沖縄移住したいシングルマザー必見!仕事や支援情報まで紹介

「沖縄に移住して、海の近くで子どもといっしょに幸せな日々を送りたい!」

「シングルマザーで沖縄移住をするのは可能なのかどうか知りたい」

都会の喧騒から離れ、美しい海や豊かな自然に囲まれた沖縄に移住し、時間も心もゆったりとした環境で子育てをしたい、と考える方も多いのではないでしょうか。

今回は、沖縄に移住したいと考えている、またはすでに移住し生活をスタートさせているシングルマザーの方に知ってほしい情報をまとめてご紹介します!

 

子どもに合った環境や施設、サポート体制や支援サービスから、お得なスーパーやおすすめのお弁当屋さん情報まで、沖縄移住歴19年の筆者がまとめました。

ぜひ最後までご覧いただき、沖縄移住の魅力を深く知って、暮らしに役立てていただけるとうれしいです。

メディア監修 かみざと

沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。

【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出

シングルマザーが暮らしやすい「沖縄」

子育てと仕事の両立で忙しいシングルマザーの方にとって、沖縄はとても暮らしやすくて魅力あふれる地域と言えるでしょう。

なぜそう言い切れるのか、その理由を説明します!

 

自然豊かで子育てに理想的な環境がある

沖縄は、青く澄んだ美しい海、世界自然遺産にも登録された森林など、壮大な自然に触れられる場所が身近にたくさんあり、子育てにもかなり理想的な環境です。

例えば「やんばる」と呼ばれる北部エリアには、緑豊かな森と自然あふれる川があり、マングローブ林でカヌー体験ができる「慶佐次湾のヒルギ林」や「大浦わんさかパーク」など親子でアクティブに自然を楽しめます。

 

また、有名な観光名所でもある「美ら海水族館」では、ジンベエザメや多様な海洋生物と触れ合え、自然の魅力を感じられるでしょう。

那覇空港からアクセスもしやすい南部エリアでは、家族連れに人気の「瀬長島ウミカジテラス」や、広々とした「おきなわワールド」などがあります。

 

「おきなわワールド」に隣接した「ガンガラーの谷」は、沖縄の特徴的な地形である鍾乳洞をランプを持ちながらめぐるツアーもあり、子どもと楽しみながら自然体験ができるのが魅力。

そのほかにも、一度では紹介し尽くせないほど多くの自然を満喫できる魅力的な場所があり、コストがほとんどかからないところもありがたいポイントです。

 

子育てしやすい、温かい人々と地域

沖縄は子どもの数が多いことと親戚の繋がりが深いことに加えて、シングルマザー世帯も多いため偏見が少なく、孤立することなく安心して生活しやすいです。

地域の方々は親切で協力的であり、子育てに対する理解もあります。

また、以下のような子育て支援制度も充実しているのが嬉しいポイントです。

沖縄県子育て応援パスポート」は、提示することで特典や割引が受けられ、経済的な負担が軽減されるサービスです。

 

他にも、子どもの年齢や家庭の所得に応じて支給される「児童手当」や、子どもの医療費を助成する「こども医療費助成」、幼児教育・保育の無償化など、沖縄市那覇市など自治体が行っている支援制度も多くあります。

沖縄県公式ホームページにも「ひとり親家庭支援」や「健やかな親と子のための制度」など、シングルマザーを支えるさまざまな情報がありますので、こちらもぜひご覧ください!

 

生活費、出費を抑えられる

沖縄で住むと生活費は比較的抑えられますが、一部の商品価格は県外と比べて高いことがあります。

しかし、道の駅やJAフードマーケット、お得なスーパーなどを利用するとコストを抑えられるでしょう。

スーパーでおすすめなのはサンエー・かねひで・ユニオンなど、沖縄ではどこに行っても見かける地元企業の三社です。

 

それぞれ魅力はありますが、個人的に「ここがすばらしい!」と思うところを紹介します。

サンエー お惣菜が美味しい!野菜をふんだんに使ったものや沖縄料理のものが多く身体にも優しい。
かねひで 鮮魚ならここが一番!お刺身やお寿司など種類も豊富で満足度が高い。
ユニオン 24時間営業なのがありがたい!遅い時間でも早朝でも開いているので助かる。また、台風でもほとんど閉まらない‥すごすぎる。

 

さらに、食費を抑えるのにおすすめなのは、お弁当屋さんの活用です。

スーパーやコンビニでも気軽にお弁当は買えますが、沖縄は独立店舗としてお弁当を売っているお店が多く、値段もかなりお得です。

ほとんどのお店で、ワンコインで十分すぎる量のお弁当を購入できますが、安いところでは150〜200円の満足度が高いお弁当が売られています。

100〜200円で食べられる「沖縄そば」も、それぞれのお弁当屋さんの味が楽しめますよ。

 

