「SEOディレクターってどんな仕事?」
「SEOディレクターになるにはどんなスキルが必要?」
「Webライターからディレクターを目指したい」
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
SEO(Search Engine Optimization)ディレクターとは、Webサイトの検索エンジン最適化をし、記事を上位表示させる役割を担う専門家です。
Webライターから上流を目指す方にまずおすすめなのがSEOディレクターといえます。
この記事では、SEOディレクターの役割と成功するためのポイントについて詳しく紹介します。
メディア監修 かみざと
沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。
【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出
SEOディレクターとは?
SEOディレクターとは、SEO(Search Engine Optimization)を考慮してWebサイトやWeb記事が上位表示されるよう施策を考えたり、分析したりする仕事です。
ほかにも、Webライターを管理する業務も担っています。
Webメディアを運営しているクライアントにとって、自社の売上を上げるためにもSEOに詳しいディレクターはなくてはならない存在です。
Googleの仕様などは変わり続けているため、SEOディレクターはどのキーワードを狙うべきか、どんなサイトを作るべきかなど常に情報を取り入れる姿勢が求められます。
SEOディレクターの役割
SEOディレクターの役割は、クライアントのサイトや記事を上位に表示させることです。
調べたいキーワードを検索すると、多くの検索結果が表示されますが、見られるのは1ページ目の上位記事が大半。
サイトのクリック率を上げたり、クライアントの売上を上げるには、ユーザーの目に触れやすい上位に表示させる必要があります。
そのために、SEO対策の専門家としてSEOディレクターはキーワード選定や、アクセス分析などから効果的な施策の提案・改善を担当します。
Webサイトの数は年々増え続けており、企業が競争の激しいWeb上で売上を出すためには、SEOディレクターの存在が必要不可欠だといえるでしょう。
SEOディレクターの年収はどのくらい?
SEOディレクターの年収はどのくらいなのでしょうか。
転職・求人サービスdodaに掲載されているSEOディレクターの年収を見てみると、300〜900万円以上と幅が広いことがわかります。
コンテンツやLP制作、ツールを用いた効果分析など専門的なスキルが求められる場合は、年収も高くなる傾向です。
SEOだけでなく、集客や販売などの施策を考えるマーケティングもできれば、さらに収入アップが期待できるでしょう。
SEOディレクターの主な仕事内容
ここでは、SEOディレクターの主な仕事内容について紹介します。
「SEOディレクターの全体像がつかめていない…」という方は、具体的な仕事内容を知って理解を深めてみてください。
Webサイトの企画・施策立案
SEOディレクターは、Webサイトを立ち上げる際の企画や施策立案にも関わります。
たとえば、以下のようなことを考えて施策を立案します。
- 上位に表示されやすいジャンルを選定する
- ユーザー像を設定する
- Webサイト運用のコスト・予算配分を考える
Webサイト運営には、最初の土台づくりが非常に大切です。
クライアントの売上につながるよう、具体的な企画や施策を考える必要があります。
Webサイトの分析
Webサイトを運営していると、改善すべき点が出てきます。
改善策を手当たり次第に考えるのではなく、まずはWebサイトの現状を分析することが必要です。
- アクセスはどのくらい集まっているか?
- コンバージョンは出ているか?
- Webサイト自体に問題がないか?
Webサイトの現状を知ることで、抱えている問題がわかり、行うべき施策が明確になります。
解析ツールを活用して、コンバージョン率やクリック率などを定期的にチェックするのもSEOディレクターの仕事です。
改善策の立案・対応
Webサイトの分析をとおして課題が明確になったら、改善策の立案と実施を行います。
このとき、クライアントの予算内で行える施策にしなければなりません。
- ヒートマップを活用して、よくクリックされている位置にボタンリンクを設置する
- サイトの回遊率を上げるために、内部リンクにつなげる
- 上位表示されやすいロングテールキーワードから狙って記事をつくる
など、現状を把握してクライアントの悩みを解決できる施策を提案しましょう。
施策を行ったら再度データを分析し、課題が解決できたかどうかを確認します。
効果があまり感じられなかったら、別のプランを考えてPDCAを回す必要があります。
Web記事のディレクション
SEOディレクターは、Web記事制作におけるディレクションも担当します。
SEOディレクター1人につき、数名のライターの進捗や記事管理を任されることが多いです。
たとえば、以下のような記事公開までの一連の業務を担当します。
- 進捗、納期確認
- 記事の構成作成
- 記事の編集、校正
- 画像選定、入稿
ライターの記事をチェックする際、関連キーワードが入っているか、信頼性のある情報が記載されているかなど、SEO対策ができているかも確認する必要があります。
SEOディレクターに必要な4つのスキル
SEOディレクターに必要な4つのスキルは、以下のとおりです。
- コミュニケーション能力
- SEOの知識
- ツールの活用力
- 情報収集能力
それぞれのスキルについて、詳しく解説していきます。
1.コミュニケーション能力
SEOディレクターに欠かせないのが、コミュニケーション能力です。
SEOディレクターは、クライアントやWebライターなどと関わりながら仕事を進めていきます。
どんなキーワードを狙って、どんなユーザーを獲得したいのかなど、クライアントの要望をヒアリングして、その内容を噛み砕いてわかりやすく他のメンバーに共有することも必要です。
クライアントやメンバーが同じ目的を持ってWebサイトを運営していくためにも、ディレクターによる円滑なコミュニケーションは不可欠だといえます。
