「未経験からでもWebディレクターになれる?」
「いまの職種からWebディレクターに転身したい!」
このように考えている方も多いのではないでしょうか?
WebディレクターはWebの知識が多く求められるため、経験者しかなれないと思って一歩踏み出せない方も少なくありません。
しかし、未経験からでもWebディレクターになることは可能です。
筆者もWebの知識がほとんどない状態からWebライターを始めて、Webディレクターになることができました。
この記事では、
- Webディレクターの仕事
- Webディレクターに求められるスキル
- 未経験からWebディレクターになる方法
- Webディレクターになりたい人におすすめの資格
について紹介していきます。
最後まで読めば、未経験からWebディレクターになる方法を具体的に落とし込め、次のアクションも明確になりますよ。
Webディレクターになるにあたって、注意すべきポイントや、適性についても触れているので、時間を無駄にしないよう参考にされてみてください。
「Webディレクターになりたい」と考えている方には必見の内容です。
メディア監修 かみざと
沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。
【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出
Webディレクターとは?
そもそも「Webディレクターってどんな仕事?」と疑問を持たれている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、以下3つの視点からWebディレクターについて解説していきます。
- 仕事内容
- 年収相場
- 求人例
Webディレクターについて詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
Webディレクターの仕事内容
Webディレクターは、WebサイトやWeb制作現場において、チーム全体をまとめる仕事です。
たとえば、以下のような仕事を行っています。
- スケジュール調整
- チームの進捗確認
- クライアントとのやり取り
- コンテンツの品質チェック
- 企画立案
- サイトのアクセス分析や更新
仕事内容は案件によって異なりますが、幅広い業務をひとりで行うのがWebディレクターの仕事です。
Webディレクターの年収相場
マイナビクリエイターが公開している2021年8月〜2022年7月のデータによると、WebプロデューサーとWebディレクターの平均年収は450万円でした。
国税庁による「令和3年分民間給与実態統計調査」を見てみると、日本全国の平均年収は443万円なので、平均よりも7万円高いことがわかります。
この結果から、Webディレクターは年収が比較的高い職種のひとつだといえるでしょう。
年代別のWebディレクターの年収は、以下のとおり。
- 20代:364万円
- 30代:480万円
- 40代以上:510万円
WebディレクターはWeb制作に関わる職業のなかでも、裁量権が高い上流工程の仕事なので平均年収が高いといえます。
参考:Webディレクターとして年収をアップさせるための3つの能力と3つのキャリアパス
Webディレクターの求人例3つ
ここでは、Webディレクターの求人例を3つ紹介します。
仕事内容や想定年収もわかりますので、ぜひ参考にしてみてください。
Saas企業のディレクション業務
想定年収 | 仕事内容 |
450~700万円 | ・クライアントのWebサイト制作やマーケティング支援 ・SaaSの機能企画 ・新製品のマーケティング活動 |
参考:レバテックキャリア 転職 採用情報(2023年3月26日現在)
教育事業のディレクション業務
想定年収 | 仕事内容 |
450~500万円 | ・教育事業に関するパンフレットおよびWebサイトの制作ディレクション ・広告やプロモーションツールの制作 ・プロジェクトの進行管理 ・プロジェクトの情報収集、社内外の各部署との渉外 |
参考:レバテックキャリア 転職 採用情報(2023年3月26日現在)
マーケティング部門のディレクション業務
想定年収 | 仕事内容 |
400~700万円 | ・サイトやCMSの設計および要件定義/更新/管理 ・サーバサイドの導入および管理 ・マーケティングツールの導入支援(顧客管理システムなど) ・外部パートナーとのやり取り |
参考:レバテックキャリア 転職 採用情報(2023年3月26日現在)
未経験からでもWebディレクターになれる