たくさんありすぎるお弁当屋さんの中から選ぶ筆者のイチオシは、那覇市牧志にある「錦屋」さん。

仕出し屋さんでもあり、一つひとつのおかずが丁寧に作られていて味わい深く、まったく飽きない上に380円とコスパも最強です。

これらは、あくまで個人的な意見ですので、参考までに読んでいただけるとうれしいです。

 

知っておくと役に立つ!シングルマザー向け情報

仕事について

沖縄では正社員雇用の数が少なく、最低賃金も全国平均より低めという厳しい現実もあります。

引用: 平均年収ランキング2012 都道府県別 沖縄県の平均年収 |転職ならdoda(デューダ)

 

その反面、最近ではITスキルを活用したリモートワークやフリーランスの仕事が増加しているため、沖縄県内企業の雇用に捉われる必要もなくなっています。

ITスキルを活かした仕事は日本全国にあり、IndeedやリクナビNEXTなどの求人サイトを利用して探すことが可能です。

 

また、IT関連の仕事はリモートでも行えるため、シングルマザーの方でも子育てと仕事の両立がしやすいでしょう。

例えば、ライティングやウェブデザインなどのスキルを習得することで、自宅で働きながら安定した収入を得ることが可能です。

このメディアを運営している「やんばるエキスパート」はITスキルを身につける講座に加えてフリーランスコミュニティがあり、仕事の情報交換やネットワーク作りもできるのでおすすめです。

 

生活環境と医療機関について

沖縄で暮らすとしたら、那覇市をはじめとする都市部から、自然豊かな離島までさまざまな選択肢があります。

各地域の特徴を理解し、自分に合った移住先を選定しましょう。

例えば、那覇市は利便性が高く、医療機関や学校、商業施設が充実しています。

医療機関のアクセスが良いエリアに住むことで、急病や緊急時にも迅速に対応できる環境を整えられるため、住む環境は子育て世帯にとって大切です。

 

一方で、離島地域は自然が豊かで、静かな環境でのんびりとした生活が送れます。

例えば、石垣島や宮古島は、美しい海や豊かな自然があり、観光業が盛んで仕事の機会も多いです。

地域ごとの子育て支援制度や教育環境も異なるため、子育てに最適な環境を見極めましょう。

 

また、沖縄では地域コミュニティが非常に重要です。

例えば地元のイベントや交流会に積極的に参加し、地元の人々とのつながりを深めるのもおすすめ。

地域の子育てサークルやママ友グループに参加することで、情報交換や助け合いができます。

これにより、地域の情報を得やすくなり、安心して子育てができる環境を整えられるでしょう。

 

また、地元の祭りやイベントに参加すれば、沖縄の文化や風習を理解し、地域社会に溶け込みやすくなりますよ。

さらにコミュニティへの参加は、シングルマザーとしての孤立感を軽減し、心強いサポートを得るための重要なステップと言えます。

 

生活環境と医療機関を地域別に整理すると以下の通りです。

那覇市 離島地域 石垣島・宮古島
概要 沖縄県の政治・経済・生活の中心地 自然が豊かで静かな環境 美しい海、豊かな自然、観光業が盛ん
特徴 利便性が高い、医療機関・学校・商業施設が充実 のんびりとした生活ができる、美しい海や豊かな自然がある 仕事の機会が多い、マリンスポーツを楽しめる
メリット 利便性が高い、医療機関・学校・商業施設が充実 のんびりとした生活ができる、美しい海や豊かな自然がある 仕事の機会が多い、マリンスポーツを楽しめる
デメリット 家賃が高い、自然が少ない、交通量が多い 医療機関や学校が少ない、物価が高い、交通の便が悪い 台風が直撃しやすい、物価が高い、島内の移動手段が限られる

シングルマザーが沖縄移住を決める前にやっておくこと

次に、シングルマザーの方が実際に沖縄移住を決断する前に、やっておいたほうが良いことや知っておいたほうが良い情報についてお伝えします。

 

