30代でセミリタイアは可能?必要な準備と資産形成のポイントを5つ紹介!

「セミリタイアしてゆとりのある暮らしをしたいけれど、30代でもできるのかな?」
「セミリタイアするのに必要な資金、リタイア後の収入源はどうしたらいいか知りたい!」

働き盛りの30代、毎日忙しく朝から夜遅くまで仕事をこなす日々。

もちろんやりがいはあるけれど「正直しんどい…」「この生活がいつまで続くの?」と不安に思い、セミリタイアに憧れる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、30代でもセミリタイアを実現できる理由や、必要な準備についてご紹介します。

セミリタイアを考えている30代の若い世代の方、セミリタイア実現に向けて計画している方は、ぜひ最後まで記事の内容をご覧ください!

メディア監修 かみざと

沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。

【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出

セミリタイアとは?

セミリタイアと聞くと、どのようなライフスタイルを想像しますか?

仕事に追われて朝から晩まで働きづめではなく、自由な時間とゆとりを持つことができる。そのようなイメージをお持ちの方もいるでしょう。

自由な時間を旅行やダイビングなど好きなことにあてたり、家族や友人と楽しい体験をして一生の思い出を作ったり。

仕事だけじゃなくプライベートでも「生きがい」を感じられる生活、それがセミリタイアで得られるライフスタイルです。

 

よく似た言葉で「FIRE」や「アーリーリタイア」などがありますが、その意味は「Financial Independence(経済的自立)」と「Retire Early(早期退職)」です。

こちらは、まとまった資産を築いたうえで仕事を早くに退職し、資産運用で得られる収入で生活をしていくことを指します。

不労所得だけで生活できるので、基本的に「働かない」ことが前提といえるでしょう。

 

一方、セミリタイアは「Semi(半分)」と「Retire(退職)」という意味で、完全に仕事をしないわけではなく、ゆるく働きながら足りない分を資産収入で補うスタイルです。

どちらがいいかは本人次第ですが、30代や40代など比較的若い年齢であれば、仕事の一部を減らし生活を楽しめるセミリタイアはとても魅力的でしょう。

 

30代でもセミリタイアは可能?

30代でもセミリタイアすることは可能です。

実際に、多くの人がセミリタイアに魅力を感じ、実現させています。

ただし、セミリタイアするには入念な準備が必要です。

何も準備しない状態だと生活が苦しくなったり、継続できなくなったりするかもしれません。

 

また、セミリタイアをする本人が、独身なのか家族がいるのか、どんな場所で生活をしていきたいかなど、さまざまな条件も考える必要があります。

セミリタイアを実現し、幸せな生活を送るためには「資金や貯金」、リタイア後にゆとりある暮らしを送るための「資産形成」や「新たな収入源」などの準備や計画が必須です。

それらがそろってこそ、理想のセミリタイアへ踏み切れるでしょう。

 

なぜ30代にセミリタイアが人気なのか

セミリタイアが30代に注目される理由はさまざまです。

  • 仕事ばかりの毎日ではなく、ゆとりのある生活の中で自分のやりたいことも実現したい
  • 趣味と仕事のメリハリや、社会との繋がりがほしい

そのような30代が求めるライフスタイルに、セミリタイアは合っているといえます。

 

また、個人の理想だけでなく、セミリタイアやFIREが注目されるのは、働き方への考え方や経済の変化、制度や新しい収入源の発展など社会的背景も関係しています。

現代社会において、大企業でさえ終身雇用や年功序列を保つことが難しくなっているのです。

日本の平均賃金は諸外国と比較して増加率が低く、賃金が増加しづらいです。

このような状況から将来への不安を感じ、自分自身で資産形成し雇用先に頼らない生活基盤の構築を目指す人が増えています。

 

30代でセミリタイアに踏み切る前に必要な準備

30代でのセミリタイアには、入念な準備が必要です。

勢いだけで実行してしまうと、生活が立ち行かなくなり、実現したかった「ゆとりのある幸せな暮らし」とは程遠い現実が待ち受けています。

それを避けるために、まずは「自分はなぜセミリタイアをしたいのか」「どんなライフスタイルを目指すのか」と自分の考えを整理し明確にすることから始めましょう。

また、冷静にセミリタイアのメリットとデメリットを見極めておくことも大切です。

メリット デメリット
・自由な時間が増える
・やりたいことをいつでもできる
・仕事のストレスを抱えない
・雇用に頼らないのでリスクが低い
・収入面が安定しない
・自己管理が重要になる
・社会保障が十分でない場合あり

 

理想のライフスタイルを実現する良いイメージだけでなく、リタイア後の現実、特に生活費や病気になったときの健康保険なども考え、計画を立てることをおすすめします。

リタイア後の収入源の確保、資産運用や投資のほかに有力な手段として「ITスキルの獲得」があります。

スキルアップの機会はリタイアを実現する前から少しずつでも作ることが可能です。

 

