託で、不動産への投資を行います。インフレに強いのが特徴です。
投資の目的と期間
投資信託を選ぶ際は、目的と期間を明確にしましょう。
老後資金の準備、住宅資金、教育資金など、目的は人それぞれ。
例えば、子供の教育資金のために20年間投資する、老後の資金を30年後に確保するなど、目的と投資期間に応じた適切な投資信託を選ぶことが大切です。
目的に応じて、適切な投資信託を選びましょう。
投資対象とリスク・リターンのバランスを確認する
株式投資は、景気や企業業績に左右されるので、値動きが激しいです。
つまり、リスクは高め。でも、その分リターンも大きくなる可能性があります。
債券は、株式と比べると価格の変動が少ないので、リスクが低め。
でも、それだけリターンも控えめです。
安定を求める方や、リスクを避けたい方には債券投資がおすすめです。
不動産投資は、インフレに強いと言われています。ただし、値動きはゆっくり。
リターンは大きくありませんが、安定志向の方には良い選択肢かもしれません。
自分に合った投資信託を選んで、賢く資産を増やしましょう。
ベンチマークと過去の運用実績を比較する
投資の世界には、「ベンチマーク」という言葉がよく出てきます。
これは、投資信託が目標とする運用成果を示す指標のこと。
例えば、TOPIXに連動するインデックスファンドは、TOPIXの動きに近い成果を目指します。
投資信託を選ぶ際、このベンチマークは重要。
投資信託がどの程度の成果を目指しているかがわかるからです。
実際にベンチマークをチェックすることで、そのファンドがどの市場に焦点を当てているかが見えてきますよ。
運用実績を見ることも大切で特に、ベンチマークとの比較は、そのファンドの運用が目標通りに行われているかどうかを判断する上で役立ちます。
もしベンチマークと大きく異なる結果が出ている場合、なぜそうなったのかを分析してみてください。
定期的な修正も楽しみながら、運用していくと投資への意欲もさらに上がっていくのでおすすめです!
オンラインツールの活用で投資信託の選び方と管理を効率化する
数多くの投資信託の中から自分に合ったものを選ぶのは、なかなか難しいものです。
最近は、オンラインツールが進化していて、自分の投資目的やリスク許容度に合った投資信託を見つけやすくなりました。
例えば、ランキングや比較情報を活用すれば、複数の投資信託を比較して、運用成績やコストなどを簡単に比較できます。
また、運用シミュレーションを利用すれば、投資信託を運用した場合の想定利回りや損益をシミュレーションが可能。
例えば「みんかぶ」などのオンラインサイトでは、投資信託のランキングを提供しています。
これらのランキングは、基準価額や利回り(リターン)、信託報酬などの情報を一覧で比較することができるんです。
どの投資信託が運用成績やコスト面で優れているのかを簡単に確認できて便利ですよ。
他には野村証券の「みらい電卓」のような運用シミュレーションツールもおすすめ。
投資信託を運用した場合の想定利回りや損益をシミュレーションできます。
このようなツールを活用して将来の資産形成を計画する上で参考になさってください。
資産形成を目指す30代におすすめの主要証券会社とその特徴
楽天証券
サービス内容:国内最大級のネット証券で、10,000本以上の投資信託を取り扱っています。
特徴:業界最安水準の手数料と豊富な学習コンテンツが魅力。初心者でも安心して投資を始められます。
SBI証券
サービス内容:幅広い商品ラインナップを持つオンライン証券で、株式、投資信託、債券、FXなどを提供。
低コストの取引手数料と詳細な投資情報が特徴。ネットバンクとの連携で資金管理がスムーズ。
野村證券
サービス内容:日本最大手の証券会社で、株式、債券、投資信託、保険など多岐にわたる商品を取り扱う。
専門家によるきめ細かいサポートが強み。店舗での対面相談も可能。
大和証券
サービス内容:個人投資家向けに株式、投資信託、債券などの商品を提供。
長い歴史と安定した企業基盤を背景に、初心者から上級者まで対応したサービスを提供。
マネックス証券
サービス内容:株式、投資信託、FXなどを扱うオンライン証券。
独自の投資情報や分析ツールを提供。テクノロジーを活用したユーザーフレンドリーなサービス。
30代が資産形成を加速させるための収入の増やし方
30代は、仕事や家庭の責任が増え、資産形成を本格的に始める人が増える世代です。
しかし、本業の収入だけでは、思うように資産を増やすことができないという人も多いのではないでしょうか。
実際に、収入を増やすおすすめの方法や、稼ぎ方を紹介します。
スキルを向上させてキャリアアップを目指す
本業でのスキルアップは、収入を増やすための最も基本的な方法です。