沖縄移住のメリット・デメリットを理解する

自然環境の豊かさや生活費の安さなどメリットを理解しつつ、実際に住むと分かるデメリットも把握しましょう。

例えば、沖縄の気候は年間を通して温暖で魅力的ですが、梅雨前に訪れる湿気のシーズンはかなり厳しく、対策に悩まされます。

また、台風シーズンにも特に注意が必要で、食料や水の確保、非常用の備えが重要です。

さらに海岸近くでは塩害の影響で家屋や車が劣化しやすいため、メンテナンスコストがかかるなど、さまざまなデメリットがあることも理解しておく必要があります。

メリット 温暖な気候 沖縄は年間を通じて温暖な気候で、冬の寒さがほとんどありません。年間平均気温は約23.1℃です。
美しい自然 透き通る青い海や豊かな自然があり、リゾート気分を味わえます。シュノーケリングやダイビングなどのマリンスポーツも楽しめます。
花粉症が少ない 沖縄では花粉症の心配が少なく、花粉症に悩む人にとっては快適な環境です。
家賃が安い 都会と比べて家賃が安い地域も多く、住居費を抑えることができます。
子育てしやすい 沖縄は子育てに適した環境が整っており、家族での移住にも向いています。
デメリット 台風や湿気 台風が多く、湿気も高いため、塩害や湿気対策が必要です。
車が必須 公共交通機関が発達していないため、車がないと生活が不便です。また、交通渋滞もひどいです。
賃金が低い 家賃や物価が高い一方で、賃金が低いことが多いです 。
送料が高い 輸送費の関係で、ネットショッピングの送料が高くなることがあります。
米軍基地の騒音 米軍基地の近くでは飛行機の騒音が激しいことがあります。

移住支援制度について調べる

沖縄では、特定の条件を満たす移住者に対して移住支援金が提供されているため、移住支援金の受給条件や手続きについても、事前に詳しく調べておくとスムーズです。

地域ごとに異なる支援制度や補助金があるため、住む予定の地域の情報も確認しておきましょう。

 

以下に、いくつかの制度や情報サイトをまとめて紹介します。

沖縄移住支援金 東京23区(在住者または通勤者)から離島・過疎地域をはじめとする沖縄県内(令和5年度は伊江村、うるま市が対象)に移住し、移住支援金の就業要件を満たす就業をした方、または起業支援金の交付決定を受けた方などに市村から移住支援金が交付される制度
おきなわ島ぐらし 東京圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)から伊江村への移住で最大100万円が交付される制度
りっか沖縄 県内中小企業の人材確保を促進するため、沖縄県内での就職やUIターンなどに係る相談窓口を沖縄県内那覇及び東京・大阪に設置し、県内企業への就職やインターンシップを希望する県内外の学生やUIターンでの就職希望者に対し、情報提供・相談対応・県内企業とのマッチング支援等を行っている

沖縄移住後の暮らしをシュミレーションする

実際に沖縄移住をどのエリアで実現するのか、旅行や短期滞在でお試し移住をするなど、移住後の暮らしをシミュレーションすることが重要です。

例えば、那覇市内の生活費や住居費、交通費、医療費などを具体的に計算し、移住後の生活をイメージしてみましょう。

住居費 那覇市内の1Kのアパートの家賃は約5万円前後、2LDKの場合は7万~9万円が相場です。郊外に行くともう少し安くなります。
食費 世帯にもよりますが、食費は月に約3万~5万円程度が一般的です。地元の食材を利用することで、コストを抑えることができます。
光熱費 水道代は約3000円、ガス代も平均約3000円、電気代は季節によって変動しますが、月に約5000円~1万円程度です。
交通費 沖縄では車が必須ですが、ガソリン代や車の維持費を含めて、月に約1万~2万円程度が必要です。公共交通機関は限られているため、車の購入を検討することをおすすめします。
通信費 インターネットや携帯電話の通信費は月に約5000円~1万円程度です。カフェやコワーキングスペースなどの活用もおすすめです。
医療費 沖縄には多くの病院やクリニックがありますが、専門医が少ない場合もあります。特に離島では医療アクセスが限られることがあります。
教育費 公立学校の教育費は全国平均と同程度ですが、私立学校や特定の分野での専門教育を求める場合は、追加の費用がかかることがあります。

特に家賃や食費、公共料金などの固定費を詳細にシミュレーションし、無理のない予算計画を立てることが大切です。

ITスキルを身につける

子育てと仕事の両立を図り、安定した収入とコミュニティを得る上で、ITスキルを身につけておくことの利点を再確認しましょう。

具体的には、プログラミング、Webデザイン、デジタルマーケティングなどのスキルをオンライン講座や地域のセミナーで習得することがおすすめです。

ITスキルを活用することで、リモートワークが可能になり、フリーランスとして柔軟な働き方が実現できます。

 

また、フリーランスとしての仕事の多様化も可能となり、複数のクライアントからの収入源を確保することで、経済的な安定を図れるようになるでしょう。

先にご紹介した「やんばるエキスパート」などのフリーランスコミュニティを活用することで、仕事の情報交換やネットワーク作りができ、安定した仕事・収入を得やすくなります。

 

まとめ

沖縄への移住は、多くのメリットとともに挑戦も伴います。

事前に十分な準備と情報収集を行い、自然豊かな環境での新しい生活を楽しむための計画を立てましょう。

特に、シングルマザーとしての生活を考えると、経済的な安定や子育て支援制度の活用が重要です。

そのために、ITスキルの習得や地域コミュニティへの参加を通じて、充実した沖縄移住生活を送りましょう。

 

そして、沖縄の豊かな自然と温かい人々の中で、家族とともに新しい生活をスタートさせるためのステップを一つずつ踏み出してみてください。

沖縄での生活が、あなたとお子さんにとって素晴らしいものとなることを、応援しています。