「沖縄に移住したい!でも、良い転職先が見つかるか不安…」
「実際に沖縄移住した人たちは、どんな働き方をしているの?」
南国らしい鮮やかな花々と緑、エメラルドグリーンに輝く美しい海に囲まれた沖縄。
本島北部へ行けば、世界自然遺産にも登録された豊かな森、きれいな清流や滝など自然に触れられる素晴らしい環境がすぐ身近にあります。
そんな沖縄へ「いつか移住してゆとりのある快適な暮らしを送りたい!」と考える人も多いのではないでしょうか。
しかし移住を現実的に考えていくと、仕事はあるのか、転職はできるのか、給料はいくらなのか…といろいろな不安もでてくることでしょう。
そこで今回は沖縄の【転職・給料事情】について詳しくご紹介します。
沖縄移住を本気で考えている方、情報を集めて転職の準備をしたい方に読んでほしい内容ですので、ぜひ最後までご覧ください!
沖縄移住後に転職を考えている方へ
沖縄移住を成功させるために転職し、新しい環境に飛び込んでいくのはとても勇気のいることです。
事前に沖縄に長期滞在し、仕事探しや住まい選びができれば不安も減りますが、実際は費用と時間の問題があり難しい方が多いでしょう。
その不安を解消するには、転職サイトや転職エージェントを活用し転職に関する情報を集めることが有効です。
全国展開している求人数が豊富な大手エージェントから、地域に根差した地元の求人情報に強い沖縄のエージェントまで、さまざまな情報源があります。
まずは転職や求人の情報を発信しているサイトから情報を集め、転職エージェントに登録し相談してみましょう。
「エージェント登録」と聞くと、なんだか難しくて緊張しそうですが、登録は基本的に無料で、入力などにかかる時間は3分程度で済みます。
合わないなと思ったらすぐに退会できるので、まずは3〜5つくらいのエージェント登録をして、情報収集をしてみると良いでしょう。
私も登録したことがありますが、どこもメールの返事が早く丁寧で、オンラインでの無料相談でも親身になって話を聞いてくれるなど、印象の良いところばかりでした。
以下、おすすめの転職エージェントをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめ大手転職エージェント3選
エージェント名 | 特徴 |
リクルートエージェント | 業界最大級、21万件以上の求人数 就活のエキスパートであるリクルートグループのサービス |
doda(デューダ) | 2023年オリコン顧客満足度調査で第1位(20代部門) 手広い業種と海外含む大規模な求人数で幅広い年齢層から人気 |
マイナビエージェント | 専任エージェントが転職活動を場面ごとに丁寧にフォロー 20〜30代から圧倒的な支持を得ている |
おすすめ沖縄転職サポート3選
サポート名 | 特徴 |
沖縄県キャリアセンター | 15歳から40代前半までの方の就職支援を主な目的とした沖縄県の関係機関 |
ITキャリア沖縄 | ITエンジニア転職支援のサポート IT業界の求人を掲載 |
県内企業人材確保支援事業「りっか沖縄」 | 県内企業とのマッチングをサポート Uターン・Iターンの就職希望者に対する情報が豊富 |
沖縄の給与水準について
「収入が低い」といわれている沖縄。その実態はどうなのでしょうか?
日本のビジネスパーソンの平均年収を毎年ランキングで発表している求人情報・転職サイト【doda(デューダ)】の調べによると、沖縄の平均年収は3年連続でワースト1位となっています。
ここ3年間の都道府県別ランキングの上位、下位3県がこちら。
2022年 最新版 | 2021年度 | 2020年度 | |
1位 | 東京都(440万円) | 東京都(438万円) | 東京都(444万円) |
2位 | 神奈川県(423万円) | 神奈川県(422万円) | 神奈川県(430万円) |
3位 | 千葉県(410万円) | 千葉県(408万円) | 千葉県(412万円) |
45位 | 高知県(349万円) | 高知県(354万円) | 鹿児島県(360万円) |
46位 | 鳥取県(347万円) | 山形県(350万円) | 山形県(358万円) |
47位 | 沖縄県(341万円) | 沖縄県(336万円) | 沖縄県(348万円) |
金額に少し推移が見られますが、上位ランキングの3県は順位が変わっていません。
それに比べて、下位ランキングの3県を見てみると、沖縄は3年連続最下位をキープしており、45位と46位は年度によって入れ替わりが見られます。
