「貯金1,000万円で本当にセミリタイアできるの?」
「セミリタイアに憧れるけれど私にはムリそう…」
あなたも、このようなことを考えたことはありませんか。
働き方の選択肢が増えるなかで、自分自身の生活スタイルについて考え始めた方も多いです。
そこでこの記事では、貯金1,000万円でセミリタイアを実現する方法を解説します。
「セミリタイア生活を実現させたい」
「老後の心配をせず、ゆたかな生活を送りたい」
「そもそもセミリタイアって何だろう?」
ひとつでも思い当たることがある方は、ぜひ記事をお読みください。
メディア監修 かみざと
沖縄で豊かに暮らせる人を増やす活動をしています。直近の目標は、沖縄で月商100万円以上のフリーランスを5名以上育てることです。
【実績】
・年商数億円規模企業のマーケター
・年商1000万円規模企業のマーケティング責任者
・年商5000万円規模IT企業代表
・月商50万円以上フリーランス多数輩出
セミリタイアとは?
あなたは「セミリタイア」という言葉にどんなイメージを持っていますか。
働かずにのんびり生活することを思い浮かべるかもしれませんね。
しかし実際は、必要なぶんだけ働いたあとは自由に暮らすというライフスタイルを指します。
同じリタイアでも、まったく働かずに資産や不労所得のみで生活する「完全リタイア」とは別物というわけです。
また、セミリタイアと似たような意味で「早期リタイア」「FIRE」という言葉もあります。
「早期リタイア」は定年前の早期退職、「FIRE」は早期退職後に投資で生計を立てる暮らし方。
どちらも、退職金をもらってから辞めるという点がセミリタイアとの違いです。
自分の時間を大切にする暮らし方
ところで、セミリタイア生活とは実際どのようなものなのでしょうか。
ひとことで言うと、働く時間を減らして自由な時間を増やす暮らし方です。
労働時間をけずり、浮いた時間を自分の好きなことに使う。
収入が減ったぶんは、貯金や資産、わずかな労働で補いながら暮らす。
つまり、セミリタイアはお金よりも時間の価値を重視するくらし方だと言えるでしょう。
時間に余裕ができると、これまでガマンしていたことにも挑戦できるようになり、人生の選択肢が広がります。
家族との時間、自分の趣味、ライフワーク探しなど、優先順位を自分で決められるので、やりたいことをガマンしない生活を手に入れられるのです。
セミリタイア生活のメリット
では次に、セミリタイア生活のいいところを見てみましょう。
セミリタイアのメリットとして、主に以下の3つがあげられます。
- 自由な時間が増える
- 仕事のストレスが減る
- 人生の選択肢が増える
まず、労働時間が減ることによって、自由に使える時間が増えます。
たとえば1日の労働時間を8時間から4時間に減らすと、時間に余裕が生まれますよね。
この場合、月に100時間以上も自由な時間が増えることになります。
浮いた時間は自分の好きなことに使えるので、新しいことに挑戦したり、趣味に充てたりすることができるのです。
また、仕事のプレッシャーや人間関係のストレス、満員電車からも解放され、おだやかな時間を手に入れられます。
セミリタイア生活にはリスクもある
こうやって見てみると、セミリタイアへの憧れがどんどん膨らんできますよね。
しかし、いいことばかりに見えるセミリタイア生活にもリスクがあります。
そのひとつが、金銭的なリスクです。
セミリタイアすることにより、働く時間が少なくなります。
そのため、セミリタイア前にくらべて収入も減ってしまうのが現状です。
それに加えて、社会的信用が低下するというリスクもあります。
住宅ローンが組みづらい、クレジットカードが作れないなど、会社員のころは気にしなかった問題が起こってしまうのです。
このように、セミリタイア生活もいいことばかりではありません。
セミリタイアが本当に自分の理想なのか、ライフプランを立てたうえで判断することが重要です。
貯金1,000万円でセミリタイアする方法
では、セミリタイアを実現するためにはどうしたらいいのでしょうか。
いろいろな課題があるなかでも、金銭的な不安を抱えている方が多いはずです。
どのくらいの蓄えが必要なのか気になりますよね。
これはライフプランによって変わりますが、目安となるのが貯金1,000万円です。
たとえば、50歳でセミリタイアした人が、80歳までに必要な金額を考えてみましょう。
貯金1,000万で30年生活するわけですから、毎月3万円ほど使えることになります。
収入がゼロだと厳しいですが、働くことが前提のセミリタイアであれば不可能な話ではありません。
とはいえ、突発的に判断するのはとても危険です。
セミリタイアを実現させるためにも、以下3つのポイントを意識して計画を立ててみましょう。
固定費
まずは、住居費や光熱費などの固定費です。
これらは毎月の支出で大きく変動することがないので、セミリタイアを目指すうえで重要な目安となります。
現状かかっている金額を知るのはもちろん、今後どのような生活を目指すのかシミュレーションしてみるといいでしょう。
たとえば、都心のタワーマンションに住むのと、郊外の賃貸で暮らすのでは、当然ながら必要な金額が変わります。
また、保険料や年金、自動車の維持費など、セミリタイア後も変わらない支出があるはずです。
これらをきちんと把握しておくことで、ムリのないセミリタイアを実現できます。
ちなみに固定費が少ない人ほど、早期のセミリタイアが現実的になりますよ。
生活スタイル
次に、セミリタイア後の生活スタイルです。
そもそも、セミリタイアは理想の生活を手に入れるための手段なので、ここが明確になっていないまま目指すのは、あまりにも無謀すぎます。
