家計を少しでも楽にしたい。そんな思いで節約を頑張っているのに、なんだか疲れた…そんな風に感じたことはありませんか？
それは「節約疲れ」かもしれません。節約を続けることで、あなたの心や体に負担がかかり、気づかぬうちにストレスを抱えてしまうことがあるのです。
特に、最近の物価上昇に直面していると、収入面の不安もあって「もっと節約しなければ」と気持ちが焦ってしまうことも多いですよね。
今回はそんなあなたに、節約疲れの原因と対策をわかりやすく解説していきます。
それ、節約疲れかも？その正体と危険性
節約疲れは、ただの一時的な疲労感ではないため、長期的に放っておくと危険です。
最初は少しのストレスに過ぎなくても、次第にモチベーションの低下が起こり、場合によっては体調不良につながることがあります。
また、無理をして節約を続けることで逆に浪費に走ってしまったり、自分に対して厳しくなりすぎてしまったりすることも。
節約疲れの度合いを測るチェックリストがあるのでご自身で診断されてみてください。
あなたは大丈夫？節約疲れチェックリスト
以下のチェックリストに答えて、自分の「節約疲れ」の状態を確認してみましょう。
各項目についてご自身で当てはまる項目を数えてみてください。現在の状況を診断します。
診断結果
0〜2個：節約上手で、まだ疲れ知らず！
節約を楽しみながら無理なく続けられています。
今のバランスを維持しつつ、時には自分を甘やかすことも忘れずに。
節約を頑張りすぎる前に、リラックスする時間を確保することが重要です。
3〜5：個節約疲れが少しずつ積もってきています。
節約に対して頑張りすぎるあまり、少し疲れが見え始めているかもしれません。
特に無理している項目がないか見直し、リラックスできる時間や小さな楽しみを取り入れることで、心身の負担を軽減しましょう。
例えば、毎日記録している家計簿アプリの使用を週に一度に減らし、負担を軽くしてみてはどうでしょうか。
また、コンビニスイーツを買う、好きな映画を観る、カフェでのんびり過ごすなど、無理せず楽しめるプチ贅沢を取り入れるのもおすすめです。
6〜8個：節約がプレッシャーに！ペースダウンが必要です。
節約が生活全体に負担をかけ、ストレスや不満が溜まっている可能性があります。
この段階では、節約の方法や目標を見直す必要があるでしょう。
食費や遊びを完全にやめるのではなく、少しでも楽しめる工夫を取り入れてみてください。
また、友人や家族との時間も大切にし、節約とバランスを取ることが重要です。
9個以上：深刻な節約疲れ！リフレッシュを優先すべき時です。
ここまで来ると、節約が生活の質に大きな影響を与え、心身ともに疲弊している状態です。
このままだと健康や人間関係に悪影響を及ぼすリスクが高いです。
まずは節約を一時的に緩め、自分を癒すことに集中しましょう。
必要であれば専門家に相談しながら、無理のない範囲での節約方法を模索することをおすすめします。
なぜ起こる？節約疲れの原因をタイプ別に解説
節約疲れといっても、人それぞれ原因や症状が異なります。
大きく分けて3つのタイプに分けたので、しっかりと原因と対策を見てみましょう。
我慢タイプ
我慢節約疲れタイプの人は、過度な節約をしがちです。
すべての支出を抑えようとするあまり、日々の生活が結果、我慢の連続となってしまいます。
特徴
- ストレスやイライラが溜まりやすい。
- 反動による浪費をしてしまう。
- 自己嫌悪に陥る。
解決策
1：必要な支出と無駄な支出の見極める
家計簿アプリを使用して、1ヶ月の支出を細かく分析してみてください。
家賃や携帯代などの固定費と食費や交際費などの変動する経費をはっきりさせて、節約が可能な項目を特定しましょう。
2：ご褒美の日の設定する
月に1回、「自由に使える日」を設け、予算を決めて好きなものを購入するのがおすすめです。
例えば、1か月の節約目標を達成したら、5,000円までの好きな物を買う権利をゲットするというルールを設けても良いでしょう。