2.SEOの知識
SEOディレクターという名のとおり、SEOに関する知識は必ず求められます。
SEOに関する知識とは、たとえば以下のようなものです。
- 見出しには対策・関連キーワードを組み込む
- 記事内に内部リンクを設置する
- E-A-Tコンテンツづくりを心がける
SEOの知識があれば、クライアントの要望に合った施策を提案できたり、Webサイトを改善できたりします。
また、Webライターからあがってきた記事の品質を担保することも可能です。
SEOに関しては本やネットでも学べますが、Webライターやブログ運営などをとおして、実際に経験して勉強するのがおすすめですよ。
3.ツールの活用力
SEOディレクターは、WebサイトやWebメディアの改善も求められます。
課題や問題点を見つけるためには、最低限、以下のような分析ツールを活用して調べなければなりません。
- Googleサーチコンソール
- Googleアナリティクス
- キーワードプランナー
それぞれのツールの扱い方や、数字の見方はWebライターやブログとおして学べます。
サイト分析ができるSEOディレクターになりたい方は、ツールの使い方に慣れておきましょう。
4.情報収集能力
検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しているため、最適なSEO対策をするために情報収集能力は欠かせません。
たとえば、ひと昔前まではYMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれる健康や金融に関する情報が、信憑性がなくても上位表示されていました。
しかし、現在はアップデートによってYMYLに当てはまるキーワードは、信頼性が高くないと低い評価を受けるようになっています。
このように、これまでの施策では通らなくなることもあるため、SEOに関する情報にアンテナを張ることが大切です。
専門スキルを身につければ一歩リードできる
SEO以外の専門スキルを身につければ、SEOディレクターからWebディレクターを目指すことも可能です。
Webディレクターとは、WebサイトやWeb制作現場でチーム全体をまとめる役割を担う仕事です。
LPやサイト設計の段階から携わることもあるため、デザインやHTML/CSSなどのコーディング知識が求められます。
デザインやコーディング、マーケティングなどのスキルを身につけられれば、一歩リードしたSEOディレクターになれること間違いなしです。
専門スキルを身につけるときにおすすめなのが、「やんばるエキスパート」。
デザイン講座やマーケティング講座などのディレクターに必要なスキルを、現役のマーケターから学べます。
「何から勉強したらいいかわからない」「将来的に幅広い業務をこなせるWebディレクターを目指したい」という方は、ぜひ無料相談からお気軽にお問い合わせしてみてください。
SEOディレクターになる方法
SEOディレクターになる方法は会社に就職したり、フリーランスでエージェントに登録して仕事を探したりする方法があります。
なかでも特におすすめなのが、WebライターからSEOディレクターを目指す方法です。
Webライターは、Web上に載せる記事を執筆する仕事です。
SEOを意識した記事(SEO記事)を書く依頼も多くあり、仕事をとおして実践的な対策や勉強ができるのが魅力。
「どうすれば記事が上位表示されるのか」ということを常に考えるため、SEOに関する知識や経験が自然と身につきます。
SEOディレクターになってみたいと考えている方は、まずWebライターから始めてみてください。
まずはWebライターを目指したいという方は、以下の記事で未経験からWebライターとして稼ぐ方法を紹介しています。
気になる方は、こちらも併せてご覧ください。
SEOディレクターにおすすめの資格4選
SEOディレクターは、資格がなくてもなれます。
しかし、資格を持っていれば権威性が出ることは間違いありません。
ここではSEOディレクターにおすすめの資格を4つ紹介するので、取得したいものがあるかぜひ確認してみてください。
1.認定SEOコンサルタント
一般社団法人全日本SEO協会が認定する「認定SEOコンサルタント」は、SEOの知識だけでなくコンサルティング技術も習得できる資格です。
すでにSEOの知識がある程度備わっていて、より市場価値を高めたい方におすすめの資格といえます。
- 協会が主催しているSEO検定1〜4級すべてを取得している
- 通信 or 通学で養成スクールを3回受講する
上記の条件をクリアしなければならないため難易度は高めですが、取得できればSEOディレクターとして一歩リードできます。
SEOを企業などに教えるコンサルタントとして活躍したい方にもおすすめです。
2.SEOマーケティングアドバイザー
「SEOマーケティングアドバイザー」は、日本技能開発協会が主催する資格です。
SEOに関する知識に加え、Webマーケティングに関する知識も学べるのが特徴。
資格を取得すれば、マーケティングの知識を持っていることの証明になるため、転職活動や仕事獲得の際に有利となります。
「認定SEOコンサルタント」のような受験資格に特別な条件はないため、取得しやすい資格のひとつといえるでしょう。
3.Webアナリスト検定
「Webアナリスト検定」は、JWE(日本Web協会)が主催する検定です。
Googleアナリティクスを見て分析する方法を、たった1日の講座で体系的に勉強できるのが魅力。
ディレクターだけでなく、デザイナーやエンジニアなどWebに関わる仕事をしている方なら知っておくべき知識が学べます。
検定に合格すれば、履歴書にも書ける資格が手に入りますよ。
4.IMA検定
「IMA検定」は、クラウドマネージメント協会が運営する、Webマーケティングに関するスキルが得られる試験です。
インターネット上の集客方法や、Googleアナリティクスによる結果の分析、改善策のレポート作成など実際の業務で使えることが学べます。
試験では暗記をせず教材やネット検索を使って取り組む方法がとられているため、より実務環境に近い形式で自分の実力が試せるのが魅力。
Web広告やマーケティングなどのスキルや知識を身につけたい方に、おすすめの資格といえます。
SEOディレクターになれば自由に暮らせる!