それに、貯金1,000万円でセミリタイアできたとしても、理想の生活ができなければ意味がありません。
そうならないためにも、まずは自分が理想とする生活スタイルを思い浮かべて、イメージを固めておくようにしましょう。
また、田舎暮らしをしたい、海外に移住したいなど、どのような生活をしたいのかによって必要な金額が変わります。
もし貯金1,000万円でセミリタイアを目指すなら、時間のゆとりを重視する生活スタイルのほうが現実的かもしれません。
年齢
最後に、セミリタイアを目指す年齢です。
あなた自身、何歳くらいを目安にセミリタイアしたいのか決まっていますか。
若いうちにいろいろなことに挑戦したいのか、50代になってゆとりある暮らしができればいいのか。
このように、あなたが理想とする年齢によってライフプランが大きく変わります。
年齢が若いほど自由な時間は増えますが、そのぶん必要な資金も高額になるわけです。
長い目で見ているのであれば、同じ1,000万円を用意するのでもハードルが低くなりますよね。
貯金1,000万円でセミリタイアを実現するためには、目標とする年齢の目安を決めておくことも重要です。
1,000万を貯金するために必要な3つのこと
ここまで読んでいただいたあなたも、セミリタイアのイメージが沸いてきたのではないでしょうか。
なかには「1,000万円も貯金がない」という人もいるかもしれませんが、あきらめなくて大丈夫。
セミリタイアを実現するために、まずは1,000万円を貯めるところから始めましょう。
しかし、あれこれ手を付けてしまうと逆効果になることもあるので注意が必要です。
なにから始めたらいいのかわからないという人は、まず以下の3つに取り組んでみてください。
- 支出を減らす
- 副業で稼ぐ
- 資産を増やす
では、ひとつずつ説明していきますね。
(1)支出を減らす
まずは、日々の支出を少しでも減らしていきましょう。
とくに、光熱費、通信費、食費、サブスクなどの固定費は、はじめに契約した内容のまま使い続けていることが多いです。
ムダに払っているものがないか、この機会に見直すことをおすすめします。
たとえば、スマートフォンの契約を大手キャリアから格安SIMに切り替えるだけで、数千円の節約も可能です。
面倒に感じるかもしれませんが、ほんの少しの手間でセミリタイアに大きく近づけます。
毎月の給与を上げるのは大変ですが、支出はちょっとした工夫で減らせますよね。
効率よくセミリタイアを目指すためにも、日々の支出を見直してコツコツと節約していきましょう。
(2)副業で稼ぐ
先ほども書いたとおり、毎月の給与を上げるのは大変なことですよね。
だからといって、いま以上に収入を増やすことはムリだと思っていませんか?
そんなときは本業だけで稼ごうとせずに、副業で収入源を増やしてみましょう。
副業をする余裕がない、自分にはムリだ、と言ってあきらめないでください。
たしかに、ある程度のスキルが必要なものもありますが、メルカリで不用品を売るのも立派な副業です。
本業をしながらWebライターとして活躍している人もたくさんいますし、著者自身も副業ライターのひとりです。
むずかしく考えず、まずは自分にできそうなもの、得意なことからはじめてみましょう。
(3)資産を増やす
支出を減らして得た余剰金や副業収入を、ただ貯金しているだけではもったいない。
そこで次は、貯蓄で増やすということを意識しましょう。
ところで、貯金と貯蓄の違いを知っていますか。
この違いを知ることで、資産を増やすための選択肢が一気に増えます。
念のため、以下で確認しておきましょう。
- 貯金:お金そのものを貯めること
- 貯蓄:金融資産を蓄えること(お金、投資信託、株式、保険、不動産など全般)
投資という観点でいうと、2024年1月から新NISAがはじまります。
NISA口座を開設したことがないという人は、この機会に用意してみるのもいいでしょう。
ただし、セミリタイアする時期を早めたいからといってムリをするのは逆効果です。
投資には余剰資金を使い、生活防衛費を確保しておくことを忘れないでください。
セミリタイア資金を貯めるなら副業がおすすめ!
会社員の方やアルバイト・パートなどのみで生計を立てている方は、昇進したり働く時間を今よりも増やすなどしないと、給与を上げるのは難しいですよね。
そこでおすすめなのが、副業でセミリタイア資金を貯めることです。
副業といえばさまざまな仕事がありますが、なかでもおすすめなのが「Webライター」です。
Webライターは、Web上の記事や、メルマガ、YouTubeの台本などを書く仕事で、ネットとパソコン1台さえあれば自宅でもカフェでも働けるのが魅力。
筆者も、沖縄の自然豊かな場所に住みながら副業ライターで副収入を得て暮らしています。
Webライターについて詳しくしりたい方は、ぜひ以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
まとめ
この記事では、貯金1,000万円でセミリタイアを実現する方法をご紹介しました。
貯金1,000万円でセミリタイアを実現するためには、自分が目指したいライフプランをきちんと設計することが重要です。
固定費、生活スタイル、年齢の3つの観点から、理想のセミリタイア生活を書き出してみてください。
文字にすることでより明確になり、貯金1000万円へのモチベーションにもなりますよ。
この記事をきっかけに、セミリタイア生活への1歩を踏み出していただけたらうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。