時間管理を少しづつ改善していくと、すきま時間って結構作れますよ。
スキルアップによって、昇進や役職手当の増額など、収入アップのチャンスが広がります。
具体的には、資格取得や、新しいスキルの習得を目指しましょう。
資格取得は、即効性のある収入アップにつながります。
また、新しいスキルを習得することで、市場価値が高まり、転職や独立の際にも有利になります。
副業から得た収入を資産形成に活用する
副業で得られる収入は、資産形成の大きな助けになります。
WebライターやWebディレクターのスキルは、副業市場でも需要が高いです。
ここでのポイントは、副業からの収入をどう資産形成に活用するのか。
計画的に行動すれば、財政状況はぐっと良くなるでしょう。
実績が出ている効率的な稼ぎ方
Webライターは柔軟なスケジューリングと在宅ワークの可能性があるため、多忙な30代にとって理想的な稼ぎ方です。
SEOに強い記事作成スキルは、Webライティングの市場でも高く評価されています。
さらに、特定の分野に精通することで、専門性の高いコンテンツを提供し、収入を増やすことが可能。
ブログやウェブサイトのコンテンツ作成を通じて、定期的な副収入を得ることで月収5万から中には50万以上稼ぐ人もいますよ。
さらに収入を増やして資産形成を加速させるには、Webライターで実力を磨いてWebディレクターを目指すのがおすすめです。
実際にWebディレクターになってみると、ライティングスキルがあって本当に良かったと実感しています。
30代から資産を守るための長期計画の作り方
長期的な資産計画は、将来の安定と豊かな生活への第一歩となります。
ここでは、退職後も安心できる資産管理と税務対策について詳しく解説します。
退職後も安心できる年金戦略
老後の生活を考えたとき、公的年金だけで足りるか不安になりませんか?
そんな時、公的年金の受給開始を少し遅らせる繰下げ受給という方法があります。
この方法は、受給開始を遅らせるほど、受け取れる年金額が増えるんです。
具体的には、厚生年金と国民年金で、1ヶ月につき0.7%増額され、最大で75歳まで繰り下げることが可能です。
健康状態や他の貯蓄状況によって選択すると良いでしょう。
次に、老後の生活資金を補完するために個人年金保険に加入する方法があります。
これは、毎月の保険料を一定期間支払い、老後に年金形式か一括で受け取ることができる保険です。
公的年金と合わせて、老後の財政計画の一部として活用できるんですよ。
また、確定拠出年金に加入するのも良い選択です。
この年金制度では、拠出した掛金とその運用益を合わせた金額が将来の給付額を決定します。
企業型と個人型(iDeCo)があり、老後資金の一部を形成するのに役立ちます。
資産を守るための税務対策と遺産計画
老後の安定した資産管理には、税務対策も欠かせません。
例えば、配偶者や子供に対する生前贈与は、賢い税務対策の一つです。
贈与税の非課税枠を利用することで、資産を次世代にスムーズに移行させられます。
ただし、贈与の方法やタイミングには注意が必要ですので、専門家のアドバイスを受けると良いでしょう。
さらに、遺産計画の一環として相続税対策も大切です。
不動産や株式などの資産を持っている場合、適切な相続税対策を行わないと、大きな税金がかかる可能性があります。
相続税の計算方法を理解し、事前に対策を講じておくことが重要です。
また、将来の不測の事態に備えて医療保険や介護保険に加入することも考慮してみてはいかがでしょうか。
これらの保険は、万が一の時に経済的な負担を軽減し、安心して治療や介護を受けられます。
最後に、資産管理においては資産の分散も重要です。
株式や債券、不動産、預金など、異なる種類の資産に分散投資することで、リスクを抑えながら安定した資産運用が可能になります。
老後の安心と豊かな生活を実現するために、今から計画的な資産管理と節税対策を始めましょう。
そして、専門家のアドバイスを活用しながら、自分に合った最適な戦略を立てていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?この記事では、30代の資産形成について、基本から応用、具体的な戦略まで幅広く解説しました。
30代は人生の中間地点であり、この時期に行う資産形成は将来の安心と豊かさを手に入れるための重要なステップ。
貯蓄や投資の基本から、積立投資信託、iDeCo、NISAなどの制度活用、さらには副業や税務対策まで、多角的に資産を増やし、守る方法をご紹介しました。
30代から始める資産形成は、長期的な視点でコツコツと取り組むことが鍵。
この記事を参考にして、資産形成の一歩を踏み出してみてください。