「経験者しかWebディレクターになれないのでは…」と不安な方もいるでしょう。
結論、未経験からでもWebディレクターになることは可能です。
求人募集サイトを見てみると、数は少ないですが未経験OKのWebディレクター案件もあるからです。
ただし、未経験でも以下のような経験や知識が必須の場合も多いので、新卒や第二新卒などからいきなりWebディレクターになるのは難しいといえます。
- チームの進捗管理経験
- Web系の専門職経験(デザイナー、コーダー、プログラマーなど)
- Web制作全般の知識
チームをまとめたり、Web系の専門職に就いたりなどの経験がない場合、自身でブログやWebメディアを設計・運用している経験がある方は、Webの知識をアピールできます。
Web業界の経験や知識に自信がない方は、自身でWebサイトを作って運用や分析を行い、知識を身につけてみてください。
Webディレクターに求められる3つのスキル
Webディレクターに求められるスキルは大きく分けて3つあります。
- プロジェクトマネジメントスキル
- コミュニケーションスキル
- 付加価値の高いスキル
それぞれのスキルを詳しく解説しますので、Webディレクターを目指す方はぜひ参考にしてください。
1.プロジェクトマネジメントスキル
Webディレクターには、クライアントのプロジェクトを円滑に進めるための「プロジェクトマネジメントスキル」が必要です。
ひとつのプロジェクトを進めるにあたって、デザイナーやコーダーなど複数人いるチームをまとめて、トラブルが起こらないよう管理する役割を担っているからです。
プロジェクトマネジメントスキルには、以下の能力が含まれます。
- スケジュール管理力
- タスク管理力
- 品質管理力
- 予算管理力
- リスク対応力
タスクの量は適切か、納期までに対応できるスケジュールになっているかなど全体の仕事を俯瞰して見たり、遅延やミスが起こったときに、臨機応変に対応したりする力が求められるでしょう。
2.コミュニケーションスキル
Webディレクターは、クライアントと直接やり取りしたり、プロジェクトに関わる多くのメンバーと連絡を取ったりしながら仕事を進めていきます。
そのため、Webディレクターになるにはコミュニケーションスキルは必要不可欠です。
たとえばライターに修正依頼を出しても、言い方や表現がわかりづらいと意図とは違う文章が返ってきてしまい、また修正が必要になります。
そうなるとライターへの負荷がかかったり、納期が遅れたりする可能性も高まります。
このようにプロジェクトを進める際は相手に伝わりやすいよう、的確な指示を出せるコミュニケーション力が大切です。
そのためにも「できるだけ早く」のような抽象的な表現ではなく「3日後の16時までに修正してほしい」など、具体的な数字を用いたコミュニケーションを意識しましょう。
会話の中に数字を入れると、解釈の違いがなくなり、トラブルも減ります。
またクライアントに要望をヒアリングしたり、新しい提案や交渉をする際も、丁寧で失礼のないコミュニケーションが取れると、良好な関係でプロジェクトを進められますよ。
3.付加価値の高いスキル
必須ではありませんが、SEOやマーケティング、制作スキルがあればWebディレクターのなかでも需要が高い人材になれるでしょう。
マーケティング知識があれば、クライアントの要望を聞いたうえで、さらに改善できそうな箇所を提案できます。
たとえば、Webメディアのディレクションを担当している場合、SEOの知識を活用してキーワード選定したり、過去記事のリライトも対応することが可能です。
また、簡単なコーディングやデザインなどの制作スキルがあれば、クライアントから返ってきた修正を自分で直せる場合もあります。
いちいちエンジニアやデザイナーに修正依頼を出す必要がなくなって、スピード感を持ってプロジェクトを進められるので、クライアントからの満足度も上がりやすいですよ。
Webディレクターに向いている人の特徴3選
「自分はWebディレクターに向いているのだろうか…」と不安に思われている方もいるでしょう。
ここでは、Webディレクターに向いている人の特徴を3つ紹介します。
- 人と関わることが好きな人
- マルチタスクが得意な人
- 責任感が強い人
それぞれの特徴が当てはまっているかどうか、確認してみてくださいね。
1.人と関わることが好きな人
Webディレクターは、多くの人と関わって仕事を進めていきます。
そのため、人と一緒に仕事をしたり、コミュニケーションをとったりするのが好きな方は向いているでしょう。