3：楽しみながらの節約する
ポイ活にチャレンジしてみてください。
日常の買い物でポイントを貯め、貯まったポイントで映画チケットやお気に入りのカフェの食事券、欲しかった本などを購入すると得した気分になります。
4：予算内で楽しめる遊び方をする
家族や友人といままでいったことがない公園やプチピクニックや自然観察もおすすめです。
無料の美術館や博物館なども、結構イベントもやっていて楽しめます。
目標設定ミスタイプ
このタイプの人は、非現実的な目標設定や、目標達成までの期間が長すぎることが原因で疲れを引き起こします。
特徴
- 「1年で500万円貯金する」という非現実的な目標を立てる。
- 具体的な計画なしに「できるだけ節約する」と漠然とした目標を設定する。
- モチベーションが低下して諦める。
解決策
1：現実的な目標設定をする
SMART基準（Specific、 Measurable、 Achievable、 Relevant、 Time-bound）を使用して目標を設定してみてください。
例えば「3ヶ月で食費を月5000円削減する」「半年で光熱費を10%削減する」などの目標が挙げられます。
2：小さな目標にする
週単位、月単位の小さな目標を設定してみましょう。
例えば「今週はコンビニでの購入を3回以内に抑える」「今月は外食を4回までに制限する」などです。
3：目標達成時のご褒美を決める
目標を達成したときには、自分へのご褒美を決めておきましょう。
例えば「月の節約目標達成で好きな本を1冊購入」「半年の目標達成で日帰り温泉旅行」などです。
4：節約の進み具合を可視化させる
家計簿アプリを活用し、支出推移をグラフ化してわかりやすくするのもありです。
貯金額の推移を壁に貼り出し、視覚的に確認できるようにしたり、毎週日曜日に家計の振り返りを30分行い、次週の計画を立てたりといった方法があります。
情報過多タイプ
このタイプのひとは、節約を効率的にしようとするあまり、様々な情報を入手してしまいます。
結果、どれが正しいのか見失って疲れてしまうでしょう。
特徴
- SNSなどから様々な節約情報に振り回される。
- 気づいたら情報収集に時間を取られすぎている。
- 自分に合った方法がいつまでも見つからず継続できない。
解決策
1：信頼できる情報源に絞り込む
1〜2つの信頼できる経済誌をみたり、家計やお金の専門家のブログに情報源を限定してみてください。
さらに節約に関する情報収集時間は1日15分以内にとか時間を制限しましょう。
2：自分の生活スタイルにあった情報に絞る
ご自分と似た環境や現実的にできそうな情報のみをピックアップしましょう。
例えば単身者なら「一人暮らしの節約術」、子育て世帯なら「家族での節約方法」に焦点を当てるなどです。
3：シンプルな節約方法から開始する
最初は3つの簡単な節約方法のみを実践しましょう。
- 毎日の支出を記録する
- 週1回の食材まとめ買いをする
- 不要な定期購読を見直す
4：周りの意見に惑わされない
自分の価値観や生活スタイルを明確にし、それに合わない節約術は取り入れないようにします。
「これは自分に合わない」と判断する勇気を持つことが大切です。
ずっと続けられる！無理なく節約を続けるコツ
どうせ節約をするなら、途中でやめずにコツコツと継続したいと思う方も多いはずです。
では具体的にどのような費用を節約していけばいいのか？
ここでは、実際に僕が取り組んで成果が上がっているコツをご紹介いたします。
支出の見直し：固定費
支出を見直す際に、固定費と変動費を意識することが重要です。
固定費は毎月必ず発生する費用、変動費は月によって変動する費用のこと。
固定費は毎月必ず発生する費用なので、ここを見直すことで大きな節約効果が期待できます。
しかも一度見直せば、その後も継続的に節約し続けられるでしょう。
通信費
通信費が家計に占める割合も増加しています。