なかでも、ライティングはパソコン1台あれば始められるためコストもかかりません。

ライティングやITスキルを得る方法について詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。

【初心者でもOK!】Webライターの始め方5ステップ【3ヶ月で月商3万円】

【30代でも遅くない】未経験から始めるWebライターの稼ぎ方3選と基礎知識を徹底解説

30代で資産形成するときのポイント5つ

30代で資産形成を進めるためには、自分の資産を長期間安定して運用する必要があります。

そのポイントを5つご紹介します。

 

1.節約する

リタイア後の生活を支える基盤になるのは、まず「貯金・貯蓄」です。

日常生活で必ず必要となる支出を「固定費」と「変動費」に分けて、固定費を徹底的に節約しましょう。

固定費にあたるのは、家賃・通信費・保険料などです。

地域や建物の雰囲気など住むところを決めるには理想やイメージも重要ですが、金額的な条件もしっかり見定めて選択しましょう。

通信費は料金プランや回線の見直し、格安SIMの利用などで節約できます。

 

すべて合わせると、うまくいけば月1〜3万円程度の節約ができるでしょう。

「変動費」にあたる食費や光熱費は、生活レベルを落としてまで節約することはありませんが、ムダ使いをなくしエコな暮らしを楽しむイメージで工夫してみてください。

支出が減り貯蓄が増えることで、セミリタイアに踏み切るタイミングを早められますよ。

 

2.収入を増やす

資産形成で重要なポイント2つ目は「収入を増やす」ということ。

「収入」というと、会社員の方は今よりも出世してもらえる給料を増やさなければいけないと考えるかもしれません。

しかし、変化と発展のスピードが速く、経済状況や制度も崩れつつある現代社会においては、ひとつの会社や職業にだけ頼るのはハイリスクでしょう。

セミリタイアを目指す方は、副業やフリーランスになって独立し収入源を増やすなどで、収入の幅を広げるのがおすすめです。

選択肢を広げ、自身の価値で稼ぐにはスキルアップが必要になりますが、最近ではIT関連のニーズが高まっているため場所に制限されず機会を見つけられます。

 

3.貯める

節約すること以外にも、資産をどう扱うかで、より効果的に貯金や貯蓄を増やせます。

貯めたお金を安全に保護しお金の価値を守る「資産防衛」と、貯めたお金を複数の分野に分けて最適化する「資産分散」という考え方があります。

どちらも、高・低リターンの商品やリスクを考えて情報収集や判断をする必要がありますが、積極的に「貯める」ができる手段として活用できると良いでしょう。

 

4.投資をする

投資といっても、その方法や種類はさまざまです。

セミリタイア後の安定した生活を目指すなら、まずは大きな失敗やリスクがない投資をおすすめします。

投資方法 内容・メリットなど
FX ・Foreign Exchange(外国為替証拠金取引)のこと
・異なる通貨を売買した際に生じる差額により利益を得る
・平日24時間いつでも取引可能であり空いた時間で取り組みやすい
・レバレッジをかけられるため少ない金額でも大きな取引ができる
株式投資 ・企業が発行した株式を売買する投資方法
・値上がり益(キャピタルゲイン)を得られるのが魅力
・安い時に購入し値上がりした後に売却すれば差額が利益になる
・株主に製品や優待券など提供する「株主優待制度」もある
不動産投資 ・不動産(宅地や建物)を購入して運用・管理し家賃収入や売却利益を得る仕組み
・年単位で契約することが多いため長期的に安定した収入になる
・業務は管理会社に委託することで投資家に手間がかからない
・所得税や相続税の節税効果が期待される

自身にあった投資方法を選び、うまく活用し資産を増やせられれば、セミリタイアの時期を早め、またリタイア後の収入源として安心にもつながります。

 

5.楽しむ

これまで、資産形成のために重要なポイントを整理してきましたが、最も大切なのはそれらの取り組みを「楽しむ」ことです。

「お金を貯めなければならない」「節約しなければならない」「無駄遣いはできない」など、マイナスなこととして資産形成を捉えてしまうと、ストレスになります。

無駄がなくシンプルでエコな暮らしを楽しむ、節約や投資でお金が増えていくのを楽しむ、といった風に、プラスな方向で資産形成ができれば、暮らしの豊かさにもつながるのではないでしょうか。

 

もともと、ゆとりのある幸せな暮らしをしたいとセミリタイアを目指している人にとって、経済的な安定と同じくらい大切なのは、心の安定です。

何事も楽しみながら取り組める心のゆとりを持って、豊かなセミリタイアライフを送りましょう。

 

まとめ

今回の記事では、セミリタイアを考えている若い世代の方や、セミリタイアを実現しようとしている方に知ってほしい内容をまとめてご紹介しました。

セミリタイア後に理想としていた暮らしを現実のものにするには、事前の準備や計画、収入源の確保など必要なこともたくさんあります。

それらをクリアして、仕事だけじゃなくプライベートでも「生きがい」を感じられる生活を手に入れましょう。