SlackやChatWorkなどを使って、1日のなかで常に誰かと連絡を取ることもあります。
また、多くのディレクション案件を同時に行っていれば、週に2〜3日オンラインミーティングで直接人と話す場合も。
人とのコミュニケーションを負担に感じない人であれば、ストレスを感じずに仕事ができるでしょう。
2.マルチタスクが得意な人
さまざまな業務を並行して進めていくため、マルチタスクが得意な人がWebディレクターとして活躍しています。
関わっているメンバーにタスクを振り分けたり、仕事が滞っていないか確認したりなど、チームが円滑に業務を進められるようサポートします。
また、クライアントと予算やスケジュール調整のやり取り、提出された制作物の品質チェックなど、複数の業務を同時に進行することも。
連絡やチェックなど、どれかひとつでも忘れていたらプロジェクト進行に支障をきたす可能性があるので、マルチタスクができる人が求められます。
3.責任感が強い人
責任感を持って仕事に取り組める方も、Webディレクターに向いています。
Webディレクターはクライアントの代わりに、クライアントの思いをメンバーに共有してプロジェクトを進めるからです。
Web ディレクターに責任感がない場合、メンバーへの連絡が遅くなったり、制作物のチェックが甘くなったりしてミスを誘発する可能性もあります。
チームリーダーであるWebディレクターのやる気が感じられないと、メンバー全体の士気も下がりますよね。
クライアントの売上に貢献することを一番に考えて、責任感を持って最後まで仕事を進められる人だと、クライアントからも重宝されるでしょう。
Webディレクターに向いていない人の3選
Webディレクターに向いていない人の特徴は、以下の3つです。
- コミュニケーションが苦手な人
- スケジュール管理が苦手な人
- 平日と休日をはっきり分けたい人
適性がないと想像以上にストレスを感じることもあるので、チェックしておきましょう。
1.コミュニケーションが苦手な人
Webディレクターは、コミュニケーション能力が必要不可欠な職業です。
人と話すのが苦手、消極的な人は仕事において苦労するかもしれません。
たとえば、業務を進めていくなかで「ここ、もっと改善できそうだな…」と、改善点を見つけて提案できればWebディレクターとしての評価は上がりますよね。
しかし、コミュニケーションをなるべく取りたくないという人だと、改善策を提案できずプロジェクトでトラブルが起きるかもしれません。
人と関わらずに仕事をしたいという方は、Webディレクターには向いていないといえます。
2.スケジュール管理が苦手な人
納期が遅れないよう、チームメンバー1人ひとりのスケジュール管理をするのも、Webディレクターの仕事です。
プロジェクトにもよりますが、たとえばWeb制作だと全体をとおして、以下のようなタスクがあります。
- クライアントにヒアリング
- 企画、戦略設計
- ワイヤーフレーム作成
- デザイン作成
- コーディング
- ライティング、編集
- リリース
多くの工程がありますが、すべての進行状況を把握して、遅延があればスケジュールを組み直すなど臨機応変に対応しなくてはなりません。
時間やスケジュール管理が得意でなければ、難しい仕事だといえるでしょう。
3.平日と休日をはっきり分けたい人
休日は一切仕事をしたくないという方は、Webディレクターになるとストレスを感じる可能性もあります。
チーム全員が土日休みの会社員であれば問題ないかもしれませんが、なかには業務委託のフリーランスの方と一緒に仕事をすることもあります。
そうすると、土日でも質問やトラブルなどで連絡が来たり、対応を求められたりすることも。
関わる人が多いぶん、メンバーの働き方もさまざまです。
「休日まで仕事をするのはいや」と感じる方は、Webディレクターを続けるのは難しいかもしれません。
未経験からWebディレクターになる方法
ここでは、未経験からWebディレクターになる方法を2つの状況から分けて解説します。
- 会社員の場合
- フリーランスの場合
どうやってWebディレクターを目指せばいいかわからないという方は、ぜひ参考にしてください。
会社員の場合
いま会社員の方が未経験からWebライターを目指すなら、以下3つの方法があります。
- 未経験可のディレクター採用から入社する
- Web系会社のアシスタントから入社する
- Web専門職を副業にしてキャリアアップする
1.未経験可のディレクター採用から入社する
未経験OKの求人に応募して、ディレクター職として入社するのが、シンプルかつ確実にWebディレクターになる方法のひとつです。