また、厚生労働省が出している令和3年度の都道府県別賃金(月収・男女計)のデータによると、同じく最も高かったのは東京都の362,200円で、全国計の307,400円を大きく上回っています。
比べて沖縄は、250,800円となっており、青森・岩手・秋田・宮崎と並んでワースト5位。
以上の統計データなどから、沖縄の収入・所得は全国平均と比べるとやはり低く、厳しい状況にあるといえるでしょう。
沖縄移住後のおすすめの働き方5つ
沖縄の収入・所得が全国平均と比べると低く、厳しい現状であることをお伝えしましたが、すべてがそうではなく、高収入・好条件の仕事もあります。
ゆとりのある理想の暮らしを実現するには、生活を安定させる「仕事」と「収入」が大前提です。
ここでは、沖縄移住を成功させるためのおすすめの働き方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
県内企業に就職する
美しい海と豊かな自然を誇る沖縄は、その地理的優位性と独自の文化や歴史を持つ魅力あふれる県です。
観光、情報、物流などさまざまな分野において沖縄が交流拠点となり世界と日本をつなぐ「沖縄県アジア経済戦略構想」もあり、自立型経済の発展にも取り組んでいます。
沖縄への移住、転職を考えるときには県内企業の情報を集めてみましょう。
【2023年最新】沖縄県の平均年収ランキング
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 | 設立年 | |
1位 | 沖縄電力 | 763万円 | 40.0歳 | 1542人 | 1972年 |
2位 | 沖縄セルラー株式会社 | 705万円 | 40.6歳 | 228人 | 1991年 |
3位 | 琉球銀行 | 578万円 | 40.2歳 | 1400人 | 1948年 |
4位 | 沖縄銀行 | 549万円 | 37.9歳 | 1100人 | 1956年 |
5位 | サンエー | 473万円 | 34.3歳 | 1541人 | 1970年 |
(出典:年収ランキング)
関連記事:【2022年最新】沖縄で給料の高い仕事や最新情報を徹底解説
専門職・資格を活かして働く
沖縄移住をする人の中には、教員や保育士、看護師などの専門職や資格を持っている人が多いです。
教育や医療の専門職は、沖縄で人員不足が問題になっていて需要が高まっています。
専門性や資格を活かし、教育環境や保育施設、地域の健康施設で働きながら地域社会へ貢献することも可能です。
海に関連する仕事につく
やはり沖縄といえば海!美しい海に関連した仕事を探すのも魅力的です。
観光立県としての沖縄では、下記のような海とつながる仕事も多く存在します。
- ダイビングショップ、マリンショップ店員
- ツアーガイド
- リゾートホテル勤務
海に関連する仕事では、自然とのふれあいで癒されながら、訪れる人々に素晴らしい海の魅力を伝えられます。
沖縄の海が好きな方は、マリン系の仕事に従事すれば楽しく仕事を続けられるでしょう。
カフェを開業する
カフェを開業して、地域の人々に癒しの空間を提供する道もあります。
自分のアイデアや料理を通じて新たな風を吹き込むことができ、お客さんや地元の人々との交流も楽しめます。
ロケーションが素晴らしい沖縄では素敵なカフェがたくさんあり、観光客だけでなく地元の人々も多く利用している現状もあるんです。
カフェ経営とあわせて雑貨や食材を販売したりイベントを主催したりと、それぞれのコンセプトがありコミュニティの場となっているカフェも多いです。
IT関連の仕事につく
沖縄は昨年、復帰50年の節目を迎え、またコロナによる多大な影響を受け、これからの経済を大きく見直していく流れがあります。
従来の「3K(基地・公共工事・観光)」依存から脱却し、さらなる発展を目指すために新たな柱として力を入れているのが「ICT(情報通信技術)」の分野といわれています。
そこでIT業界は人材のニーズがあり、ITスキルを身につけられれば移住や転職の際に大きく役立つことが想定され、安定した収入を得ることが可能です。
IT関連の仕事は場所を選ばずに働けるため、沖縄移住をする人でITやWeb系の職業の方は多くいます。
関連記事:自宅で仕事がしたい人必見!沖縄で自由に仕事ができる方法
関連記事: Webライターとして稼ぐ!5つのステップを紹介
沖縄移住18年目の筆者の働き方を紹介!
私は転職ではなく異動というかたちで沖縄に移住し、あっという間に18年も経ちました。
当初は3年くらいで元の部署に戻る予定だったのですが、沖縄で暮らす日々が充実しすぎて元の生活に戻れなくなってしまい、そのまま居着いています!