しかし、家計を見直す際に見逃しがちなのが、この「通信費」です。
そこでおすすめなのが、格安SIMへの乗り換え。特に、「楽天モバイル」は手軽さと低価格が魅力で、多くのユーザーに選ばれています。
では、楽天モバイルに乗り換えることで、どれくらいの節約が可能なのでしょうか？具体的な数字をもとに解説します。
楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルの料金プラン「Rakuten最強プラン」は、データ使用量に応じて3段階の料金設定がされており、多くのユーザーにとって魅力的なプランといえます。
- 3GBまで: 1,078円（税込）
- 20GBまで: 2,178円（税込）
- 無制限: 3,278円（税込）
この料金体系は、特にデータ使用量が少ない方にとって、かなりお得です。
多くの人にとってかなりの節約になるでしょう。
大手キャリアとの比較
次に、大手キャリアの料金プランと比較してみましょう。
例えば、ドコモやauの主力プランを例に挙げます。
- ドコモ eximo: 7,315円
- au MAX 5G / 4G: 7,238円
このように、楽天モバイルの料金は、大手キャリアと比べて非常にリーズナブルです。
では、楽天モバイルへの乗り換えで実際にどれだけ節約できるのでしょうか？以下の表にまとめました。
| データ使用量 | ドコモeximo | auスマホミニプラン | 楽天モバイル | 節約額 |
| 3GBまで | 5,665円 | 5,665円 | 1,078円 | 4,587円 |
| 20GBまで | 7,315円 | 7,238円 | 2,178円 | 5,060円〜5,137円 |
| 無制限 | 7,315円 | 7,238円 | 3,278円 | 5,060円〜5,137円 |
この表から分かるように、どのデータ使用量でも楽天モバイルへの乗り換えによって大幅な節約が期待できます。
特に、データ使用量が少ない場合は、月々約5,000円の節約になることもあります。
ただし通信エリアや速度、初期費用なども考慮し、ライフスタイルに合った選択をすることが重要です。
通信費の見直しは、家計改善の第一歩。この機会に、自分の通信状況を再確認し、最適なプランに切り替えてみてはいかがでしょうか？
楽天モバイルについては、こちらの記事でも詳しく解説していますのでご覧ください。
光熱費
電力やガスの自由化により、様々な会社から選ぶことができるようになりました。
ご自身に合ったプランを選ぶことで、年間数万円の節約になることもあります。
たとえば、楽天でんきや楽天ガスなどのサービスは楽天ポイントがもらえたり、auでんきなどはPontaポイントも溜まるので実質的に節約になります。
楽天でんきと楽天ガス
楽天エナジーが提供する楽天でんきと楽天ガスは、楽天ポイントが貯まるサービスを提供しています。
楽天でんきの「プランS」は基本料金が0円で、電力量料金が一律に設定されています。
楽天ガスは東京ガス、東邦ガス、関電ガスのエリアで供給されており、ガス代の支払いで楽天ポイントが貯まるのが魅力。
しかも電気とガスを一緒に契約すると、楽天ポイントがお得に貯まります。
電気だけの契約だと、200円使うごとに1ポイントしか貯まりませんが、電気とガスをセットで契約すると、100円使うごとに1ポイント貯まるんです。
さらに楽天カードで支払いをすれば、100円ごとにさらに1ポイントが追加されますよ。
auでんき
auでんきでは、電気料金に応じてPontaポイントが還元される仕組みがあります。
電気料金が8,000円以上の場合は5%、5,000円から8,000円未満の場合は3%、5,000円未満の場合は1%のポイントが還元されます。
ポイントは自動的に還元され、特別な手続きは不要です。
主婦の方など家計のお財布を握っている方には案外朗報かもしれません。
ぜひお住いの地域で提供しているサービスを見て検討してみましょう。