「未経験可 Webディレクター」と検索してみると、Indeedや求人ボックスなど求人サイトの募集がヒットします。
Web知識や経験が豊富な人が求められることの多いWebディレクターですが、未経験でも採用される可能性はあります。
求人内容を見て、未経験者のサポートが充実しているかどうか確認してみてくださいね。
2.Web系会社のアシスタントから入社する
いきなりWebディレクターとして入社するのはハードルが高いという方は、アシスタント職から入るのがおすすめです。
Webアシスタントであれば、未経験者でも応募を受け付けている求人が多く存在します。
Webディレクターが具体的にどんな仕事をしているのか、先輩の仕事をサポートしながら近くで見て学べるのがアシスタントの魅力。
まずはアシスタントから始めてWebディレクターにキャリアアップしたり、ほかの会社にディレクターとして転職したりも可能です。
3.Web専門職を副業にしてキャリアアップする
本業がWeb系以外の場合、副業でWebディレクターを目指すのもひとつの方法です。
副業でWebデザインやライターなどを始めた場合、クライアントとの相性や対応業務の幅を広げることで、Webディレクターにキャリアアップできる可能性もあります。
企画提案をしてみる、ほかの人の制作物をチェックさせてもらうなど、積極的に業務に関わっていきましょう。
フリーランスの場合
就職や転職をせず、フリーランスとしてWebディレクターになるキャリアパスもあります。
デザイナーやコーダーなどで案件に携わり、信頼を積み重ねてWebディレクターにキャリアアップするのが一般的です。
フリーランスはまず自分で安定して仕事を取る必要があるため、実績を作るまでが大変です。
しかし、ある程度の実績や知名度ができると、それを掲げてクライアントにディレクション業務の提案や交渉がしやすくなります。
フリーランスだと土日祝も稼働できるので、Webディレクターを任せてもらいやすいですよ。
また慣れてきたら複数のクライアントでWebディレクターを掛け持ちできるので、収入アップにもつながります。
筆者の経験談
筆者の場合、Webライター職でフリーランスになり、現在はWebディレクターも担当しています。
キャリアアップまでの流れは、以下のとおり。
- Webライターで実績を作る
- ほかの業務を巻き取る(入稿作業や記事チェックなど)
- Webディレクターにならないかとオファーされる
始めは実績や信頼作りのために、低単価で仕事を受けていたので大変でした。
しかしWebディレクターになると時給2,000円近くもらえることもあるので、収入アップにつながります。
Webライターは、Webディレクターになりやすいのでフリーランスや副業でディレクション職を目指すなら、特にWebライターがおすすめですよ。
未経験からWebライターを目指したい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
>>【初心者でもOK!】Webライターを始めるための5ステップ | やんばるメディア
>>【30代でも遅くない】未経験から始めるWebライターの稼ぎ方3選と基礎知識を徹底解説 | やんばるメディア
未経験からWebディレクターを目指す人におすすめの資格3つ
Webディレクターを目指す人に、おすすめの資格を3つ紹介します。
- Webディレクション試験
- Webリテラシー試験
- ウェブ解析士
資格があれば未経験でもWebの知識を客観的にアピールできるので、チェックしておきましょう。
1.Webディレクション試験
「Webディレクション試験」は社団法人 全日本能率連盟登録資格Web検定(ウェブケン)が主催する資格で、この試験に合格すると、「Webディレクター」資格を取得可能です。
Webディレクション試験では、Web制作の工程管理や現状分析、プロジェクト企画など専門知識を幅広く問う問題が出題されます。
資格が役立つのはもちろん、資格取得に向けて学習するだけでも実際のWebディレクション業務に使える知識を身につけられるでしょう。
問題形式 | CBT方式(パソコンの画面に表示される問題に解答する試験方式) |
試験時間 | 90分 |
合格基準 | 正解率70%以上(全65問) |
受験料 | 10,000円(税抜) |
資格有効期間 | 2年間 |
2.Webリテラシー試験
「Webリテラシー試験」も社団法人 全日本能率連盟登録資格Web検定(ウェブケン)が主催しており、試験に合格すれば「Webアソシエイト」と呼ばれる資格が手に入ります。