平日は仕事に集中し、週末は車で出かけてビーチへ行ったりカフェめぐりをしたり、沖縄の自然を満喫しリフレッシュしてまた仕事を頑張る。
たまに数日のまとまった休みが取れたら、足を伸ばして船に乗って離島へ行き、ゆったり島時間を楽しむのが最高の癒しです。
Webライターの仕事をはじめてからは、週末にお気に入りのカフェで記事を書き、大好きな沖縄の魅力を発信できる新しい楽しさと充実感を味わっています。
沖縄移住をしたいと考えている方は、それぞれの夢やビジョンがあると思いますが、本当に素晴らしいところなのでぜひ実現してほしいです。
沖縄移住後の生活を成功させるポイント3つ
1.支出を抑えて出費を減らす
沖縄移住の素晴らしさやおすすめの働き方などをお伝えしてきましたが、やはり希望する転職先や好条件の仕事につく難しさもあります。
安定した暮らしを送るためには、支出を抑えて出費を減らす生活の工夫が大切です。
例えば、毎日の「食事」。
仕事や家族構成にもよりますが、外食ばかりが続くと出費がかさみ、栄養面の偏りも出てくるので、自炊をおすすめします。
食材を買うときは、地元の値段が安いスーパーや新鮮な野菜が手頃な価格で手に入るマーケットなど、近いところでお得なお店を見つけておきましょう。
スーパーによって毎週日替わりでお得デーや、安売り市など企画がありますので、チラシなどでチェックするのも大切です。
もうひとつ、積み重なって大きな出費につながるのは「家賃」。
快適な暮らしを支える基盤となる家は、住み心地の良さも大切ですが、毎月の出費になる家賃も重要です。
自身の収入を計算したうえで適切な価格の物件を選び、安定した暮らしを送れるようにしっかり確認しましょう。
関連記事:沖縄移住するならどこがいい?移住者におすすめの街を紹介!
2.県外の企業と仕事をする
沖縄移住を成功させたい方に考えてほしいのは、県外の企業と仕事をすること。
地元企業も魅力的ですが、求人が少なかったり、給料が安かったりと条件を満たすところを見つけるのが難しいことが多いので、県外企業の情報も積極的に集めてみましょう。
なかでもIT関連の仕事は場所を選ばずに働けるため、沖縄移住をする人で転職先にITやWeb系の職業を選ぶ方は多くいます。
特におすすめなのは「Webライター」です。
特別な資格やスキルが必要なく、スマホやパソコンがあれば仕事をはじめられるので、事務所を構えたり在庫を抱えたりと、負担やリスクを負う心配がいりません。
ライティングができるといろいろなビジネスにつなげられますし、セールスライティングを学び「相手が必要とする文章」を書けるようになれば、案件が増えて文字単価が上がり、収入増につながります。
また、Webライターの仕事を受けられれば、沖縄に住みながら東京と同じ水準で給料を得ることも難しくはありません。
この「やんばるメディア」のオーナーであるかみざとが運営する「やんばるエキスパート」では、短期間でITスキルを身につけられ、実際に多くのエンジニアやライターを輩出しています。
私自身も完全なIT初心者でしたが、この「やんばるエキスパート」のライター講座を受けライティング技術を教わり、3ヶ月後には記事執筆の仕事を受けられるようになりました。
もし、ITスキル(特にWebライターとして収入を得る方法)を学びたいと思った方は「かみざとのLINE」にぜひ登録してみてください。
3.大切にしたい「暮らし」を見つけ、それを守る
沖縄移住を成功させるポイントをご紹介してきましたが、そもそも何をもって「成功」と言えるのでしょうか。
人それぞれ目指すライフスタイルや興味関心、価値観が違うので、当然「成功のとらえかた」は異なります。
沖縄に移住し18年暮らしている自身の経験や、長く住むなかで出会った、充実した生活を送っている移住者の人々の話を聞いても、答えは人それぞれとしか言えません。
ですが、いくつか共通点があります。
例えば、新しい環境で自分が成長し、幸せを感じていることを実感すること。
沖縄の美しい海や自然に囲まれた環境での生活が、心身の健康を高め、穏やかな気持ちをもたらすと気づくこと。
地域社会との関わりを大切にし、新しい友人とのつながりを築くことも成功につながる一つの要素かもしれません。
自分自身が何を大切にし、どのような生活を築きたいかを考えることが成功につながるのではないでしょうか。
沖縄に移住した人、これから移住を実行する人すべてが、それぞれの「成功」を実現できるとうれしいです。
まとめ
今回は、沖縄移住を本気で考えている方、情報を集めて転職の準備をしたい方に知ってほしい内容をまとめてご紹介しました。
新しい環境に飛び込むのはとても大変なことですし、生活の基盤となる収入を確保するために仕事を見つけて転職することは容易なことではありません。
それでも、大変なことを乗り越えて実現した沖縄移住後は、とても素晴らしい魅力にあふれる日々が待っていると、経験者として声を大にして言えます。
沖縄が大好きで移住や転職を決意したみなさんが、後悔せずに幸せで充実した沖縄ライフを送ってくれるとうれしいです。