「会社や場所に縛られずに働いてみたい…」このように考えている方もいるのではないでしょうか。
SEOディレクターの魅力はなんといっても、どこでも自由に仕事ができるところ。
リモートでできる案件も多いため、パソコン1台とネット環境さえあれば会社に行かなくても仕事をすることが可能です。
筆者も沖縄に移住後は、時折リゾートホテルや海沿いのカフェでリフレッシュしながら仕事をしています。
SEOディレクターは自由度の高い仕事のうえ、業務内容によっては年収900万円以上稼ぐこともできるため、沖縄でも本土並みの給料を稼ぐことも可能です。
好きな場所で好きな時間にできる仕事を探している方にとって、SEOディレクターはうってつけの職業だといえるでしょう。
SEOディレクターについてよくある質問
最後に、SEOディレクターに関するよくある質問について解答します。
- SEOディレクターは未経験でもなれる?
- SEOディレクターへのキャリアパス例は?
- SEOディレクターからのキャリアアップ例は?
SEOディレクターを目指したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
SEOディレクターは未経験でもなれる?
SEOディレクターは未経験でもなれます。
SEO業界の求人は多くあるため、未経験でも採用される可能性はあるからです。
ただ、SEOに関する経験を積んでいたり、Webマーケティングに関する知識があったりしたほうが採用されやすいのは確かです。
まずは自分でブログを作る、Webライターを経験するなどしてSEOに関する知識を身につけてみてください。
SEOディレクターへのキャリアパス例は?
SEOディレクターになるためのキャリアパスの例を、就職・転職とフリーランスの場合に分けて紹介します。
就職・転職
SEOに関する知識や経験があれば、就職や転職でいきなりSEOディレクターとして採用されるケースもあります。
一方で未経験の場合だと、いきなりデータ分析や企画・施策立案をするのは難しいため、まずは営業職やアシスタントとして採用されることが多いでしょう。
先輩の仕事や指導からSEOについて学び、徐々にキャリアアップするのがおすすめです。
フリーランス
フリーランスの場合は、Webライターやブロガーなどを自分の経験を武器にSEOディレクターになるケースが多いです。
フリーランスが仕事を任されるには、信頼や実績が必要不可欠です。
そのため未経験からいきなりSEOディレクターに応募しても、採用される確立は低いといえます。
まずは、SEOに関する知識があることを証明できるようキャリアを積んで、それを掲げて営業するのがいいでしょう。
SEOディレクターからのキャリアアップ例は?
SEOディレクターからのキャリアアップ例は、以下のとおりです。
- SEOチームの管理職・マネージャー
- Webディレクター
- プロジェクトマネージャー
- Webマーケティングコンサルタント
SEOディレクターとしてある程度経験を積んだら、次はLPやWeb制作全体に関わるWebディレクターやプロジェクトマネージャーを目指す道があります。
デザインやプログラミング、マーケティングなど、より専門的な知識が求められるため、Web制作現場の上流工程を担う仕事です。
メンバーをまとめたり、指導したりする立場に就きたい方は、幅広いスキルを身につけて職域を広げてみてください。
SEOディレクターを目指すなら、やんばるエキスパートがおすすめ!
この記事では、SEOディレクターについて解説しました。SEOディレクターは、検索エンジンの表示を最適化して、流入を増やし、クライアントの売上に貢献する重要な仕事です。
Webサイトの数は年々増加しているため、今後ますますSEOディレクターの需要は高まるといえます。
「SEOについてもっと詳しくなりたい」
「Webディレクターやマーケターを目指していきたい」
このように考えている方は、やんばるエキスパートのマーケティング講座がおすすめです。
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