Webディレクターは、Webの正しい知識を身につけて、業務上で引き起こされるトラブルや事故を未然に防げるよう対応しなくてはなりません。
資格取得のために学習すれば、Webの仕事をするうえで知っておくべきWebリテラシーについて学べますよ。
問題形式 | CBT方式(パソコンの画面に表示される問題に解答する試験方式) |
試験時間 | 90分 |
合格基準 | 正解率70%以上(全85問) |
受験料 | 10,000円(税抜) |
資格有効期間 | 2年間 |
3.ウェブ解析士
「ウェブ解析士」は、一般社団法人ウェブ解析士協会が発行するWebマーケティングのスキルを認定する資格です。
スケジュールやタスク管理以外にも、Webサイトのアクセス分析ができれば、改善策をクライアントに提案できるようになります。
そうすると、付加価値が高いWebディレクターとしてさらに貢献できるでしょう。
ウェブ解析士の資格取得に向けて勉強することで、ウェブ解析やマーケティングについて詳しいWebディレクターになれます。
問題形式 | CBT方式(パソコンの画面に表示される問題に解答する試験方式) |
試験時間 | 120分 |
合格基準 | 正解率70%以上(全50問) |
受験料 | 17,600円(税込) |
資格有効期間 | 1年(テスト受験+年会費の支払いで更新可能) |
参考:ウェブ解析士とは
未経験でWebディレクターを目指す際によくある質問Q&A
最後に未経験からWebディレクターを目指す方が、よく気になっている質問に3つお答えします。
- Webディレクターは今後なくなる?将来性は?
- 30代〜40代未経験でもWebディレクターになれる?
- Webディレクターはきついって本当?
Webディレクターに関する心配や疑問を解決するためにも、ぜひご覧くださいね。
1.Webディレクターは今後なくなる?将来性は?
Web業界の職業につきものなのが、AIの発展によって仕事がなくなるのではないかという不安です。
結論、Webディレクターの仕事が将来的になくなるとは考えづらいです。
AIが対応できる部分の仕事には携わらなくなるかもしれませんが、クライアントやメンバーとのコミュニケーションや、企画提案などの業務をAIに完全に任せるのは難しいです。
AIの力を使って業務の効率化をはかることはありますが、将来的にWebディレクターの仕事が完全になくなることはないでしょう。
リサーチ・統計分析などの定量的な業務はAIに任せ、ターゲットインタビューなどの定性的な業務は人間が担当する、といった切り分けをすることが大切です。
2.30代〜40代未経験でもWebディレクターになれる?
30代〜40代未経験でもWebディレクターになるのは、不可能ではありません。
ただ、若い世代よりも多くのスキルを求められる可能性は高いでしょう。
これまでWeb系の仕事をしたことがない30〜40代の方は、営業で培ったコミュニケーション力など、Webディレクターに役立ちそうなスキルをアピールするのが大切です。
可能であれば、転職や独立する前にWebディレクションに関係する資格を取ったり、自身でWebサイトを運用したりして実績を作るのもひとつ。
「30代〜40代だからWebディレクターは無理かも」と思わず、行動に移してみてください。
3.Webディレクターはきついって本当?
Webディレクターは上流工程の職業なので、比較的給料は高いですが、そのぶん大変な仕事でもあります。
- 責任が重くプレッシャーを感じる
- 求められるスキルが多い
- 仕事と休みの境目がなくなる
- 複数のタスクをこなすため、仕事量が多い
- トラブル対応が大変
など、慣れていないうちや適性がない場合は、きついと感じるかもしれません。
しかし簡単な仕事ではないからこそ、やりがいや面白みを感じるのもWebディレクターの魅力。
プロジェクトが無事に終わったり、クライアントからお礼の言葉をもらったりしたときに、それまでのきつさを忘れて「Webディレクターになってよかった」と思うでしょう。
未経験でもステップを踏めばWebディレクターになれる!
この記事では、未経験からWebディレクターになる方法について解説しました。
結論、未経験でも以下のような方法でWebディレクターを目指すことは可能です。
- 未経験可のディレクター採用から入社する
- Web系会社のアシスタントから入社する
- Web系専門職で独立してキャリアアップする
Webの専門的な知識がなくてもコミュニケーションが得意、タスクやスケジュール管理ができるなどのスキルがある方は、Webディレクターに挑戦してみてくださいね。