支出の見直し：変動費
食費
自炊の回数を増やすことが大切です。
例えば、週に3回外食していたのを1回に減らすだけでも、年間で数万円の節約になります。
自炊であれば、1食あたり200円〜300円程度で済ませることも可能です。
食材を無駄なく使い切る: 冷蔵庫の中身を把握し、使い切るようにメニューを考えましょう。
また、特売日にまとめ買いをする際は、冷凍保存を活用して食材を無駄にしないことも大切。
旬の食材を活用する: 旬の食材は、味が良いだけでなく、価格も安いため、食費節約に役立ちます。
夏ならキュウリやナスを使った料理、冬なら白菜や大根を使った鍋など、旬の食材を積極的に取り入れましょう。
交際費
例えば、居酒屋で1回5,000円使っていた飲み会を、家飲みで1,000円に抑えるられれば、1回あたり4,000円の節約になります。
これは大きな効果が期待できますね。
また、外食を楽しみたい場合は、「ホットペッパーグルメ」や「ぐるなび」などのクーポンサイトを活用して、飲食店の割引クーポンを探してみましょう。
上手に使えば、外食でも賢く節約できます。
こうした工夫で、交際費を抑えつつ楽しむことが可能です。
沖縄でも効果的！すぐに実践できる節約術
ガソリン代はクレジットカードでポイントを稼ぐ
通勤や買い物に車を使うことは、沖縄での生活では欠かせません。
家族の送迎など毎日使っている人も多いでしょう。
たとえば、ガソリンは近くのエネオスなどで給油すると、楽天やVポイントを貯められます。
実際にこれで毎年、年間約1万ポイント近く貯めることができていて、自分や家族にプレゼントしています。
さらにガソリンの支払いにクレジットカードを使えば、さらにポイントを貯められるのでおすすめ。
おすすめのクレジットカードについては、こちらも参考になさってください。
沖縄の光熱費
沖縄で最も光熱費がかかるのは、エアコンでしょう。
しかし、エアコンを上手に使えばストレスなく快適に過ごせます。
特に効果を感じたのが、扇風機やサーキュレーターとの併用です。
エアコンの冷風は下に溜まりやすいですが、扇風機やサーキュレーターを使うことで、部屋全体に冷風を循環させられます。
これにより、部屋の温度ムラが減り均一に涼しくなるので、ぜひ試してみてください。
また、エアコンの設定温度を1度上げるだけで、電気代は約10％下がると言われています。
無理なく節約できる方法として、おすすめです。
食材の高騰は工夫次第で節約できる
最近では、食材全般の物価や輸送費の影響で食費が高くなってきています。
食材を買ってきたら、まとめて作り置きするのがおすすめ。
特に野菜はカットして冷凍保存しておくことで、食材のロスを減らせて自炊の時間短縮にも役立つので一石二鳥です！
また、米の価格が高騰している今、少しランクを下げたお米を購入して工夫するのも効果的。
例えば、炊飯時に米1合に対して小さじ1/2程度のオリーブオイルを入れると、オリーブオイルの保湿効果でご飯がパサつかず、ツヤのある仕上がりになるんです。
冷めてもおいしさが長持ちするのも魅力的。
さらに、炊飯時に岩塩をひとつまみ加えるのも最近のお気に入りです。
岩塩に含まれるミネラルがご飯の甘みを引き出し、ふっくらツヤツヤに炊き上がります。
小さな工夫ですが、いつものご飯が格段に美味しくなるので感動しました。
日持ちが良くなるのも嬉しいポイントですし、ミネラル補給にもなります。
工夫次第で、食材費を節約することが可能です。
ぜひ、これらの方法を試してみてください！
まとめ
節約疲れを感じている方は、まずご自身がどのタイプに当てはまるのかを把握し、適切な対策を取り入れてみてください。
決して我慢しすぎず、目標設定を見直し、情報に振り回されないようにしましょう！
小さな工夫を積み重ねることで、家計の負担を軽減し、心豊かな生活を送れるようになります。
節約は決して楽なことではありませんが、賢く楽しく節約生活を送りましょう！
